サスペンス・ミステリー 個別紹介

「骨が腐るまで」は物語が完結してもなお終わらない

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骨が腐るまで表紙

 

タイトルが結構強烈なインパクトを持っている本作ですが、端的に内容を説明すると「5人の人殺しが死体を山に埋めて、口を割らないという結束をして普段通り暮らしている」という感じの物語です。

どんな理由があっても人を殺すことは許されることではないわけで、この5人がどのような物語に飲み込まれているのかも含めて、すごく面白いサスペンス漫画と言っていいでしょう。というわけで今回は、骨が腐るまで終わらない本格サスペンス「骨が腐るまで(全7巻完結済み)」を紹介します。

コミックス1巻部分のみネタバレがあります。

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骨が腐るまで マンガ概要

11歳の夏、人を殺して、洞窟の奥に死体を埋めた。それから毎年、5人の幼なじみは、夏休みの夜に儀式をする。罪を忘れず、友情を裏切らぬための儀式を。そして5年。16歳の夏。白骨化した死体。暴かれる嘘。姿のない脅迫者。鳴り響く電話と、命の千切れる音。骨は腐らず、罪は朽ちず。――いま、地獄がはじまる。

 

骨が腐るまでの見所をチェック!!

かつて人を殺した仲良し5人組の物語

骨が腐るまで1

 

秘密を共有することでより仲良くなるってことは往々にしてあることだと思うんだけど、本作で描かれているそれは「殺人事件」に関することで、そりゃ鉄の掟と言っても過言じゃないくらいの結束で結ばれています。

本作の主たる登場人物は5人の高校生の男女で、彼らは小学生の頃に人を殺してしまいました。その死体を山に埋め、誰にも他言はしないという約束で強く結ばれています。5人っていうのがめちゃくちゃ秀逸で、全員が全員黙ってられるかどうかが微妙なラインっていうんでしょうか。

まぁさすがに「俺、人を殺したことがあるんだよねー」みたいに吹いて回る奴はいなかったとしても、中には罪の意識に耐えられなくなる奴もいそうだし。本作の面白さは、単純に「このままバレずにいられるのか」って部分だと思います。ぶっちゃけ掴みの段階でめちゃくちゃ面白い。

 

埋めた死体がバレるんじゃないかというスリル

骨が腐るまで2

 

死体は山奥の地中に埋めて、それを定期的に掘り起こしては5人で結束を誓うという恒例行事を行っていく中で、やっぱり不穏な空気も出てくるわけです。日中にそんなことをやるわけにもいかないだろうから夜になると思うんだけど、警察に職質されたり、あるいは「高校生がこんな夜中に!?」って目撃されたりするかも。

そして「山が崩されてゴルフ場に…」みたいな展開になったら、もうてんやわんやです。ぶっちゃけ骨になった段階でもう砕けば良かったんじゃないかなって思ったりもしたけど、そんな野暮なことは言わずに見守りましょう。

はっきり言って僕の場合は、点数の悪いテストを隠してただけでも「バレたら親に殺される」くらいに思ってた時期があったんで、この登場人物たちの「殺人の証拠」はその比じゃなかったと思います。スリルって言っていいのかどうか分かんないけど、今後の展望がどうなるかって言うハラハラ&ドキドキ感は凄まじいです。

 

警察だけじゃなく得体の知れない人物とも駆け引きを強いられる

骨が腐るまで3

 

まずは「5人全員が口を割らないこと」っていうのが最重要項目で、その次に「死体の場所がバレないようにしなきゃいけない」という感じだと思います。で、もし死体の場所がバレるんだとすれば、その流れで警察の捜査が始まるはずです。

骨になってるんなら歯形とかから身元を洗ったりするのかな。まぁここで身元がバレなければ簡単に捕まることはないだろうけど、主人公たちはご丁寧にも署名と血判状を残してるんでそうもいきません。

そして本作では「警察ではない第三者の介入」によって、物語がめちゃくちゃ大きく動きます。簡単に言えば「警察にばらされたくなかったら…」みたいな感じで脅される展開になるんだけど、この絶体絶命な危機をどう乗り越えていくのかって部分が熱いです。

 

骨が腐るまでを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

秘密の共有っていう時点でドキドキするんだけど、しかもその秘密が「殺人」っていうので重すぎるっていうね。僕みたいな小心者だったら1年も持たずに自首しそう。

本作の主人公たち5人の結束は固いんだけど、ちょっと不穏な空気が流れ始めると急に心拍数が上がるような気がしました。やっぱバレないかどうかが心配になるっていうスリルはハンパないです。

1巻時点では殺した相手の正体こそ明らかになるものの、物語の全貌はまだまだ明るみになっておらず、めちゃくちゃ気になるところで終わってしまいました。本格的なサスペンスだと思うし、次巻がすっげー楽しみです。

 

コミックス全7巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

本格派サスペンスの空気を感じましたが、やはり登場人物たちが高校生ということもあって色恋沙汰みたいな描写も多く、所々で緊張感に欠ける感じはありました。「お前ら人殺してんだぞ!?」って感じのシーンが結構あるんですよね。

そういう不満点を差し引いても、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。たぶん読み始めたら止めるのが難しい感じの作品だと思います。これは一気読み推奨。

物語の結末に関しても文句なしです。人を殺した5人にどういう結末が待っているのかっていう部分も、ちゃんと正面切って描かれていると感じました。途中、ちょっとグロいシーンが続きますがサスペンス漫画や警察に追われるスリルみたいなものが好きな人には文句なしにおすすめ。

 

あとがき

人って地中に埋めれば5年で骨になるのか。

 

 

 

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