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「高機動無職ニーテンベルグ」を読んだ感想・レビュー

高機動無職ニーテンベルグ

 

ニートというワードは2004年頃から日本でも使われるようになったそうです。今じゃもう完全に定着していて、むしろニートの中でも細分化されてそうな勢いですが、そんなニートがロボットに乗って戦う漫画がこちら。

「ニートが誰と戦うねん」なんて思ってたら相手はまさかの社畜っていうね。この世界観、連邦軍とジオン軍の戦いにそっくり!というわけで今回は、ニートと社畜がロボットで対決するバトル漫画「高機動無職ニーテンベルグ(全5巻完結済み)」を紹介します。

 

 

高機動無職ニーテンベルグ あらすじ

労働暦108年、世界は労働に支配されていた。無職の少年・不働遊は強制労働軍に連行される最中、謎の美少女・ネルに導かれ、黒いワークマン(ロボット)に乗ることに。こうして、社畜と無職の戦いが幕を上げた!

 

高機動無職ニーテンベルグの見所をチェック!!

無職がロボットを操作して社畜と戦うバトル漫画

高機動無職ニーテンベルグ1

 

本作を分かりやすく言えば「無職がロボットに乗って社畜と戦うバトル漫画」です。ガンダムでもエヴァでも何でもいいんだけどそれらに非常に近く、主役が無職で敵が社畜という割とよく見るようになってきた設定の中にロボットバトルの要素が追加されています。

ハッキリ言って出オチ感はあるんだけど、そこまでギャグ満載っていう感じでもないのが逆に面白いです。所々にネタは放り込まれているにもかかわらず、読んでて「これって笑ってもいい場面なのかな?」みたいな空気感は割とシュールかも。

 

ニートってそもそも何の略?

高機動無職ニーテンベルグ2

 

一時期から働かない人のことをニートって呼ぶようになったわけですが、これが何の略なのかを答えられる人ってそんなにいないんじゃないかなぁと思います。ぶっちゃけ僕はこれまでに3回はこれを調べてるんですが(その都度忘れてる)、ニートは「Not in Education, Employment or Training」の略だそうです。

ちなみにそんなニートも本作にかかれば「Next Evolution Exceed Type」ということで、これ以上ないくらいのニュータイプに仕上がっています。これを真面目に言ってしまうテイストの作品なので、まぁギャグっちゃギャグだし、パロディーっちゃパロディーって感じの不思議な作品です。

 

ガンダムが好きなら必見のパロネタ

高機動無職ニーテンベルグ3

 

本作は機動戦士ガンダムのパロディーというかオマージュというか、まぁパクリって感じはほとんどないくらいにアレンジされている作品です。ゆえにガンダムが好きな読者からすれば結構笑えるシーンがあります。

まぁガンダムの元ネタを知らなくても、本作に登場するガンダムネタのそれは色んなギャグ漫画でパロネタとして登場してきたような有名なやつなんで、多くの読者が楽しめるんじゃないか説もあったりなかったり。

無職いじりのよくある漫画とは違って、根底にちゃんとしたストーリーもあります。バトルシーンはガンダムさながらの迫力ある戦いが楽しめるでしょう。

 

高機動無職ニーテンベルグ コミックス全5巻を読んだ感想・レビュー

タイトルや表紙を見た感じではもっとギャグテイストが強い作品だと思ったんだけど、意外とそこまでギャグ要素は強くないという印象を受けました。もしかしたら突っ込みがほとんど無いからかも。

とにかく絵が綺麗で、無職が割と真剣に社畜とバトルしているという感じ。所々に無職という言葉が飛び交うから変な感じはあるけど、セリフがなければちゃんとしたロボットバトルの漫画だと錯覚するくらいのクオリティです。

そしてニートを貶めるだけの漫画とはちょっと趣向が異なっていて、ニートにはニートの事情があって社畜には社畜の事情があるというのは、まさに機動戦士ガンダムのそれだと思いました。よくあるタイプの無職漫画のようにだらしない感があまり無いし、似たような作品に嫌悪感を抱いてしまうという人でも楽しめる作品じゃないかと。

 

あとがき

他人の三倍のノルマをこなす仕事ぶりはまさに閃光。

 

 

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