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「僕と君の大切な話」を読んだ感想・レビュー

僕と君の大切な話表紙

 

個人的には「男ってガサツ」とか「女って面倒」みたいな、人によって変わることを性別で括るやり方があまり好きじゃありません。自虐で自分のことを「男ってバカだから…」みたいなのを言うのはいいけど、相手の性別を一括りにするのはなんかね。

でもそんなデリケートな部分を見事にコメディー感たっぷりに描き上げている作品があるんです。というわけで今回は、新感覚“トーキング”ラブコメディー「僕と君の大切な話(全7巻完結済み)」を紹介します。

 

 

僕と君の大切な話 あらすじ

同じ学年の東くんに片想いをしてきた相沢のぞみ。ある日、勇気を出して帰りの駅で声をかけて告白! だけど、東くんの返事は超予想外の言葉だった…!! なかなかかみあわない不器用な2人だけれども、会話を続けるうちに、次第に距離は縮まりはじめ? 2人のすれ違いに笑いと共感とニヤニヤの嵐! 天然ストーカー女子相沢さん×ツンデレ眼鏡男子東くんの新感覚“トーキング”ラブコメディー、開幕!

 

僕と君の大切な話の見所をチェック!!

希少価値のあるトーキングラブコメディー

僕と君の大切な話2

 

本作をジャンル分けするとラブコメはラブコメなんだけど「トーキングラブコメディ」という枠組みに分類されます。簡単に言うと「男女の会話に特化したラブコメ」という感じです。

一般的なラブコメの場合は少しおっちょこちょいな展開があったり、動作で笑わせる場面も少なくないじゃないですか?本作の場合は動作で笑わせる場面がほとんどなく、その笑いの多くは男女の会話で再現されています。

女子が言う「男子って…」と男子が言う「女子って…」が真っ向からぶつかる感じっていうのかな。少年漫画あるあるをちょっと馬鹿にする感じで会話が始まったら、返す刀で少女漫画あるあるをちょっと馬鹿にする的な展開が楽しめます。これがめちゃくちゃ面白いです。

 

好意を抱いているはずの2人が口論に

僕と君の大切な話1

 

本当に嫌いな人とは喧嘩にすらならないって言うけど、好きな相手には「自分をもっと理解してほしい」みたいな感情があるから、些細なことが大きな口論に発展してしまうことも珍しくありません。…知らんけど。

本作では主人公2人の「男って/女って」という言い分が真っ向からぶつかるので、この2人がやらんでもいいような話にまで発展することが多いんですよね。まるで人類の男代表と女代表の戦いをこの2人が実現しているというか、本来この2人が言い争わなくていいことで口論しているんです。

自分も面と向かってこれを言われたら反論したくなるのかもしれないけど、俯瞰的にこの両者の言い争いを見ていると「まぁ言わんとしていることは分かる」みたいなポジションで楽しむことができるでしょう。冷静に見ていれば、結局は「性別とかじゃなくて人による」で決着が着くものが多いので。

 

あー言えばこー言うという典型例

僕と君の大切な話3

 

男女間の会話において「これを言っておけば大丈夫」みたいな魔法の言葉って、基本的には存在しないじゃないですか?もちろん労いの言葉なんかは有効かもしれないけど、一見褒め言葉のようにも思える「いいね、似合うね、かわいいね」には地雷が潜んでいるのも事実です。

ある場面では「それが事実かどうかは重要じゃなくて共感してあげることが大事」と言いながらも、中には「思ってもいないことを口に出すな」みたいなことを言い出す人もいるし、それを言い出したらこちらとしては八方塞がりです。

これを多少は感情的になりながらも、会話のキャッチボールのみで相手と論争していく様子は見応えばっちり!ディベートとか人を論破したいというような理屈家にはめちゃくちゃ刺さるラブコメだと思います。

 

僕と君の大切な話を読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

男女がお互いに疑問に思っているようなことをぶちまける系のラブコメで、屁理屈が好きな人にはたまらない作品と言っていいでしょう。あー言えばこー言う的な展開が好きな人には鉄板です。

女主人公が男主人公に好意を告白するところから始まるのに、仲良くなるためには遠回りと言わざるを得ないほどの口論をする展開は、これまでのラブコメになかった要素と言ってもいいのでは?

割と共感しやすい男女あるあるが登場するので読みながら共感できるし、当事者でもないから自分の性別の悪い部分を突かれても腹が立ちません。これは発明だと思いました。夫婦漫才のようなテンポの良さもあるので、動きよりも会話の笑いが楽しみたいという人には文句なしにおすすめです。

 

コミックス全7巻を読んだ感想・レビュー

最後の終わり方も含めて最高のトーキングラブコメディでした。後半になるに連れて当初に夢中にさせられたトーキング感が薄れて行っちゃうのは気になったけど、最後まで面白いラブコメだと思います。

前半は口喧嘩をしながらお互いを知って仲良くなっていくパートで、後半は恋愛要素かなり強めのラブコメという感じ。いや、見る人によってはコメディー感もあまり感じなくて、ラブコメというよりも恋愛漫画と思ってしまうかもしれません。

理屈っぽい展開が好きだった僕としては、トークコメディ要素ありきのまま最後まで突っ走って欲しかったけど、全7巻で色々な表情が楽しめるという意味では悪くないかも。全体的には超面白いラブコメでした、大満足です。

 

あとがき

手からビームが出てなんだというの。

 

 

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