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全20巻以内で完結する面白くておすすめの漫画を紹介する

本記事は全20巻以内に完結したおすすめ漫画のまとめです。

本記事のメインコンテンツは全11巻~全20巻に完結したおすすめの作品で、それ以下の巻数で完結した作品は別記事にまとめてあるので以下にリンクを貼っておきます。

全11巻で完結するおすすめ漫画

柔道部物語

柔道部物語1
Ⓒ柔道部物語

柔道マンガと言えば「帯をギュッとね」とか「YAWARA」が人気だと思うけど、僕の中では断トツで柔道部物語。絵も上手いし、ストーリーも面白いし、笑えるし…まさに最高作品だと思います。

主人公の強さも嫌味が無いし、わざとらしさも感じない。魅力的な登場人物も多いし、本当の意味で笑いあり涙ありのスポーツ漫画です(まぁ柔道を武道じゃなくてスポーツって言っていいかどうかはアレだけど)。

僕個人の好きな漫画ランキングを組んだら間違いなくトップ10に入る作品で、ネットを見ていると色んな人が自分の好きな漫画でランキング組んでるけど、なんで本作があんまりランクインしていないのかが不思議なくらい。「死ぬほど~」って表現あんまり好きじゃないけど、本作は死ぬほど面白いです。

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四月は君の嘘

四月は君の噓1
Ⓒ四月は君の噓

ある出来事がキッカケでピアノが弾けなくなってしまった元・天才ピアニストの少年が、とあるヴァイオリニストの少女と出会うことで止まっていた運命が動き出すというストーリー。

クラシックの「ク」の字も知らない僕でもハマった作品だから、ピアノとか全然興味がない人でも楽しめると思います。作者の新川氏は絵も綺麗だし、心理描写がとにかく巧いですね。

音楽を通した人間ドラマあり、青春あり、涙あり。もう欠けてるものがないって言っても過言じゃないくらいの青春ラブストーリーと言っていいでしょう。結末は恐らく賛否があるんじゃないかと思うんだけど、そこで否を叩きつける読者でも高評価をするくらいの化け物漫画です。

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ぼくらの

ぼくらの
Ⓒぼくらの

地球外から来た敵をロボットに乗って排除することを目的とした、バトルアクションが見所のSFファンタジー。一見するとエヴァっぽいとか思うけど、エヴァとはまた違う重さがあります。

こういうタイプの漫画って結局は正義vs悪だから分かりやすい面白さがあるんだと思うんです。それがないと物語自体が複雑になって分かりにくくなる半面、ガンダムみたいに末永く愛される作品になる可能性が出てくると思うんだけど本作は間違いなく後者。

通常のロボット×バトルアクションと違って地球の命運が掛かっているだけではなく、残酷なルールが際立っている作品です。最初から最後まで不条理さが付きまとい、何かを思わずにはいられません。それぞれを取り巻く環境やパイロットの個々に注目して読んでみてほしいです。

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銀と金

銀と金2
Ⓒ銀と金

裏社会で巨万の富を得て、日本を牛耳ろうと考えている男たちの物語です。金稼ぎの場面では色んな賭け事を行うんだけど、随所にカイジシリーズの原点になった緊張感やスリルを感じます。ギリギリの橋を渡っている感じというか、とにかくヒリつく展開がたまらない!

ギャンブルとか勝負事が好きな人なら間違いなくハマるであろう作品です。札束を橋にして3枚の絵の中から本物を当てるなんて発想がもはや神。作者の福本氏はカイジが有名だけど個人的には本作を推します。

数あるギャンブル漫画の中でもかなり上位に君臨するであろうギャンブル漫画で、その魅力は時間が経っても色褪せていないと言えるでしょう。今読むことを考えると絵とかちょっと古い感じがあるけど、そんなん気にして読まないのが勿体無いってくらいに魅力溢れる作品です。

関連記事「銀と金」を読んだ感想・レビュー

ペリリュー -楽園のゲルニカ-

ペリリュー1
Ⓒ ペリリュー -楽園のゲルニカ-

太平洋戦争時における漫画家志望の主人公が、功績係として戦争に参加している様子を描いた作品です。ぱっと見の絵のタッチこそコミカルなものの、扱っている題材や描かれているシーンは超ヘビー。

戦争ものながらも全員が戦いのプロっていうわけではないので、思いがけない事故で死んでしまったりする人もいるわけですが、そういう人の最期を言葉を選びながら遺族に伝えるのが功績係の仕事です。

専門家に取材をして、史実に基づいて描かれているノンフィクション作品みたいだし、何より作者の思想に誘導されるという感じではなく、俯瞰的にペリリューの戦いを知ることができる良書だと思います。

関連記事「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」を読んだ感想・レビュー

だがしかし

だがしかし2
Ⓒだがしかし

駄菓子好きの、駄菓子好きによる、駄菓子好きのための漫画と言っても過言ではないくらい、とにかく駄菓子愛に溢れた作品です。駄菓子が好きな人には鉄板だし、現在進行形で食べることは無くても「昔はよく食べてた」っていう材料があるなら、めちゃくちゃ夢中になること間違いなし!

