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恋愛対象「ケンガイ」から学ぶ、理屈じゃない恋愛論

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男性向けの恋愛漫画っつーと、冴えない感じの主人公がビジュアル的に可愛らしい女の子に恋心を抱くシチュエーションが多いような気がするし、女性向けの恋愛漫画っつーと、その逆がテンプレ。

時に男性向けの恋愛漫画となると、ちょっとエッチなシーンを入れるとか、女の子の萌え要素とかを入れていかないと、なかなか恋愛だけで成立させるのって難しいですよね。スポーツとの抱き合わせってカタチで結構見るような気もするし。

 

そういう意味では、本作はまさに恋愛ジャンルのみで勝負している作品で、しかも内容が「恋愛対象圏外にジャンル分けされる女性」にスポットを当てていることもあり、非常に斬新な恋愛漫画と言えるのでは?

というわけで今回は、理屈じゃない恋愛論を描いた漫画「ケンガイ(全3巻完結済み)」を紹介します。

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マンガ概要

就活をドロップアウトして、
レンタル屋さんでバイトを始めた主人公の伊賀くん(23)は、
1コ上の先輩・白川さんに一目惚れ。

ぱっと見、悪くないルックスの彼女。
ところが、職場の先輩達からは
「マニアックな映画にしか反応しない変わり者」という評判しか聞こえてこない。

さらに、彼女がいつもつるんでいる同僚と
2人セットで「圏外」と呼ばれており、
恋愛対象からは完全に除外されていて…!?

白川さんにあれこれ接触してみたり
オールナイトの映画を二人で観に行ったりしてみても
進展があるのやらないのやら…という感じのもどかしい毎日。
おまけに職場の先輩達との雑談のネタにもできないビミョーな恋心を抱えて今日もバイトに向かう伊賀くん…

はたしてこの恋、アンテナの立つ日は来るのか…??

 

見所をチェック!!

やたら他人に厳しいジャッジマンに対して何を思うか

 

本作の趣旨としては「恋愛対象圏外になるような女性」っていうのが根底にあって、それを二分するジャッジマンがいるわけです。

そりゃみんな人間ですから、どう考えても恋愛対象外になるっていう相手もいるだろうし、「その人と付き合うくらいなら独りでいい」って思うような基準の相手もいるでしょう。

 

ただ、中には「お前、自分のことを棚にあげて好き勝手言ってんなぁ」って人もいるじゃないですか?

あんまり人の見た目でレベルの高低を言いたくないけど、そんなにレベルの低くない人もブス呼ばわりする人っているでしょ?そういう人に対してどう思うかってのが、本作の1つのテーマかと。

 

僕はどっちかっていうと、卒業アルバムを開いて可愛いと思う子をせーので指差すゲームで、人と被ったことがほとんどなかったし、なんならちょっと小馬鹿にされるくらいのアレだったんで、本作の恋愛観みたいなものはすっげー夢中になりました。

そういうのを馬鹿にしてきた側の人に刺さるかどうかは分からないけど、人と違う異性を好きになった経験がある人、なんでこの人を好きになったのかという理屈が分からないまま恋をした経験がある人には絶対的に読んで欲しい。…と思える作品です。

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見たことがないほどのこじらせ女子

 

本作で主人公が好きになってしまった相手というのは、絵で見るビジュアルに関しては「そんなに悪くない(というか見た目の冴えなさは表現されていない)」と感じるものの、内面や性格的なものに関してはかなり難ありという感じ。

それこそこれまでに恋愛に対してトラウマがあるのか、恋愛に対して何も期待していない感とか、自分に近寄ってくる男子が罰ゲームなんじゃないかとか考えてしまうレベルです。

 

これまでの僕の人生経験においては、このレベルのこじらせ女子は見たことがないので、未知の生物を見ているような感じで、とても引き込まれました。

彼女が映画が好きだから、好きな人と一緒に映画を見たいって思うのは自然な感覚なんだけど、そもそも相手からしてみれば「自分のことを好き」って意識が微塵もないわけで。そうなると「何かの下心があるのでは?」って考えるのも分かるような気がする。

 

でも、言ってみればそれは「そういう下心を持っているように見られてる」とも言えるし、胸中が複雑なのは言うまでもないですよね。

「なんでこんな奴、好きになったの?」って疑問もあるけど、若い頃なんて夢に出てきただけでも好きになったりするから、「好きになったことは仕方ない、あとはこの気持ちと相手にどう向き合っていくか」って部分を見届けよう、うん。

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ケンガイを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想

例えば少女漫画とかにありがちな展開として、見た目的には普通に可愛いビジュアルをしているのに「地味で男子と接してこなかった…」的な感じっていうんでしょうか。

本作に登場する、いわゆる「恋愛圏外の女性」っていうのが、見た目的にそこまで可愛くないって感じでもないので、イマイチどれくらいのレベルなのかって部分を計りかねるんだけど、一風変わった恋愛漫画って意味では男性読者が取っ付きやすいテーマなんじゃないかと思う。

 

恋愛に理屈はないって思うし、もしこれまでの人生において「自分が好きになった人が圏外扱いされることが多かった人」にとっては、少し不思議な恋愛漫画に移るはず。

僕もブス専って呼ばれて生きてきたけど、自分にその自覚がないもんだから、本作を読んで自分の恋愛観が肯定されたというか、他の恋愛漫画では感じることのできなかった新たな面白さみたいなものを見つけられました。

 

登場人物にクセがあって、果たしてハッピーエンドになるのか、それとも恋に破れて終わるのか。1巻の段階ではまったく予想もつかないです。

どんな展開になるかは分からないけど、たぶん一生懸命応援しながら読むことになるかと。ハッピーエンドも悪くないけど、そうならない方が作品として面白くなるような気もしたりして、とにかく男性読者でも夢中になれる恋愛漫画だと思います。

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全3巻を読んだトータル的な感想

単純に「唯一無二の恋愛漫画」という感想です。

どうなるんだろうって思いながら一気読みしたけど、結末に関しては1つの恋愛のカタチとしてアリだと思ったし、変に「愛してる」って言葉が飛び交うよりも信用に値するというか、こういう恋愛の方がいいなって思いました。

本作で描かれているのは大人の恋愛で、職場での人間関係なんかも影響してきてるんだけど、学校のヒエラルキーにも似たような部分があるし、広い年齢層の読者が楽しめる恋愛漫画なんじゃないかと(どっちかっつーと大人向け)。

 

全3巻ってボリュームだから、読み始めるハードルも低いし、スッと入ってくる物語です。打ち切りとは違って、あえて3巻にまとめてきている感じだから、着地もめちゃくちゃ綺麗。

世の中には色んな恋愛のカタチがあるってことで、本作もまたそんな1サンプルの恋愛だったんだなぁと。それ以上でもそれ以下でもなく、普通に素敵な物語でした。

 

あとがき

ただ感激したんです こんな美しい女性に 優しく接してもらった事がなくて

 

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