「天気の子」を読んだ感想・レビュー

天気の子表紙
Ⓒ天気の子

僕はこれまでの人生において、雨を願ったことはあっても晴れを願ったことってあんまり無いです。少なくとも小学校を卒業してから晴れを願ったことはほとんどありません。

でも雨を晴れに変えることができる能力って少し憧れるし、そういう妄想を何度もしてきました。こういう気持ちのある人にはめちゃくちゃ刺さるのが本作です。というわけで今回は、雨を晴れにすることができる少女を巡るファンタジー「天気の子(全3巻完結済み)」を紹介します。

著:新海誠, その他:窪田航
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天気の子のあらすじ

高校1年の夏。離島から家出し東京へやってきた帆高少年は孤独な日々を送っていた。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で一人の少女・陽菜と出会う。彼女は不思議な能力を持っていた──。「君の名は。」で国内外から多くの支持を得た新海誠監督の最新作をアフタヌーン四季賞出身の期待の新鋭が完全コミカライズ!!

天気の子の見所をチェック!!

家出少年が東京で過ごす不思議な時間

天気の子1
Ⓒ天気の子

本作は異常気象によって雨の日だらけになっている東京を舞台にした物語で、主人公は島からフェリーで東京にやってきた家出少年です。一人で生きていこうと決心したもののアルバイトを見つけることすらできず、たまたまフェリーで知り合っていた人物から食事付きの仕事を紹介してもらうところから始まります。

この記事を書いていて「なんで主人公は家出したんだっけ?」って思って読み返してみたんだけど、なぜ家出をしたのかについては不明でした。もしかしたら中学生~高校生にありがちな都会への憧れが爆発した結果かもしれません。

そして主人公は記事の制作作業を請け負うこととなり、都市伝説などを探ることになります。ここから始まる不思議な日常生活は、まさに見所たっぷりと言えるでしょう。

雨を晴れに変えることができるヒロイン

天気の子2
Ⓒ天気の子

主人公がまだ仕事を見つけられずにいたところ、お腹を空かせている主人公に対してハンバーガーをご馳走してくれた女の子がいるんだけど、その子は「雨だらけの日常に一時的な晴れを呼び込む」という特殊な能力をもっていました。

これこそが本作のタイトルにある天気の子の由来になっているんだろうけど、まぁ俗に言うところの晴れ女ですね。そしてこの力は不確定なものではなく、かなり信頼度の高い能力となっています。

主人公はこれこそが自分が求めていた都市伝説であることに気付き、そして「どうしても晴れてほしい」と願う人に対する商売としてこの能力を使用することを思い付くんです。野外イベントなんかの人は晴れてほしいって願うでしょうから、食いっぱぐれることはないでしょう。

この不思議な力をどう使っていくのかっていう流れに注目してみてください。

天気の子が能力を使用することの代償とは?

天気の子3
Ⓒ天気の子

ぶっちゃけ能力が使い放題なのであれば、一時的にしか晴れにできなくても連発すればいいわけで、その辺のルールって気になるじゃないですか?MP方式なのか、それとも命を削る羽目になるのかとか。

MP方式なら毎日1回とか、あるいは2日に1回っていうペースを守るだけでいいし、そもそも疲れみたいなものがあるのかないのかも不明です。でも本作を読んでいると、どう考えたって「何かしらのしっぺ返しが来る」ってことは想像に容易いんですよね。

で、後々明らかになるんだけど、天気を雨から晴れにすることのデメリットがまぁまぁ大きいんです。少なくとも「運動会やら遠足のために能力を使うっていうのは割に合わないんじゃないか」って思うほどにはデメリットが大きい。これに気付いた時の主人公とヒロインの行動にも見所たっぷりです。

天気の子 全3巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

2019年に公開されたアニメーション映画のコミカライズ作品ということで、漫画は読んでなくても映画は見たっていう人も多いのではないかと思います。キャッチコピーは「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」だそうです。

内容は全体的に爽やかさが香るノスタルジーロマンスって印象を受けました。どこか懐かしさがあって、恋愛っていうよりもロマンスって感じ。何がどう違うのかは明確に説明できないからアレだけど。

ふとしたことがキッカケで警察に追われるようになってしまうシーンについては「なぜそんなことをした!?」以外の感想が出てきません。田舎から出てきたばかりの高校生ってこんなもん?いや、違うでしょ。

真面目に読むと色々言いたくなる部分はあるけど、全体的には素敵だと感じるファンタジー作品だと思いました。新海誠氏の「君の名は。」とか「秒速5センチメートル」が好きならおすすめです。

あとがき

晴れも雨も天気。

著:新海誠, その他:窪田航
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