ぶっちゃけ「うまい棒だったら何味が好き?」みたいな話で盛り上がれる人なら読んでおいて絶対に損はしないし、むしろ一気読みさせられてしまうくらい魅了されてしまうと思います。遠足に行くときに「バナナはおやつに入りますか?」くらいのことをやったことがあるなら鉄板。

グルメ漫画に負けず劣らずの作品で、寝る前に読むと食欲を刺激してきたりするので注意してください。個人的にはダイエット中以外の人すべてにおすすめしたいくらいの漫画かも。

関連記事「だがしかし」を読んだ感想・レビュー

シガレット&チェリー

シガレット&チェリー
Ⓒシガレット&チェリー

大学デビューを目論む童貞男子とタバコが似合う年上クール&ビューティーの恋愛物語。童貞男子がちょっと背伸びをするものの、その全てを見透かされて痛い目に遭うという展開が、男ならどこか他人事のように思えない気がする作品です。

一昔前の表現を使うなら「魔性の女」って感じなんだろうけど、こういう女性に手玉に取られてみたいって考える男性読者は決して少なくないと思う。現在進行形で恋愛しているって人も楽しめると思うけど、「過去に年上女性に恋をしていた/忘れられない年上女性がいる」みたいな人には鉄板です。

関連記事「シガレット&チェリー」を読んだ感想・レビュー

惡の華

惡の華2
Ⓒ 惡の華

クラスの好きな女子の体育着を盗んでしまったら、同じクラスメートの変わり者に目撃されてしまい「黙ってて欲しければ言うことを聞け」みたいになって、とんでもない展開に進んでいく純愛ストーリー。

純愛とは言ってもそもそも体育着を盗んだことから始まっているわけで、一定のフェチズムというか歪んだ恋愛観みたいなものが付きまとってきます。これは時に不快なんだけど見方によっては純愛とも言えるような気がして、読んでいる間ずっと何かを問われている文学作品のような作品です。

一言でいうなら「モラルもセオリーも糞くらえの純愛」みたいな感じかな。人は選ぶかもしれないけど、僕にとっては圧倒的に読ませられるという感じの漫画でした。

関連記事「惡の華」を読んだ感想・レビュー

Y十M ~柳生忍法帖~

Ⓒ Y十M ~柳生忍法帖~

徳川三代将軍・家光が治めている江戸時代を舞台にした物語。山田風太郎×せがわまさきという神タッグはバジリスクで知ったんだけど、やっぱ本作も面白いです。加藤明成に逆らったということで堀主水一族が処刑され、残された娘たちが柳生十兵衛の手を借りて復讐に生きるというもの。

相手は七本槍って呼ばれてるくらい屈強な男たちで、柳生十兵衛の手助けがあるとは言え、戦力差は明白。それをどうひっくり返すのかが非常に大きな見所となっている作品です。

クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙

クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙
Ⓒ クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙

不良映画としては劇的なヒットを飛ばした、クローズZEROの続編をコミカライズした作品。前作に比べて絵が格段に読みやすくなったので、ケンカのシーンにもちゃんと躍動感が感じられるようになりました。

クローズZEROは鈴蘭高校を舞台に「誰がこの学校のトップか」を決める争いでしたが、本作では「近くの不良高校とどっちが強いか」を決める争いとなっています。両者には過去からの因縁があるので、その辺のドラマも大きな見所と言っていいでしょう。

シナリオは映画版に+αの要素が追加されていて、ままで映画と一緒というわけではありません。それについては賛否両論あるので、受け入れるか受け入れられないかは貴方次第です。

関連記事「クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙」を読んだ感想・レビュー

BLOODY MONDAY

Ⓒ BLOODY MONDAY

マンガのテーマとしては斬新とも言える、ハッカー×テロリストの戦いを描いた作品。

高校生ながらにして警察機関が一目を置く存在であるという部分や、弓道部が弓でテロリストと戦うシーンなど色々言いたくなる読者が多いのも頷けるけど、テロリストの切り札がウイルスって部分は最高に面白かったです。

続編としてseason2、そしてラストシーズンへ。ちなみに僕の中では最初は面白かったんだけど、すごい勢いで失速していったように感じています。

関連記事「BLOODY MONDAY(ブラッディ・マンデイ)」を読んだ感想・レビュー

全12巻で完結したおすすめ漫画

DEATH NOTE

DEATH NOTE
Ⓒ DEATH NOTE

名前を書くとその人物を殺すことができるノートを巡る物語。誰もが似たようなことを考えたことがあるっていう設定にも魅力を感じるけど、何よりも主人公が悪属性なのがたまらないし、相手との腹の探り合い・心理戦という意味ではすごく面白いです。

デスノートのルールも上手くできてるし、文句の付けようがない作品だと思います。本作を読んだ人なら「デスノートがあればなぁ…」と良からぬことを考えたことがある人も多いはず。で、本作を読んだらムカつく奴の名前をとりあえずノートに書いてみるよね(良い子はマネしないように)。

名シーンは色々あるけど個人的には「ジョバンニが一晩でやってくれました」ってセリフが好き。あと自分の部屋に誰かが入ったかを調べる蝶番の仕掛けとドアノブの仕掛けも大好き。

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サンクチュアリ

サンクチュアリ5
Ⓒサンクチュアリ

若き政治家が日本を変えるために挑戦するっていう感じの作品なんだけど、大きな特徴は「強力なヤクザという後ろ盾を得ている」という点です。幼少期に死線をくぐり抜け、固い絆で結ばれている二人が政治家とヤクザのそれぞれでトップを目指すという流れになっています。

ヤクザの力を使って敵対する政治家の弱みを握ったり、交渉を有利にしたり…。その裏で文春砲などのリスクにも怯えつつ、果たしてどう日本を変えていくかっていう部分が熱量たっぷりに描かれています。

30年以上前の漫画なのに「日本国民の政治に対する関心の無さ」みたいなのを問題視していて、読者の年齢によってはめちゃくちゃ刺さること間違いなし!読了後は選挙に対する意識が変わるかもしれません。

