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「ホームセンターてんこ」を読んだ感想・レビュー

ホームセンターてんこ
Ⓒホームセンターてんこ

本作を読むと初めてDIYで作ったベッドのことを思い出します。YouTubeで素人の人がやってるのを見て「自分にもできそう!」って思った挑戦したのが最後、蓋を開けたらめちゃくちゃ難しかったっていうね。

でもなんだかんだで最後まで仕上げて今では非常に思い入れのあるアイテムにもなったし、DIYの楽しさを知ることができたと思っています。「DIYに興味はあるけど難しそう」って思ってる人がいたら、ぜひ本作を読んでみてください。

というわけで今回は、女子高生がDIYするお仕事×ヒューマンドラマ「ホームセンターてんこ(全5巻完結済み)」を紹介します。

ホームセンターてんこのあらすじ

こだわる×つくる=楽しい! 電動ドリル、ジグソー、オービタル・サンダー――どうしようもなく動かしたくなる数々の電動工具が並ぶ、ハンドメイドの殿堂“ホームセンダーTENCO”へようこそ!!! 女子高生てんこ、ただいま電動ドリルに夢中です!!

ホームセンターてんこの見所をチェック!!

ホームセンターのDIYサービスがテーマ

ホームセンターてんこ
Ⓒホームセンターてんこ

本作はホームセンターの店員さんのサービスに感動した女子高生の主人公が、自身でもDIYに興味を持って実際にホームセンターで働き始めるっていう感じのお仕事漫画×ヒューマンドラマです。

ホームセンターで家具等を購入すると組み立ての有料サービスのようなものがあると思うんだけど、本作で描かれているのは一般的なそういうのではなく完全に工作のような感じ。ホームセンターというよりは職人とか何でも屋のような印象を受けました。

ホームセンターに訪問したお客さんに寄り添ったり、あるいは学校で困っている人の力になったり…。DIYを通して展開されるヒューマンドラマっていう展開は、これまでにほとんど漫画では見ることが出来なかったテーマと言っていいでしょう。

学校では教えてくれないレベルの工作

ホームセンターてんこ
Ⓒホームセンターてんこ

小学校の時は物作りをする「図工」の授業があったし、中学校ではこれが細分化されて「技術」の授業になりました(僕の時代はそうだったけど今もそうだったらいいな)。ぶっちゃけこの時の技術なんて、ろくなことを教えてもらえなかったし、何ならずっとパソコン触って終わりだったんですよね。

だからDIYをやるという人からすれば「そんなことも分からないの!?」っていう常識を知らない人が山ほど存在します。僕は一応、今でこそ自分で色んな物を作れるスキルが身に付きましたが、最初は右も左も分かりませんでした。

DIYの厄介な点は「得意な人がやってるのを見ると簡単そうに見える」っていう点です。YouTubeで見て自分にもやれそうだって思っても実際にはその二段階くらい上の難易度だったりするので、そのための基礎が学べたらいいなぁって思うはず。そういう基礎を学ぶのに適しているのが本作です。

本作を読むことで基礎的な情報が学べるうえに、物語としてもDIYの楽しさや面白さを味わうことができます。

お客様に寄り添う人間ドラマ的な展開

ホームセンターてんこ
Ⓒホームセンターてんこ

家具なんかは特に自分の生活に密接している物なので、思い入れがあったりすることが多いと思います。だから古くなったからって簡単に買い替えることもできないし、買い替えるにしても寂しい気持ちが付きまとうっていうことも多いのでは?

本作ではそういう部分の見せ方もめちゃくちゃ上手くて、個人的には「こういうサービスをやってるホームセンターがいたらめちゃくちゃ流行るだろうなぁ」と思いました。まさに顧客第一主義というか、お客さんが望んでいる以上のサービスを提供しているという感じ。

物作りに関してもオンリーワンの最たる例というかお客さんや使用する人のことを考えて、決して手を抜くことなく作り上げるっていうのかな。こういうのって「真心込めて」みたいなことを言うけど、品質が伴ってない時の言い訳にしてほしくないじゃないですか?本作にはそういう空気を一切感じません。

DIYを通して紡がれるヒューマンドラマには感動させられてしまう展開も少なくないので、これからDIYをやってみたいっていう人が読んだら速攻でホームセンターに行って、道具を買い揃えることになるでしょう。

ホームセンターてんこ 全5巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

大工や職人をテーマにしている漫画は少ないながらもいくつか知ってるんだけど、ホームセンターを舞台にしたDIY漫画で女子高生が主人公っていうのは本作以外に思い当たりません。

で、DIYに興味がある人にとってはこれ以上ないってくらいに刺さると思います。技術的なことや知識的なことの初歩がちゃんと描かれていて、楽しみながら自然と基本が頭に入るっていうのが最高です。

もちろんDIYは実際に手や体を動かしてなんぼっていうところがあるんだけど、基本的なことを知らないと話にならないっていうのも事実なので、そういう人が我流であれこれやる前の第一歩として最適だと言えるでしょう。

すでにDIYを趣味としている人は、本作から技術的なことを学ぶことはなくてもヒューマンドラマの部分で楽しめるし、とりあえずDIYが好きな人や興味がある人におすすめしたい全5巻です。

あとがき

やる気ワクワク、ワークマン。