「くるくるくるま ミムラパン」を読んだ感想・レビュー

くるくるくるま ミムラパン表紙
Ⓒくるくるくるま ミムラパン

パン屋さんから漂ってくる焼き立てパンのにおいってやばいですよね(語彙力)。あんなんが町で移動してるって思ったら、焼き鳥以上に誘われてしまうような気がします。

本作は移動式パン屋を舞台に展開される人間ドラマを描いた漫画作品です。というわけで今回は、素敵エピソード満載の不思議なパンの物語「くるくるくるま ミムラパン(連載中)」を紹介します。

著:関野葵
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くるくるくるま ミムラパン あらすじ

移動式パン屋が紡ぐハートフルストーリー! 街をくるくる、あなたの元へ。こんがり、ふわふわ、一度食べたら忘れられない、移動式パン屋・ミムラパン。ミムラパンを営むミムラさんは、とっても不思議で優しい人。“ある理由”で街を転々としているようだけど、何もかもが謎のまま。ただ、変わらず言えるのは、ミムラさんは悩みの“におい”を嗅ぎつけて… 世界に一つだけ、あなただけの焼きたてパンをお届けします。ひと口食べるごとに心のモヤモヤも晴れていく不思議なパンを召し上がれ! さぁ、今日のパンと悩みの種は一体…!?

くるくるくるま ミムラパンの見所をチェック!!

移動式パン屋さんが舞台

くるくるくるま ミムラパン1
Ⓒくるくるくるま ミムラパン

移動式のお店・屋台ってめっきり減ったような気がします。僕の住んでいる所の近くで言えば、コンスタントに発見できるのなんて焼き鳥屋さんくらいじゃないかなぁ。というか移動式のパン屋さんって下手したら一度も見たことがないかもしれません。

本作はそんな移動式のパン屋さんが舞台になっていて、その経営者であるミムラさんが主人公です。そしてこのミムラさんと縁あって知り合いになった車屋さんの白ちゃんのダブル主人公となっています。

ある時は駐車場、ある時はスーパーの前など移動式の利点を生かして色んな場所でパンを売るミムラパン。その先々で様々なお客さんとの交流やドラマが紡がれていきます。そのどれもが心を動かされてしまうような素敵な物語になっているので、ヒューマンドラマが好きな人ならばっちりハマる物語と言っていいでしょう。

読むだけでパンが食べたくなる衝動

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Ⓒくるくるくるま ミムラパン

本作はすごく優しいタッチの絵で人物画は少しクセがある感じなんだけど、パンの絵が食欲を刺激してきます。決してリアリティのある絵っていう感じじゃないのに、パンの柔らかさみたいなものがめちゃくちゃ伝わってくるんですよね。

絵が下手ってわけじゃなくて、むしろ背景なんかの細かい絵はすごく繊細に描かれているし驚くほどなんだけど、まさかメルヘンチックな絵のパンに食欲を刺激されるとは思いませんでした。

個人的に驚いたのが「ドロッとした表現」で、例えばピザのチーズが伸びる感じっていうのかな…。パンの柔らかい感じ、良い香り、サクサク触感みたいなものがすっげー伝わってくる雰囲気がすごいです。本作を読んだら無性にパンが食べたくなること間違いないので注意すること。

ノスタルジーな雰囲気のあるヒューマンドラマ

くるくるくるま ミムラパン3
Ⓒくるくるくるま ミムラパン

移動式のパン屋さんで色んな場所に行ってパンを売り、そこで出会ったお客さんとの人間ドラマっていうのが本作の流れです。この人間ドラマがほっこりできる良いエピソードなんですよね。

あなたがもし社会人だったとすれば、新入社員の頃って意欲と熱意に溢れていたことと思います。それが何年かキャリアを重ねていくうちに景色が変わったというか、場合によっては情熱がなくなって惰性で働いてるって人もいると思うんです。

ミムラさんは一生懸命パンを作っていて、そこに妥協とか惰性は一切ありません。そういう人を見ていると手を抜くことが恥ずかしく思えてくるような素敵な気持ちになれるはず。ぶっちゃけ初心を思い出せるような素敵エピソードが満載なので、何かに熱中していた頃を思い出したいっていうような人にドンピシャかも。

くるくるくるま ミムラパン 1巻を読んだ感想・レビュー

すごく素敵なエピソードばかりでした。いろんな人にドラマがあって、それぞれの展開にあったパンを用意するっていう感じなので、パンの種類は多いだろうからしばらくネタ切れも心配無用だと思います。

絵がすごく丁寧で、細かい部分の絵には驚かされるばかりです。メロンパンが何個も並んでいるところの絵もそうだし、バラの花のアーチみたいなやつもそう。全然手抜きがなくて驚かされました。

これからもっとハートフルなエピソードが増えていくと思うので、今後の展開にも大いに期待しています。パン党の人、ヒューマンドラマが好きな人、優しい雰囲気の絵が好きな人におすすめです。

あとがき

ミムラパンかよっ!

著:関野葵
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