関連記事「サンクチュアリ」を読んだ感想・レビュー

ラフ

ラフ表紙
Ⓒ ラフ

タッチ」や「H2」などで知られるあだち充氏が描いた水泳漫画です。あだち氏らしい眩しいくらいの青春ストーリーに仕上がっています。僕としてはスポーツ漫画に変に恋愛要素を入れられると「余計な事しないでよ」って思うことが多いんだけど本作のバランスは完璧。

水泳漫画なのに野球のシーンもめちゃくちゃ見応えがあるんで、これは「ラーメン屋さんで頼んだカレーが死ぬほど美味かった!」くらいの嬉しい誤算でした。そして魅力ある登場人物が多数存在するのも最高に素敵な要素になっています。

終わり方も文句の付け所がないくらいに最高で、あだち氏の作品で言えば「気付いたら甲子園優勝してた」的な終わり方も好きだし、「これから甲子園の決勝戦に臨みます」的な終わり方も余韻があって最高なんだけど、そのどれもが本作の終わり方には敵いません。

チーズスイートホーム

Ⓒ チーズスイートホーム

子猫を拾ってきて、一家の一員として一緒に暮らす様子を描いたハートフルな作品。設定が子猫ということもあって、赤ちゃん言葉のような喋り方をする猫なので人によっては受け付けないかもしれないけど、個人的には可愛く映りました。

ぶっちゃけ結末は「もうちょっと何とかならなかったの?」って感じで少し残念。でも普段から可愛いシーンに溢れているので、猫好きなら存分に癒されるかと。

宮本から君へ

Ⓒ 宮本から君へ

サラリーマンで熱い男・宮本の仕事や恋愛事情を含む日常を描いた作品。熱いっちゃ熱いんだけど、すごく不器用で優柔不断な宮本の姿をどう捉えるかで評価は大きく分かれます。

宮本は「こんな奴いないよ」って思うほどのキャラで、読んでてイライラするって気持ちも分かるし、身近にいたらドン引きしてると思う。それでも一生懸命な姿が光っているというか、ここまでやってダメなら諦めも付くってくらい必死なのがカッコイイ。僕みたいな中途半端な人間には痛いくらい響いてきました。

全13巻で完結したおすすめ漫画

JIN -仁-

JIN―仁―
Ⓒ JIN -仁-

脳外科医が幕末の時代にタイムスリップしてしまうというストーリー。タイムスリップ作品ということで時代的な背景も楽しめるし、医学的漫画としてもめちゃくちゃ面白いです。医療器具とか無い時代でも上手いことやるなぁと思わず感心してしまうほど。

「アレさえあれば簡単に助けられるのにー」っていう葛藤が面白くて、そこを技術と工夫で乗り越える感じがたまりません。医者として目の前の人を助けたいと思う一方で、心のどこかで「歴史が変わるのでは?」みたいに考えちゃうのも面白い。

大沢たかおさんと綾瀬はるかさんの主演で実写化されたことも有名なので、ドラマを見たことがあるという人も多いでしょう。漫画には漫画の良さがあって、実写には実写の良さがある作品です。

関連記事「JIN―仁―」を読んだ感想・レビュー

地獄楽

地獄楽4
Ⓒ地獄楽

最強の忍びが極楽浄土と呼ばれている未知の土地で、不老不死の薬を手に入れるために幾多の戦況をくぐり抜けます。主人公は抜け忍であり犯罪者です。そしてその犯罪から免れるためには、不老不死の薬を持ち帰ることで無罪放免となるっていう流れ。

これに参加するのは主人公だけではなく、本来なら死刑になるような極悪犯罪人が多数参加するということもあり、参加者同士のバトル展開なんかも熱いダークファンタジーとなっています。

ちなみに現地にも正体不明な敵が蔓延っているので、場合によっては犯罪者同士で手を組むことも。協力するのは結構ですが「最終的に手に入れた薬はどうするの?無罪放免になるのは一人じゃないの?」みたいな部分も気になって仕方がない全13巻です。

関連記事「地獄楽」を読んだ感想・レビュー

出るトコ出ましょ!

Ⓒ 出るトコ出ましょ!

萌え要素満点の法律コメディー。漫画を読みながら楽しく法律が勉強できるという意味では、すごく貴重な作品じゃないかと思います。

弁護士が介入するような案件が多々登場することもあって、憎たらしい人も多く出てくるんだけど、クロサギのような殺伐とした感じはないし、雰囲気は終始和やかなのも特徴です。主人公の女の子が正義感に溢れていて、肝心の弁護士がアレっていうのも個人的にはアリ。

ひまわりっ ~健一レジェンド~

Ⓒ ひまわりっ ~健一レジェンド~

東村アキコ氏が描く痛快コメディー。「かくかくしかじか」の舞台になった美大を卒業した後、父親と同じ会社に入社してからの自伝的な作品です。

とにかく風変わりな父親にスポットが当たっていて、読者によっては「お父さんのキャラが受け付けないから、この作品だけは好きになれない」という意見もあるくらいなんだけど、僕はウチの父親に似てるとこもあって「あるある!」という方向に転がったから楽しめました。

ただ身近にいたら苦労することは確実な「空気が読めない人種」であることは間違いないので、感情移入しすぎて腹が立っちゃう人は楽しめないかも。

賭博黙示録 カイジ

賭博黙示録カイジ1
Ⓒ 賭博黙示録カイジ

ギャンブル漫画の金字塔と言えばカイジ。そのカイジの中で先駆け的な存在なのが本作です。借金の取り立てに追われて一発逆転のギャンブル船に乗るというストーリーとなっています。

