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あなたには好きな乗り物ってありますか?僕の場合は、子供の頃は好きな乗り物がたくさんあったのに、大人になったら「好きな乗り物=嫌いじゃない乗り物」になってしまいました。
そして得意じゃない乗り物の1つが飛行機です。飛行機の墜落事故と新幹線の脱線事故、比べた時にどっちが多いか知らないけど、墜落の方を怖がっていつも新幹線を利用しています。
本作は、飛行機や空港にスポットを当てた作品。ぶっちゃけ「よほど飛行機が嫌いな人じゃない限りは、これを読んで飛行機に乗りたくなる」と言っていいくらいの魅力に溢れている漫画作品です。
というわけで今回は、空港好きには堪らないフェチ漫画「前略 雲の上より(全7巻完結済み)」を紹介します。
前略 雲の上より あらすじ
意識高い系の今どきの若手社員・桐谷は強面課長の竹内と北海道出張に赴くことに。 初出張の桐谷は羽田空港で課長から様々なダメ出しを受ける。それは仕事上のことではなく、空港・飛行機に関する無知さに対して。そう、課長は飛行機と空港を愛するいわゆるオタクだった。 課長から飛行機・空港の魅力について徹底的に叩き込まれる桐谷。はたしてどんな成長を遂げるのか。
前略 雲の上よりの見所をチェック!!
強面課長のフェチズム
個人的には空港なんて数えるくらいしか行ったことがなく、行ったことがあるという空港については2つ3つくらいなんでアレなんだけど、どうやら空港にも様々な個性があるようです(駅もそうだし、そりゃそうか)。
そして好きな人からすればテンションの上がる要素がいくつもあるようで、それを本作の登場人物はアトラクションと表現しており「空港は遊園地にも勝る」と評しています。
これこそ知る人ぞ知る境地、いわゆるフェチズムってやつだと思うんだけど、その未知のマニアックな大人がまるで子供の様に熱中している姿を見るっていうのは意外と楽しいモノです。
しかもそれが強面課長であれば、そのギャップもまた楽しいんですよね。空港が好きでよく全国の空港を利用するっていう人なら「あるある」と共感できる部分もあるだろうし、空港を知らない僕のような読者でも楽しく読める漫画です。
数々の飛行機あるある
前項でも軽く触れましたが、例えば「飛行機あるある」というのがどんなものなのか。僕みたいに飛行機にあんまり乗ったことがない人だと「飛行機の座席は離陸するまで確定しない」というのは、驚きを禁じ得ない部分だと思う。
「プレミアムクラスの料金を払ったら、いざ当日にプレミアムシートのない飛行機に変更されて、差額分の料金が戻ってきた」とか、こういうシステムがあるのって飛行機くらいのもんじゃないですか?
ここは飛行機に頻繁に乗るような人じゃないと分からないだろうけど、空席だった自分の隣の席に急遽別の乗客が変更されるっていうパターンは、想像に容易いです。そして「近くに完全な空席があるのに、正規手続きを踏んだ座席では隣同士」っていう展開は、夜行バスとか電車でも普通にある展開ですよね。
このような場合の窓側の取り合いとか、窓側に座ってしまったせいでトイレに行きにくくなってしまうモヤモヤ感とか、飛行機初心者でも楽しめるあるあるが沢山登場します。
各空港の特徴が超丁寧に描かれている
本作に登場する強面部長は、マジもんの空港マニア(飛行機マニア)なので、各空港の特徴を超丁寧に説明してくれます。
空港内にあるお食事処の情報なんかは、ちょっとしたグルメレポートを見ているようで食欲を刺激されますし、滑走路までの距離が短い空港があったり、ミュージアムのある空港があったり…。
空港に全く興味のない僕が読んでも「色々あるもんだなぁ」と感心しっぱなしでした。こんなの人並みに空港を利用したことがある人からすれば、面白くないわけがないと思います。
前略 雲の上より コミックス1巻を読んだ感想・レビュー
最初は取っ付きにくいというか、マニアックな題材すぎてハードルが高い漫画のように思ったのですが、実際に読み進めていくとそうでもないです。扱っているテーマこそマニアックですが、割と万人向けに描かれているという印象を受けました。何がいいかって、すごく丁寧に描かれているんですよね。
本作にはマニアックな強面課長と若手社員がバディを組むようなカタチで行動を共にしています。課長が若手社員に空港のあれこれを説明するという体裁を取っているので、知見のない読者も置いてけぼりにならないっていうね。
絵も綺麗だし、良い大人が子供の様に目を輝かせている様子は面白くないわけがない!飛行機をよく利用する出張の多いサラリーマンの方なんかには文句なしにおすすめです。
あとがき
GO TO TROUBLE。