ヤンキー漫画 個別紹介

バッドボーイズ・佐田正樹の自伝的ヤンキー漫画「デメキン」は、どんな顔で読んだらいいの?

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下世話なエピソードが結構好き(実話○ックルズとか)な僕としては「芸能界で喧嘩が強いのは誰か」みたいな話が結構好きです。

で、それと同じくらい「過去の武勇伝」みたいなものを語っている人の話を聞いて「それ本当かよ!」「盛ってんじゃねーよ!」とか言いながら、キャッキャやっています。

個人的に本当の意味で「昔はやばかった」っていう人は、本人はあまり言わないような気がするんだけど…(宇梶剛士さんとか)。そういう意味では「今の職業が芸人となると話も上手いから、色々盛られているのかも」と思ってしまう次第です。

というわけで今回は、芸人・バッドボーイズの佐田さんによる自伝的ヤンキー漫画「デメキン(連載中)」を紹介します。

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作品概要

外見や大人しい性格が災いしてなのか、同級生からイジメられる日々を過ごしていた佐田少年。

彼はギョロッとした目が特徴的であるが、小さい頃からそれを周りにイジられ「デメキン」と呼ばれていた。

佐田少年は元々は不良になるような気性が荒い人物ではなく、同級生からのイジメで内履きに画びょうを仕掛けられたりした際は、痛みや悲しみよりも先に「おばあちゃんに買ってもらった内履きを血で汚してしまった」ということを気にする優しい子である。

ある時、同級生に切れて初めて人を殴ったその日以来、あだ名はデメキンから佐田君に変わった。

元・福岡連合総長、喧嘩無敗と数々の伝説を持つバッドボーイズ・佐田正樹の泣き笑い青春グラフィティーが、ここから始まる。

 

見所をチェック!!

芸人さんならではの言い回しなど

ヤンキー漫画っていうのはその特性上、どんなに喧嘩に明け暮れている殺伐とした空気感を持っていても、仲間同士でバカやったり、下ネタ的な要素で笑わせに来る場面が少なくありません。

ただ本作の場合、読者を笑わせに来る時の手法が、通常のヤンキー漫画とは若干違う気がする…。

これは芸人ならではというか「ただ自分の過去の栄光に酔っている」という感じではなく、読者が読みやすいような配慮なのかも。

居酒屋でおっさんの「俺も昔はな…」みたいな話って、たぶん笑いがないから聞いてられないんじゃないかと思うんです。

そういう意味では、照れ隠しなのかウケ狙いなのかは分からないけど、ナレーション的な感じで面白い表現が結構出てくるので、楽しみながら読めます。

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不良の世界のあれこれ

「そういや学生時代の上下関係ってこんなんだったなー」とか思いながらも、不良の世界のそれは一般の学生とは比較にならないほど厳しかったんじゃないかと思う。

個人的には「先輩ってお世話になっている年上の人物ってことじゃないの?」って思ったりもするからなのか、他校の生徒だったら年上だろうがガンガン喧嘩するし、自分のとこの先輩だったら「仮に不良として尊敬できないような人間でも絶対服従」みたいな部分に違和感がありました。

これが一貫してそうなら、シャバい先輩にあれこれやられてても耐える姿にカッコ良さを感じるんだろうけど、現在の佐田さんがあんな感じ(パンクブーブーの黒瀬さんを小馬鹿にしてる感じ)だから、イマイチ説得力を感じないっていうね。

それを考えたら「当時からそういう教えに逆らいたかったけど、怖い先輩や本当に尊敬する先輩には逆らえないし、逆らいたくない」みたいな感じかも。

それでも当時の佐田さんもクセのある先輩には相当悩まされていたようなので「こんな奴ってどこにでもいるんだなー」という楽しみ方もできます。

 

福岡連合総長も普通の人間

上記シーンは、盗んだバイクで走り回ったところを警察に見つかり、なんとか逃げることに成功した日のお風呂での様子です。

僕は不良とは縁が無かったから「不良って根本から不良」だと思っている部分があります。もちろんキッカケはあるし、なんちゃって不良も多いと思う。

でも、福岡連合の総長までいくような人は「キッカケを掴んで不良の道に一歩踏み入れたら、あとはもう怖いもの知らずなんじゃねーの?」っていう考えがありました。

でも初めて原チャを乗り回した時、初めて警察に追い回された時に「怖い」っていう感情を抱いたって部分に親近感を感じたというか、本当の不良からしたら「だせー」って思うかもしれないけど、僕には良い意味で映ったんですよね。

それと同時に「もうちょっと他人のことを考えられる不良だったら良かったのに…」とも思うけど、そのあたりができなかったから不良なのかなぁと思ったりもして。

とりあえず根っから交わることの無い人種というわけではなく「話せばわかりそうな相手」っていう部分は、良くも悪くも大きな見所だと思う。

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コミックス1巻~5巻まで読んだ感想

最初は、よくある感じのヤンキー漫画という感じで読みながらも、芸人さん独特の言い回しとか滅多に見られない九州訛りが新鮮で、グイグイ読み進めていきました。

いじめられっ子が一緒にワルできる友達に巡り合った時とか、心から良かったって思ったし。決して褒められることじゃないけど、毎日の充実してる感じとかが見てとれて、ちょっとだけ羨ましい感じも。

最初は小学校から始まって、その後で中学→高校って進んでいくんだけど、途中でシンナー・強盗あたりのエピソードが出てきたときは、さすがに悪手だと思った。あと立て続けに死人も出る。

ここまでやっちゃうと、僕の中ではヤンキーじゃないんですよね。なんていうんだろう、喧嘩に金属バットを持っていくまでは不良だけど、それで相手に向かってフルスイングしちゃうとそれはもう不良じゃないというか。

ナイフもチラつかせるまででしょ。それを使っちゃったらもう不良の一線を大きく超えちゃうと思うんです。

芸人だから話を大きくしちゃってるのか、そういうエピソードもカッコイイと思ってるのか。あるいは「カッコ悪いことも含めて全部さらけ出す」っていうコンセプトなのかは知らないけど、たまに出てくるクセのあるエピソードには賛否両論あるんじゃないかと思います。

すべらない話で佐田さんがした「修学旅行の話」を聞いて笑える人ならOK。僕はどっちかって言うと「コイツ、自分のやったこと棚に上げて何言ってんの?」っていう方に捉えちゃったんで、そういう人だと定期的に悲しい気持ちになるかもしれません。

フォローするわけじゃないけど、定期的に悲しい気持ちになりながらも読んでしまう面白さはあるので、ヤンキー漫画が好きな人はぜひ。

 

あとがき

自伝的不良漫画で多くから支持を得るのは難しいと思った。

 

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