カイジシリーズは〇〇録だの〇〇編っていう区切りを付けてるから、どの順番で読めばいいかわかりにくいんだよなぁ。本作で行われるギャンブルの内容は限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカード等となっていて、割と入りやすい内容のギャンブルが採用されていると言っていいでしょう。

個人的に鉄骨渡りはあまり好きじゃないけど、他は心理戦の要素も強くて見応えがかなりあると思いました。ギャンブル自体のルールも分かりやすいし、本作を読めば「なぜカイジが人気作になったか」の理由も分かるかと思います。

関連記事「賭博黙示録 カイジ」を読んだ感想・レビュー

賭博破戒録 カイジ

賭博破戒録カイジ3
Ⓒ 賭博破戒録カイジ

賭博黙示録カイジの続編。結局ギャンブル船では借金を返せずに、強制労働施設に送られてからのストーリーです。本作での大逆転劇は本当に凄まじい!労働施設を抜け出すためにチンチロリンでお金を稼いで外出権を手に入れ、地上に出てから闇カジノという流れにはギャンブラーでなくとも惚れ惚れするはず。

特に1球4000円のパチンコ「沼」の攻略はマジで熱い。これはパチンコをやらない人でも楽しめると思うし、パチンコをやる人なら言うまでもないですよね。銀行強盗とか脱獄とか大それたことを行うには事前準備が必要じゃないですか?そういう計画段階のプロセスが好きな人ならメチャクチャ夢中になると思います。

関連記事「賭博破戒録 カイジ」を読んだ感想・レビュー

青空

青空
Ⓒ 青空

天才ピッチャーが野球部のない高校で、ゼロから甲子園を目指すという物語。最初から野球部が無かったわけじゃなく、過去のとある事件がキッカケで野球部が廃部になってしまったという経緯があります。

なぜ野球部のない高校から甲子園を目指そうとしているかという部分に、過去の幼馴染の存在があるわけですが、ここにはあだち充感はありません。どっちかって言うとドロドロのダークな感じが垣間見えるでしょう。

地元の大人たちの中には野球部再建を快く思わない人間もいるし、もちろん学校内でも野球部再建を反対されてしまうので、どうやって野球部を作っていくかというサクセスストーリーも楽しめる漫画です。最初は暗い話かと思いきや、読み終わる頃には青空のような気持ち良さが体感できます。そしてこの漫画は野球漫画というよりもヒューマンドラマ寄り。

関連記事「青空」を読んだ感想・レビュー

全14巻で完結したおすすめ漫画

シュトヘル

シュトヘル
Ⓒシュトヘル

バトル、歴史、異世界転生をごちゃ混ぜにしたダークファンタジーみたいな作品なんだけど、闇鍋的なものじゃない明確な面白さのある作品です。美味しいものと美味しいものを掛け合わせても美味しくなるとは限らないじゃないですか?でも本作のそれはカレーにカツとソーセージをトッピングしたような感じ。

簡単に言えばモンゴルが超強かった時代に敵討ちのために旅をしている女戦士の物語なんですが、内容がかなり複雑で単純な敵討ちの物語じゃないんですよね。モンゴル軍の下についた仲間に裏切られて滅ぼされたみたいな感じになってるんで、矛先が一つじゃないうえに敵の一人と一緒に行動したりします。

僕にとって初見時は意味が分からなくて投げ出したくなったんだけど、二度目を読んだら控えめに言ってもめちゃくちゃ面白かったです。これは多くの人に読んでもらいたい作品の一つ。

関連記事「シュトヘル」を読んだ感想・レビュー

ROOKIES

ROOKIES3
ⒸROOKIES

不良と野球のコラボを実現させた最高レベルに熱いスポーツ漫画の最たる例と言っていいでしょう。正統派のスポ根って感じじゃないけど、メチャクチャ熱い物語。実写化もされたし、本作の影響を受けてか不良がスポーツをやり出すと「〇〇版ルーキーズ」って言われるようになった気がします。

最初は散り散りになっていた野球部が出来上がっていくプロセスや、不良たちが主人公であるゆえの衝突なんかはめちゃくちゃ見応えがあって、多くの読者が魂を揺さぶられる展開になっているんですよね。リアルとアンリアルのバランスも秀逸だと思いました。

顧問が熱血教師で「こんな先生だったら学校も楽しかっただろうなぁ」と思える感じも最高。描いたのは「ろくでなしBLUES」などで有名な森田氏なので、絵の躍動感もハンパ無い野球漫画です。

関連記事「ROOKIES(ルーキーズ)」を読んだ感想・レビュー

エンゼルバンク

エンゼルバンク1
Ⓒ エンゼルバンク

超ロングセラー商品の「チョコ〇ール」にちなんだ、金のエンゼルと銀のエンゼルを売買して利益を生んでいたという、非常に分かりやすい例えから始まる転職系漫画。

需要と供給の関係とか、30歳を超えてからの転職事情がバッサリとした切り口で描かれています。個人的には傷を舐めるような自己啓発本よりも断然参考になると思うし、言いにくいことをズバッと表現している作品だと思いました。

悩みぬいた末に仕事を辞めようかどうか悩んでいるという人にはおすすめしないけど、一時の感情で「こんな会社辞めてやる!」ってなってる人には文句無しにおすすめです。

関連記事「エンゼルバンク」を読んだ感想・レビュー

五等分の花嫁

五等分の花嫁1
Ⓒ 五等分の花嫁

簡単に言えば、給料の良さに目がくらんで五つ子姉妹の家庭教師をすることになった物語です。主人公と五つ子の関係性は先生と生徒になるんだけど、学校では普通の同級生になるから「同級生に教わりたくない!」みたいに敵視されるようなスタートから始まります。

