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ギャル守護霊と余命1年半の総理大臣が大活躍!「ヒトヒトリフタリ」

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ヒトヒトリフタリ表紙

 

個人的には「霊」というものを全く信じておらず、厄年だの守護霊だのを一切信用していません。なにやら胡散臭いような印象を持っていますし、もっと言えば詐欺の空気すら感じています。

でも本作で描かれているような守護霊の世界が存在するとしたら、ちょっと素敵だなぁとも思うわけで…。同時に「こういう総理大臣がいたらなぁ」とも思います。というわけで今回は、総理大臣の守護霊を描いた「ヒトヒトリフタリ(全8巻完結済み)」を紹介します。

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ヒトヒトリフタリ マンガ概要

霊界に住むリヨンは授業をサボってばかりいる少女の霊。ある日、校長より人間の守護霊として修行することを命じられる。だが、リヨンが憑くことになったヒトは、余命わずか一年半の日本国総理大臣だった…。高橋ツトムが描く新たなる魂と生命の物語、ここに開幕!

 

ヒトヒトリフタリの見所をチェック!!

不真面目ギャルの霊が総理大臣の守護霊になるトンデモ展開

ヒトヒトリフタリ1

 

亡くなった人の魂は霊界に向かい、そこでは学校の授業のようなものを通して魂を磨くのが慣習となっているようです。本作の主人公リヨンは授業をさぼってばかりで、輪廻転生の前に守護霊になることを命じられてしまうというのが物語の始まり。

守護霊は「人間の行動を見守るキツイお仕事」という認識があり、もちろん余命がわかる状態で守護霊になるわけで、その人の死=苦行からの解放という図式となっています。

最初は「だるい、さっさと終わらせたい」というネガティブな発言ばかりのリヨンが、総理大臣の行動に心を動かされ、徐々に変わっていく姿には何かを思わずにはいられません。

 

リヨンと一心同体となり、日本を良くしようとする総理大臣の覚悟

ヒトヒトリフタリ3

 

あなたは総理大臣に対してどのような印象を持っていますか?まぁ総理大臣って言っても色んな種類の人がいるので、好きな人もいれば嫌いな人もいるかと思います。

ぶっちゃけ僕は政治のことがあまり分かっていませんし、その政治家が有能か無能かの区別もろくに付きません。ただ、本作に登場する総理大臣のような信念を持った人にリーダーになってほしいと心から思いました。

本作に登場する総理大臣は、死にかけたことがキッカケとなってリヨンの姿が見えるようになります。そこから他人と握手をすることで他人の心が覗けるようになったり、リヨンとの会話で自身の寿命を知ったりとチョンボを連発するわけですが、それらの能力をすべて日本の未来のために費やすんです。

もちろん良いか悪いかは結果論みたいな部分があるわけで、必ずしもそれが良い方向に進むとは限りません。でも日本を少しでも良くしようと思っての行動には、多くの読者が胸を打たれるはず。

 

リヨンの過去と生前の記憶

ヒトヒトリフタリ2

 

一見するとサバサバしてて悩みなんか無さそうなリヨンにも壮絶な過去がありました。ちなみにリヨンの親は今も健在で、親より先に死んでしまったという設定です。

守護霊にもいくつかルールがあって、そのルールの中で親族との接近を禁じられているので、リヨンが家族に会いに行って会話をするということは叶いません。リヨンは死ぬ間際のある行動を悔いており、その言葉が今もなお家族を縛り付けているという現実があります。

この想いが晴れるのかどうかという部分も大きな見所です。仮に総理大臣が代わりに何かをしてくれるとして、残り少ない余命を自分の信念以外の部分に使うのか、寄り道をしている暇があるのかという葛藤にも注目してもらいたいと思います。

 

ヒトヒトリフタリを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

これから壮大なヒューマンドラマに発展していくことが、手に取るように分かるオープニングです。1巻時点で「この不真面目な守護霊が、少しずつ総理大臣に感情移入していくんだろうな」って部分は想像に容易いんだけど、守護霊リヨンがどのように成長していくのかが楽しみでたまりません。

あと総理大臣の姿にも感情を揺さぶられそうです。議員の中の一部には「無能」と言われている本作の総理大臣も、心から日本を良くしようという気概に溢れていることは間違いないわけで…。僕らが普段からニュースで見ている総理大臣とはちょっと違います(ニュースだと本心が見えてこないという意味で)。

ジャンルとしてはオカルト、ダークファンタジー、ヒューマンドラマって括りになると思いますが、霊を全く信じていない僕のような読者でも楽しめる作品だと思います。「人間の心の底に眠っているダークな部分」みたいなテーマが好きな人にはぜひおすすめ。

 

コミックス全8巻を読んだ感想・レビュー

めちゃくちゃ面白かったです。こういう素敵な話ばかりなら守護霊っていう考えもあながち悪くないと思いました。

僕にとって守護霊というのは「いるかどうかも分からない存在なのに、なぜか自分を守ってくれているという自分にとって都合の良い存在」という部分があまり好きじゃないんですが、本作は持ちつ持たれつというか、信頼関係が見て取れるので非常に心地よかったです。

全8巻という決して多すぎないボリュームの中で、しっかりと物語をまとめ上げた高橋ツトム氏の構想にも脱帽しました。途中、霊力バトルみたいになるシーンもあるんだけど、絵の雰囲気がめちゃくちゃ合っていて、ものすごい迫力を感じます。これも大きな見所です。

ただ1点だけ注意事項というか懸念材料も。本作を読んだ後、総理大臣に対して好意的になってしまう部分には注意が必要かもしれません。「きっと大変なんだろうなぁ」とか「本当は日本を良くしようと頑張ってるのかもしれない」とか。そこだけは注意してください。

 

あとがき

ヒトヒトリフタリっていうタイトルも秀逸よな。

 

 

 

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