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復讐の炎よ燃えろ!「御手洗家、炎上する」に追加で燃料を投下したい

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タイトルと表紙を見た感じだと「あー、よくあるSNSの炎上的なやつね」って思ってたら、マジもんの炎上でした。

いかにもって感じのドロドロした昼ドラっぽい感じがする作品で、女性が好んで読みそうな感じはするんだけど、男が読んでも面白いと思う。忠臣蔵とかそういう復讐劇が好きなら楽しめるんじゃないかと。

というわけで今回は、家事から始まる本格ホームサスペンス「御手洗家、炎上する(連載中)」を紹介します。

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作品概要

ある日、とある一家が炎上する事件が起きた。炎上したのは病院を経営している御手洗家で、出火原因は妻の火の不始末とされる。妻は皆が見ている前にも関わらず、燃え盛る自宅の前で旦那に土下座をして謝った。

その後、その家事が引き金となったのか妻は2人の子供を連れて家を出ることになり、その後に旦那は再婚。再婚した相手は、妻と仲が良かったシングルマザーであった。

本作の舞台は、御手洗家の炎上から13年後である。当時は幼かった子供も今は大人になったが、13年前の事件は母親の火の不始末が原因ではないということも信じていた。

それは、炎上している自宅の前で土下座している母親を、意味深な顔で遠くから見つめていた女の顔を鮮明に覚えていたからである。そしてその女はあろうことか、父と結婚し、自分たちから何もかも奪っていったのだ。

娘は決意した。必ずや「全てを取り返す」と。

 

登場人物

村田 杏子

本作の主人公。幼少の頃から料理・掃除・洗濯を身に付け、母と妹のことを第一に考えてきた。

13年前の火事を引き起こしたのは自身の母親ではないと信じ、その真犯人と見られる父の再婚相手から真相を探るため、身分を偽って家政婦として御手洗家に潜入する。

 

村田 柚子

杏子の妹で現役の大学生。

御手洗家に潜入している姉を心配し、自分も何か協力したいと杏子に申し入れるが、母親の面影を残す外見のこともあり協力を断られてしまう(本音は危険な目に遭わせたくないだけだと思われるが)。

しかし水面下では、なんとか姉の力になろうと自分なりに考え、御手洗家次男の真二に近付いた。

 

杏子たちの母親で、13年前の火事を引き起こした張本人とされている人物。元々身体が弱かったが、事件後はそれを加速させてしまい、今では入院生活を余儀なくされている。

病気を患ったせいで、杏子と柚子のことを自分の娘であるという自覚も無くしてしまったが、杏子が御手洗家から持ち帰ってくる思い出の品を見ると笑顔を見せる。

 

御手洗 真希子

13年前の事件後から御手洗を名乗るようになった女で、杏子からは火事を引き起こした犯人だと疑われている。

見栄っ張りで、SNSでは優雅な暮らしをアピールしたり、2人の息子は商社マンと医大生だと自慢したり…。大きな家で悠々自適な暮らしぶりをキラキラ日記でアピールし、主婦読者モデルとしての人気も高い。

 

御手洗 喜一

御手洗真希子の1人目の子供で、現在は部屋に引きこもっている。

昔は活発な性格で杏子にも慕われていたが、一体何がキッカケで引きこもるようになってしまったのか。

 

御手洗 真二

御手洗真希子の2人目の子供で、現役の医大生。頭も人柄も良く、周囲から慕われており、柚子に片想いしている様子。

母親が、家事を全くせずに全てを家政婦にやらせているくせに、雑誌のインタビューでは都合の良いことを言っていることに腹を立てており、曲がったことが嫌いな人物と伺える。

 

見所をチェック!!

次から次へと思い出が出てくる残酷なシーン

元々、自分が住んでいた家を物色するっていうのは、結構精神的にくると思うんですよね。

例えば、自分が凄く大事にしていたものがゴミ同然のように扱われていたりしたのを見て、何も思わない人間っていないじゃないですか?自分のならまだいいかも。自分が大切に思っている人が大事にしてたものとかだと、負の感情がハンパ無くなるような気がする。

こういうのを見ても決してブレない精神力の強さを見ると「あー、覚悟をもって復讐しにきてるなー」っていう感じが伝わってきますよ。色んな意味でワクワクします。

 

母親の現在と復讐の炎

母親が精神的に追い詰められてしまって、もはや自分のことを娘だと思わなくなってしまった状況ってのがまたキツい。

よく痴呆症とかでもこういうことがあるって聞くけど、まだ僕自身経験がないんですね。でも、実際そうなったら相当こたえると思うんだよなぁ…。

杏子が母親のそんな姿を見て、それでもブレないっていうのは多分「怒り」なんだと思う。悲しみとかそういうのを全部、怒りとか復讐のベクトルに変えてるんだろうなぁって思いますよ。

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女の怖さ

まぁ核心は明らかにされていないけど、恐らく御手洗真希子が火を付けたんでしょう。

でも「どのタイミングでそれを目論んだのか」とか「同じ学年の子を持つ母親同士っていう理由で近付いてきた時から、既に何らかの思惑があったんだろうか」とか…。色んなことを考えれば考えるほど、女って怖いって思いますね。

で、それに対する恨みを燃料として復讐に燃えるのもまた女ですから。あれですね、女の人とか怒らせない方がいいですね、マジで。

 

腹の探り合い

相手も狙いを定めては虎視眈々とタイミングを伺い、自分がイケると踏んだタイミングで火事を起こして全てを手に入れた人物ですから、悪い意味で頭が切れる人物と言ってもいいでしょう。簡単に尻尾を掴ませるようなことはしないですし、観察力も抜群です。

そんな相手に近付きすぎず離れすぎず、慎重なだけではなく時には大胆に。そういう腹の探り合いが非常に大きな見所となっています。

今は偽名を名乗っていて、その偽名すらも覚えてもらえていない杏子ですが、ふとしたことがキッカケで正体がバレるんじゃないかというヒヤッとする場面があるんですよね。これやばい、心臓止まる。

 

コミックス1~2巻を読んでの感想

「まさかこんなに面白いとは思わなかった」ってのが正直な感想です。僕はビビりなんで、ちょっとでも胸糞悪い陰湿な感じになっちゃうと読むのを止めたりしちゃうんだけど、本作は全然問題なし。なんなら続きが早く読みたいくらい。

復讐劇に燃えるっていう内容もいいけど、単純にやり返すっていう短絡的な考え方が男性脳なんだとしたら、女性脳ってのは本当に恐ろしい。この先、どういうカタチで御手洗真希子が追い込まれていくのか…。

もしかしたら「復讐は何も生まない」みたいな感じで記憶が戻った母親に諭されて、誰も傷付かないトゥルーエンドになるかもわかんないけど、個人的に現段階では御手洗真希子には地獄に落ちて欲しいですね。

普段、昼ドラとかのドロドロしたやつが苦手だって言ってる僕がこんだけハマるんだから、ドロドロした感じの作品が好きな人なら間違いなくハマると思う。読んでない人は今すぐチェック!

 

あとがき

昼ドラとか食わず嫌いだったけど、これを読んでちょっとドロドロした物語も興味が湧いてきた。

 

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