ある程度の成績を残させないと主人公はクビになってしまうってんで、あれこれ奮闘するものの五つ子は想像以上に勉強ができないから一筋縄ではいかないっていうね。中には「自分たちのテストの点数が悪いと主人公がクビになる」っていうのを知っていて、あえて…っていうキャラも出てきたり。

五つ子ならではの日常なんかもありつつ、美少女たちとのハーレム感が楽しめる全14巻です。ちなみに序盤から「最後に誰かと結婚したっぽい」という演出が多発するので、五つ子のうち誰と結ばれたのかを想像しながら読むというミステリー要素も楽しめます。

関連記事「五等分の花嫁」を読んだ感想・レビュー

君が僕らを悪魔と呼んだ頃

君が僕らを悪魔と呼んだ頃
Ⓒ君が僕らを悪魔と呼んだ頃

まさに鬼畜の所業と呼ぶに相応しい行いを散々しまくってきた主人公が、記憶喪失になってしまうという物語です。いじめのレベルを軽く超えている嫌がらせを常習的に行っていたのに、ある時から牙の抜けた虎のようになってしまい、いじめられていた側も戸惑ってしまうという…。

これで記憶のない部分で報復やら仕返しを受けることになったりするわけだけど、それと同時に人を殺してしまったことを思い出し、その真相を洗うという流れです。いじめに関しては回想シーンがメインなものの、驚くほど胸糞悪くなる展開が続くので注意。

序盤はどうやって終わるかが全く予想できず、めちゃくちゃ夢中にさせられました。後半はサスペンス漫画としては見応えがあるんだけど、前半ほどの狂気じみた感じは無くなっちゃうのが少し残念でした。

関連記事「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」を読んだ感想・レビュー

全15巻で完結したおすすめ漫画

シグルイ

シグルイ
Ⓒシグルイ

片腕の剣士と目が見えない剣士の因縁の戦いを描いた作品です。結構グロいし、絵が好みじゃないという理由で敬遠してしまう気持ちもわかる。

そして次々と名だたる剣豪と対峙していくという作風ではなく、究極のライバルと決着がつくまでを全15巻で描き上げているというのも凄い!あー、漫画を面白くするのに新キャラなんかいらないんだなって思いました。

僕も絵が好きになれなくてしばらく読んでなかったけど、試しに1巻だけ読んでみたら一気に引き込まれました。とにかく濃い!そして重い!「これが武士道か」と思わずにはいられない、至極の残酷無残時代劇です。

ごくせん

Ⓒ ごくせん

ヤンキーが先生になるという設定で社会現象にもなった漫画が登場したかと思ったら、今度は極道が先生になった。実写化もされて話題になったけど、僕としては漫画の方が安定しているというか、女性としてのか弱さみたいなのが隠されてて良い感じだと思います。

男勝りな部分も兼ね備えつつ、年頃の女性らしさもありつつ、色んなことを隠しながらも教師をやっているミステリアスさなんかが上手く融合している作品です。

センゴク

センゴク1
Ⓒセンゴク

ごくせんの後に紹介するのは、戦国時代の武将・仙石秀久の姿を描いた歴史漫画「センゴク」。史実に基づいて描かれているタイプの作品で、読んでいるだけで勉強になるような作風です。

ありきたりな歴史漫画にしか触れてこなかった読者にとっては、信長の配下である秀吉の配下にあたる仙石秀久の目線から見る戦国時代は、新鮮な空気が感じられると思います。

ちなみに本作は、仙石秀久が織田家中に迎え入れられてから1573年の小谷城の戦いによる浅井家の滅亡まで。続編があるんで全15巻って言って良いのか微妙だけど、歴史の勉強にどうでしょう?

関連記事「センゴク」を読んだ感想・レビュー

ホムンクルス

Ⓒ ホムンクルス

過去に何かあった感満載の小綺麗なホームレスが、現役医大生の人体実験の対象者として「70万円あげるんで、頭蓋骨に穴をあけさせてもらえませんか?」と打診されるところから始まる物語。

頭蓋骨に穴をあけることで、窮屈なところに閉じ込められている脳が解放的になり、血流が良くなって第六感が働くようになるんだとか。ちなみにこれはトレパネーションと呼ばれている手術で、大昔には実際に行われていたそうです。

人体実験の不気味さ、そして手術後に起こる不思議な現象の数々は、読者を一気に引きずり込む魅力に溢れています。最後、ちょっと意味不明だけど、その辺も含めて本作の魅力。

関連記事「ホムンクルス」を読んだ感想・レビュー

全16巻で完結したおすすめ漫画

ジョジョの奇妙な冒険 第3部

Ⓒ ジョジョの奇妙な冒険 第3部

長きに渡って続いてきたジョースター家とDIOの戦いに終止符が打たれた作品。序盤にDIOとのこれまでの関係について簡単に説明してくれているので、ここから読み始めてもOKです(まぁ最初から読んだ方が楽しめるとは思うけど)。

しかも第3部からスタンドという概念が登場したということもあり、ジョジョ=スタンドという意味では、全シリーズを通じてここが第2のスタートという考え方もできると思います。

最初から最後まで目が離せず、よくありがちな「死んだと思った人間が生きていた!」みたいな展開の使いどころを心得ているというか、とにかく夢中にさせられる作品でまさに奇妙な冒険という感じ。「波紋が面白かった!」って言えば通っぽいけど、僕はやっぱりスタンドが面白い。「俺が時を止めた」とか言ってみたい。

