記事内に広告を含みます

「バチバチ」を読んだ感想・レビュー

バチバチ表紙
Ⓒバチバチ

表紙だけを見るとヤンキー漫画っぽい見た目をしていますが、本作はれっきとした相撲漫画です。しかもヤンキーあがりっていう感じでもなさそう(負けん気はめちゃくちゃすごいけど)。

タイトル通りのバチバチと火花が散りそうな熱い展開に、一気に引き込まれてしまうこと間違いなし!というわけで今回は、新鋭が角界を激震させる本格大相撲漫画「バチバチ(全16巻完結済み)」を紹介します。

バチバチのあらすじ

ある事件をきっかけに相撲界を追われ、この世を去った大関・火竜!その息子、鮫島鯉太郎の胸には父が遺した言葉が深く刻まれていた!!待ったなしの角界激震!本格大相撲漫画!!

バチバチの見所をチェック!!

大関・火竜の息子が角界に挑戦

バチバチ1
Ⓒバチバチ

本作の主人公は相撲取りの息子です。父親は大関までいった名力士なんだけど、あることがきっかけで角界を追われてそのまま亡くなってしまいます。で、その父親の無念を晴らすため…ってわけじゃないけど、大相撲の巡業のイベントみたいなやつで幕内力士に勝って、そのままの勢いで角界入りを決めるという感じ。

幼い頃から父親の姿を見てきたということもあって素質は十分。負けん気も申し分なし。ただし体格には恵まれたというわけではなく、周りの力士たちよりも一回りも二回りも小さく瘦せ型です。それを真っ向勝負で突き進んでいく主人公の姿はマジでカッコイイ!

相撲は体重制限がないし、階級別で分かれているわけでもありません。ゆえに身体が大きい方がどうしたって有利になるんだけど、そんな世界において決して体格的に恵まれていない主人公がどこまで行けるかっていう部分に注目です。

相撲部屋で培われる愛情や友情

バチバチ2
Ⓒバチバチ

現実世界の各界を見ていると行き過ぎた体育会系のような感じで、酷いニュースを見聞きすることも珍しくありません。古い体制がはびこってることは簡単に予想できるし、中には「令和のこの世にそんなことやってんの!?」って言いたくなるようなことも多いんじゃないかと思います。

しかし本作で主人公が入門する相撲部屋は、親方にも兄弟子にも恵まれている相撲部屋です。この手の漫画だと「嫌な奴が出てくる→主人公が嫌がらせに耐え続ける→最終的には正攻法で主人公が相手を見返す」みたいなことがセオリーなので、同じ部屋の奴が嫌な奴っていう展開もあるかと思いましたがその心配はありません。

父親を亡くして以来、親の代わりに育ててくれた家族代わりの存在はいましたが、どこか遠慮もあったことでしょう。そういう主人公にとってこの相撲部屋が、本当の家族のように居心地の良い場所であることは間違いないはず。この相撲部屋を巡ってのドラマは本作で一番の見所です。

嫌がらせや逆境を跳ね返していく展開

バチバチ3
Ⓒバチバチ

同門の力士や親方は良い人ばかりでも、一歩外に出ると嫌な奴は存在します。特に父親や部屋絡みの悪口を言ってくるタイプが多く、読んでいるこっちも結構煽られるような感じです。

主人公がしっかりと芯を持っている強い人間だし、守ってくれる兄弟子たちも頼りになるんで、思ってたほど胸糞悪くなるような感じはありませんでした。でも、やっぱ嫌な奴はいるよね…。

そういう奴らとちょっとしたトラブルなんかも起こしつつ、最終的には土俵で白黒つけるっていう展開は何度読んでも熱くなります。ちなみに本作の主人公は強いし才能もあるんだけど、体格的に恵まれているわけでもないし、そもそも入門してから日も浅いし、強さが安定していないことからも割と負けたりするんですよね。

この辺の不安定な感じも相まって「主人公がんばれ!」みたいになるし、主人公がどこまで駆け上がっていくのかっていう部分も大きな見所と言えるでしょう。

バチバチ 全16巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

絵の迫力もさることながら、引き込まれる魅力に溢れている相撲漫画です。本記事を書くにあたって久しぶりに全16巻一気読みしたけどやっぱり面白い。相撲にさほど興味がないっていう人でも格闘漫画やスポーツ漫画、ヤンキー漫画が好きな人なら熱くなれると思います。

嫌な奴を正攻法で見返していくっていう展開も好きだし、兄弟子との間にできる友情みたいなものも見応え抜群です。「これを読んで熱くならない奴っているの?」ってくらいの熱量なので、少しでも興味を持ったならぜひ読んで欲しいと思います。

ちなみに本作は続編「バチバチ BURST」へと続きます。本作だけだと中途半端とは言わないけど続編ありきの展開で終わってるし、そもそも最後は主人公どうこうじゃなくて兄弟子や相撲部屋一門の話だったりするので、そういう意味では続編ありきで楽しんだ方がいいかも。

あとがき

まさにバチバチって感じの相撲漫画。