あなたは授業中に先生にバレないように寝たことがありますか?というか今の中学校って寝てる生徒がいたら起こすんだろうか…。少なくとも僕が通っていた頃のように叩いてでも起こすってことはなさそうだけど。
本作は授業中にあの手この手を使って惰眠をむさぼる美少女の物語です。というわけで今回は、居眠りあるあるが満点のギャグ漫画「佐伯さんは眠ってる(連載中)」を紹介します。
佐伯さんは眠ってるのあらすじ
授業中にあの手この手で居眠りする学級委員長の佐伯さん。隣の席の時宮は佐伯さんを観察するうちに、どんどん気になって…。原作に『戦勇。』『がくモン!~オオカミ少女はくじけない~』の春原ロビンソン、作画は『童貞地獄』『七つの大罪 セブンデイズ~盗賊と聖少女~』の小菊路よう。
佐伯さんは眠ってるの見所をチェック!!
授業中に先生にバレないようにして眠る技
僕の場合、高校の時は思いっきり机に伏せて寝ててもあんまり注意とかされなかったし、中学の時は居眠りをしたことが一度もなかったからアレだけど、さすがに中学の時に伏せて寝てたら注意されそうな気がします。
というわけで「いかに先生の目を欺いて惰眠をむさぼるか」ってことが重要になってくるじゃないですか?僕みたいなビギナーからすれば、消しゴムの上に肘を置いて滑らないようにして頭を支えるってくらいの発想しかなかったけど、本作で描かれているそれは想像の遥か上を行っていました。
そして少年漫画らしく、もしクラスの女子がそういう寝方をしてたらドキッとしてしまうであろう要素もばっちりです。ただの惰眠、されど惰眠…。
先生が当ててくる法則あるある
授業中に当てられる人ってある程度の法則があるじゃないですか?セオリーで言えば「日付から順番、日直から順番」って感じかな。順番も素直に後ろに流れてくパターンもあれば逆方向に行くパターンもあって、この辺は教科担当の先生によって違うと思います。
だから教科書を読まされる場合なんかは先回りして漢字の読み方をチェックするとか、計算問題なら周りの人と答え合わせをしておくみたいなことをすると思うんです。でも寝てる場合は、当てられる直前に起きて状況を把握しておくことが重要と言えるでしょう。
本読みなら前の人がどこまで読んでいたかを把握しなきゃいけないし、そもそも「何目的で当てられたのか、どの問題で当てられたのか」を押さえておくことは必須事項です。本作のヒロイン・佐伯さんはその辺も抜かりりません。この情熱を勉強に注げば、たぶん東大にも余裕で入れそうな気がする。
先生ごとの攻略法にも余念がない
子供の頃って「先生ってみんな堂々としているし、大人はみんな字が上手い」って思ってたけど、今思えばそれは大きな勘違いだったと思いました。というわけで、先生によっては生徒の方を見ながら喋るのが得意でない先生もいるんじゃないかと。
僕は中学の頃にそういう観点で授業を見たことがなかったからアレだけど、リスクを考えると「先生によって寝方を変える」っていうのは基本中の基本だと気付かされました。生徒たちに問題を解かせたりしている時に教室を歩き回る先生とかいたけど、あれって今思えば厄介だったなぁ。
佐伯さんはこの辺の観察眼が鋭くて、この全てが5時間目の授業を寝るために向けられたものだと考えると笑いを禁じえません。先生ごとの攻略法にも余念がない部分にも見所がたっぷりです。
佐伯さんが可愛すぎる
授業中に寝るなんて図太い神経がないと出来ないんじゃないかと思うし、得てして「授業中に寝る女の子」っていうのはプラスにならないと思うんだけど、ヒロインの佐伯さんはめちゃくちゃ可愛いです。
ぶっちゃけここに可愛い女の子を据えなくても、ギャグ漫画としては十分に成立していると思います。でも佐伯さんだから同時にラブコメ要素も成立していると言っても過言ではありません。
序盤時点では恋愛対象と言うよりも仲間意識みたいなものの方が大きく感じますが、今後の展開で主人公と佐伯さんの関係性がどう変わっていくのかっていう部分は大きな見所だと思います。
佐伯さんは眠ってる 1巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)
「授業中にそうやって先生にバレずに寝るか」みたいなことって誰もが通ってくる道だと思うんで、そういう意味で非常に良い着眼点だったなぁと感心させられました。このあるあるを面白くないって感じる人はいるんだろうか。
ぶっちゃけ授業中に寝るってだけの作品なんだけど、授業中に寝ようって思ったことが一度でもあるなら共感できること間違いなしです。ほとんどの人は「そこまでする!?」って感じになるとは思うんだけど、これがまぁ面白い!
強化は限られてるし、もしかしたらネタが尽きるのも早いんじゃないかっていう部分が心配ですが、ギャグ要素は文句なし。今後はラブコメ要素の見応えも増えていくことを期待しています。
あとがき
僕にもおっぱいがあれば眠れたのに(←いや違う)。