関連記事「ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース」を読んだ感想・レビュー

ギャングース

Ⓒ ギャングース

被害届を出されないように不良しか狙わない不良がいるように、本作で描かれているのは犯罪者しか狙わない窃盗団の話です。いわゆる裏社会を描いた作品で、フィクションながらも手口のネタは実際にあったものということでリアリティがハンパ無い。

思わず「へぇ~」と言わされるような情報も多く、知識欲を満たすという目的も果たせるし、まさに一石二鳥。裏社会を描いている割にグロいわけでもなく、コメディータッチで進行しているという点も貴重な作品です。

関連記事「ギャングース」を読んだ感想・レビュー

バチバチ

バチバチ1
Ⓒバチバチ

元大関の父親を持つ主人公が、相撲界に殴り込みに行く物語。センスは抜群で根性もあるんだけど、そこまで身体が大きいっていうわけでもないので、なかなかに苦戦しながら少しずつ成長していく様子が抜群に面白いです。

迫力抜群の立ち合いのシーンは言うまでもなく、他の相撲部屋の力士からの嫌がらせだったり、兄弟子との間にできる友情みたいなものにも見応えたっぷり!相撲に興味がないっていう人でも、スポーツ漫画やヤンキー漫画が好きな人ならもれなく夢中になれると思います。

主人公以外の兄弟子たちも魅力があって、同門同士の人間ドラマみたいなものは必見の価値ありです。物語はひと段落つくところで一旦終わり、続きは「バチバチ BURST」へ。

関連記事「バチバチ」を読んだ感想・レビュー

湯神くんには友達がいない

湯神くんには友達がいない1
Ⓒ湯神くんには友達がいない

友達がいないっていうか友達を必要としていない男子高校生の物語。別に強がりでも何でもなく、本当に独りぼっちが平気そうな湯神くんの日常コメディーです。

一応野球部のエースということで完全なぼっちっていうわけではないんだけど、ちょっと空気が読めない部分だったり、悪いことは悪いと言い切れる正義感を持っていたり…実際にいたら関わりたくないと思ってしまうような湯神くんに興味は尽きません。

この物語の本質としては「湯神くんに友達ができるのかどうか」みたいなことだと思ってたんだけど、それを遥かに上回ってくるエンディングに脱帽しました。こういう物語の終わらせ方は発明だったと思います、マジで。

関連記事「湯神くんには友達がいない」を読んだ感想・レビュー

魔法陣グルグル

魔法陣グルグル2
Ⓒ 魔法陣グルグル

ファミコンやスーパーファミコン時代のRPGのようなギャグファンタジー漫画。子供が笑いそうなギャグもあれば、くだらない親父ギャグもあるし、大人がクスッとさせられるような笑いもあります。

とにかく手数が多くて子供向けとは思えないレベルの笑いが来ることもあるし、勇者様が勇者様じゃなかったみたいなどんでん返しの使い方も秀逸です。今思えばだけど、当時からして見ればずいぶん最先端の笑いだったんじゃないかなーって思いました。

思い出補正は否定できないものの大人になってから読み返しても面白いと思えたので、ファンタジー系のギャグ漫画が読みたいという人はぜひ。

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ムダヅモ無き改革

Ⓒ ムダヅモ無き改革

各国の首脳陣が麻雀で対局し、勝った方が対談を優位に進められるっていう世界の話。実物する人物に限りなく似ている政治家が多々出てくることもあって、ブラックジョーク感がハンパないです。

点数に戦闘機とかテポドンとか使ってたりするし、麻雀自体も必殺技のオンパレードで、主人公の小泉ジュンイチローは国士を得意としている他、牌を削って白にしたりします。で、手持ち牌の全てを白にして天文学的な点数を叩き出したりします。

アホくさく感じる部分もあるけど、政治が関わっていることによるブラックユーモアな感じがアクセントになっていて唯一無二の麻雀漫画と言えるでしょう。麻雀好きな人なら一生読んでいられると思います。

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全17巻で完結したおすすめ漫画

孤高の人

Ⓒ 孤高の人

圧倒的なスケール感で描かれている山岳ロマン。僕はクライミングとかボルダリングに全然興味がなかったけど、すごい世界なんだと痛感させられました。

風景のシーンとか台詞の無い大きいコマも珍しくなく、普通であれば駆け足で流してしまいそうなものなのに、息を呑んでしまうほどの迫力があって、終始圧倒される読者が続出すると思う。

あと「孤高の人」ってタイトルもマッチしていて、最初は「孤独を好む主人公が、仲間と一緒に協力して未知の領域に登頂することで、友情の大切さに気付く」的なよくあるやつだと思いきや、自分の考えの浅はかさに恥ずかしさを感じたほど。とにかく凄い作品です。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部

ジョジョの奇妙な冒険第5部1
Ⓒ ジョジョの奇妙な冒険 第5部

ジョジョをここから読もうと考える人はまずいないだろうけど、スタンドの概念さえ分かっていればここから読んでもすんなり入っていけると思います。ただ、3部や4部と比べてスタンドの概念が複雑になっていて、ぶっちゃけよく分からない能力も幾つか(時間を止めるまではよかったけど時間を飛ばすって何よ)。

まずは主人公が「これまでのジョジョシリーズにおける宿敵の息子」っていう設定が熱い!そしてイタリアを舞台にしていて、ギャングでのし上がっていくっていう設定もダークヒーロー感があってめちゃくちゃカッコイイ!。

個人的にはこれまではジョースター家の血筋にスポットが当たっていたのに、少し掟破りと言うかセオリーじゃないカタチに痺れました。主人公の血筋といい、世界観といい、外せない名作です。

関連記事「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」を読んだ感想・レビュー

自殺島

自殺島1
Ⓒ自殺島

自殺志願者が国家のプログラムによって島流しに遭うという物語。死にたくて仕方がなかった者たちが、法と秩序に守られていない環境に置かれて、今度は逆に生きるのに一生懸命になるという展開が描かれています。

手を取り合って平和的に生きていこうとする人もいれば、逆に暴力で支配しようとする奴も出てきたりして、派閥同士で争ったり、ヒャッハー的な展開もしばしば。

最初こそ不健全な空気が売りの漫画に思えるけど、最終的には生きる希望というか「自殺島」っていうタイトルからは想像もできないような展開になっていくのが魅力のサバイバル漫画です。

関連記事「自殺島」を読んだ感想・レビュー

カラダ探し

Ⓒ カラダ探し

友人のカラダのパーツが校舎中に散らばってるんで、それを集めて棺に納めてあげよう的な流れ。夜の校舎ってだけで雰囲気もあるんだけど、1番の問題は「赤い人」と呼ばれる幽霊的な者から直接的な邪魔が入るという点です。これが「ホラーが苦手な人なら読めないんじゃね?」って思うくらい、メチャクチャ怖い。

主人公は男女6人のクラスメートで、この全員が赤い人に殺されてしまったら、それまでに集めたパーツと死ぬまでの記憶を残して、前日からやり直しっていうタイムリープ要素もあります。「死んでも生き返れるとは言っても、痛いし死にたくない」っていう感情から、足の引っ張り合いが起こって、それが原因で揉めたりするシーンもリアリティがあって面白いです。

一応、続編の「カラダ探し 解」へと続きますが、本作は本作で綺麗に着地しています。

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全18巻で完結したおすすめ漫画

MASTERキートン

Ⓒ MASTERキートン

漫画としては非常に珍しい「考古学」がテーマになっているサスペンス作品です。失礼かもしれないけど考古学なんて難しいテーマで漫画を描いて、ここまで面白くなるなんて夢にも思いませんでした。これには作者である浦沢氏の凄さが痛いほど表れていると思います。

主人公が考古学者にして元軍人で探偵で保険調査員という、唯一無二の経歴なのも面白い。間違いなく傑作です。完全版だと全12巻で揃います。

MONSTER

Ⓒ MONSTER

MASTERキートンに続き、こちらも浦沢氏の作品で、史上最高傑作という呼び声も高いサイコ・サスペンス。医者として当然のように人の命を救ったら、救われた命の持ち主がとんでもないモンスターだったという物語。これまで何回読み返したか分からないくらい、めちゃくちゃ夢中にさせられた漫画です。

グロシーンとか拳銃を使ったドンパチとかを使わずして、読者に恐怖を感じさせるのってすごいと思う。間違いなく名作。完全版だと全9巻で揃います。

今際の国のアリス

今際の国のアリス1
Ⓒ今際の国のアリス

気が付いたら異世界のような場所に辿り着いてしまい、成り行きで生死を賭けたサバイバルゲームに参加することになってしまったという物語。ちょっとしたゲームのようなものに参加して、勝てば生きられる日数が伸びて負けたら死ぬっていう感じです。

ゲームの内容が割と入り組んでて、まさに心理戦や頭脳戦のオンパレードという感じなので、腹の探り合いとか水面下での駆け引きみたいなものが好きな人なら間違いなく楽しめるデスゲームと言っていいでしょう。

中には「そのルールの盲点を突くか!」っていう展開もあって、このやられた気持ちになる瞬間がたまりません。「そもそもこの世界はなんだったの!?」みたいな真相もちゃんと最後に明かされてるし、最初から最後まで飽きのこない全18巻です。

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爆音列島

爆音列島2
Ⓒ 爆音列島

優等生から暴走族の世界に足を踏み入れた少年の物語。抗争相手に泣いて許しを請うことしか出来なかった頃から、族の看板を背負って立つまでの時間が色濃く描かれています。

青春とか若気の至りという安い言葉で表現することは難しく、仲間の死や命がけの日々がヘビーに表現されていて、全体を覆っているダークな雰囲気が唯一無二の作品。

特攻服の背中で「喧嘩最強」を語る人間も最初から喧嘩が強かったわけじゃないし、なんなら暴走族は特別なワルだけがなれるわけでもないっていうのが痛いほど分かります。そして少しずつ居場所がなくなっていく焦りなんかは、健全に生きてきた読者でも共感できること間違いなし。

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ジョジョの奇妙な冒険 第4部

ジョジョの奇妙な冒険 第4部3
Ⓒ ジョジョの奇妙な冒険 第4部

実写化されたことでも有名になったジョジョの第4部です。ジョジョは壮大なストーリーが魅力だからできれば1巻から読むのをおすすめしたいけど、4部から読み始めても多分問題はないと思います。できれば3部から、もっとできれば2部から。

主人公の能力が「破壊されたものを元に戻す能力」ということで、仲間の傷を治したりできるっていうのがめちゃくちゃ良い!ヒーラーが主人公のバトル漫画なんてそんなに数もないし斬新だと思いました。そして傷を治すだけじゃなく、色んな使い方に応用していく展開も熱いです。

スタンド能力にタロットカードの縛りがなくなって、実に多くの個性的なスタンドが登場したのもここから。あー、ヘブンズドアー使いたい。それからトニオのお店に行ってみたい。

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ホーリーランド

Ⓒ ホーリーランド

いじめられっ子で引きこもりの主人公が、夜の街に自分の場所を見つけ、それを奪おうとする不良たちに暴力で抵抗していく物語。最初は自分を守るための正当防衛みたいな感じだったのが、徐々に噂が大きくなり「不良狩りのボクサー」のように言われて、次から次へと不良に絡まれてしまう展開は可哀想以外の何物でもありません。

しかし自分の強さに疑問を持ちながらも、戦いに勝った時の高揚感みたいなものに感情を揺さぶられたりする様子は、不良じゃなかった読者には響くんじゃないかと。喧嘩指南書のような感じで、読んだだけで強くなったような錯覚に陥るのも本作の大きな特徴です。強くなった感に包まれたい人は是非。

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全19巻で完結したおすすめ漫画

幽☆遊☆白書

幽☆遊☆白書
Ⓒ 幽☆遊☆白書

妖怪と戦うバトル漫画です。最初はヤンキー漫画だったけど、気付いたらすっげースケールの大きなバトルに発展していくっていうね。主人公の死から始まる物語というのが当時は衝撃的で、アニメと並行して夢中になりました。

今でも各SNSなんかでコラ画像を見かけるくらいに有名な作品で、とにかく多くの漫画好きを唸らせた作品の1つと言っていいでしょう。主人公の正体みたいなのも謎めいていて、とにかくスケールの大きい世界観に圧倒されるバトル漫画です。

富樫氏の世界観が十二分に感じられるし、バトルの迫力はもちろん、次から次へと強い奴が出てくるときのワクワク感はさすが全盛期のジャンプを支えた作品と言ったところ。そういや100%が最高なのに120%って概念が出てきたのは、もしかすると本作の影響かも(君は1000%が先のような気もするけど)。

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LIAR GAME

Ⓒ LIAR GAME

騙し合いのゲームに参加した一部始終を描いたマンガ。心理戦、頭脳戦を描いた作品として有名で、実写化もされました。色んなゲームがあったけど途中からゲームの内容が一気に複雑になっていくこともあって、序盤がピークのように思えるのが残念。

でもその序盤のギャンブルがめちゃくちゃ面白いんです!勝つべくして勝っている主人公の姿がとにかくカッコ良いし、心理戦においてハッタリがいかに重要かっていうのを痛感しました。

僕の中では1番最初の「金庫の中に入っているお金を奪えるかどうか」というゲームが1番シンプルで1番面白かったと思っています。ここだけでもいいから読んで欲しいです。

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全20巻で完結したおすすめ漫画

約束のネバーランド

約束のネバーランド1
Ⓒ 約束のネバーランド

主人公たちが育った施設が孤児院ではなく、実は「子供を育てて出荷する農園だった」という話。食物連鎖で人間の上に鬼がいて、その鬼に食べさせるための子供を育てているということに気付いた子供たちが、ここを脱走しようと目論む物語です。

やってることは養豚場とかと変わらないんだけど、対象が人間になった途端に色々と考えずにはいられません。脱出するために大人たちの監視を振り切るための作戦や、綿密な準備に大きな見応えがあります。

まぁ軽くネタバレすると脱出するまでは前編も前編で、脱出後が本作の肝。どんな世界が広がっているのか、子供たちは助かるのか、人間が食い物にされる世界は変わるのかどうか等、壮大な物語が繰り広げられる全20巻です。

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BOY

BOY
ⒸBOY

地上最強の主人公、魅力的な仲間たち、そしてちょっぴりHなシーンが魅力的なヤンキー・不良漫画。脇役もみんなカッコ良くて、人気キャラ投票の時は誰に入れようか迷ったくらいとにかく魅力的な仲間たちが多数登場します。

主人公が天上天下唯我独尊みたいな感じなんだけど、とにかく友情に熱くて憎めないってのも良いし、頭が悪そうに見えて実は賢いんじゃないかって思えるような部分も大いに魅力的。

基本的には「仲間がやられる→仕返しに行く」というタイプの因果応報系だけど、敵が例外なくゲスいのでスッキリ感も味わえるでしょう。「どうせ主人公が勝つんでしょ?」っていうのが見え見えではあるんだけど、それが冷めないくらいに面白いヤンキー漫画です。

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クロサギ

Ⓒ クロサギ

詐欺師を騙す詐欺師の物語です。ここだけ聞くと義賊っぽいけど、実は「過去に自分の家族を崩壊させた詐欺師を探している」という、ちゃんと利害関係が一致していて行動に及んでいるというあたりが何とも言えない。

あの手この手で人を騙していくわけだけど、騙される対象が詐欺師ってこともあって、因果応報というような感じでスッキリします。あと単純に詐欺の手口を学べるのも魅力。

本作は全20巻、続編として新クロサギ(全18巻)→新クロサギ完結編(全4巻)と続いていきます。

ONE OUTS

ONE OUTS2
Ⓒ ONE OUTS

普通の野球漫画じゃなくて「1アウト取るごとに500万円、1失点するごとにマイナス5000万円」という契約でプロ入りするという設定が面白いし、スポ根の欠片もないのが斬新すぎる野球漫画です。

野球の技術というよりも心理戦や頭脳戦にスポットが当てられていて、主人公は「狙ったところに投げられるコントロール」と「心理戦に長けている頭脳」を使って、プロ選手を相手に破竹の勢いで勝ち進んでいきます。

特に目を見張るような剛速球も変化球もないのに、心理戦を制して打ち取っていく姿が本当にカッコイイ。そこにシビれる!あこがれるゥ!

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あとがき

死ぬまでに1度でいいから「ジョバンニがやってくれました」ってセリフを自然に言ってみたい。