「無法島」を読んだ感想・レビュー

無法島表紙
Ⓒ無法島

悪いことをしたとして「流刑(島流しの刑)」になるっていうのであれば、そこまで落ち込むことがないというか刑として楽勝なんじゃないかってくらいに思ってました。少なくとも死刑よりは全然マシでしょ。

じゃあそれがならず者国家みたいな所に送られるんだとしたら…。考えただけで身の毛もよだつ感じがしませんか?というわけで今回は、犯罪者だらけの島でのサバイバル「無法島(連載中)」を紹介します。

著:森恒二
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無法島 あらすじ

20××年、政府は増え続ける凶悪犯に対し、試験的に流刑制度を復活させた。死刑に相当する凶悪犯62名が送られた島の名は、通称「無法島」――。家族を惨殺され、無実の罪を着せられ、この島へと辿り着いた一人の青年。あまりにも過酷な現実が、いま動き出す…。累計330万部超の大ヒットサバイバルコミック「自殺島」。そこでは語られなかった前日譚を描く、衝撃の話題作!!

無法島の見所をチェック!!

犯罪者が島送りにされたところから始まる物語

無法島1
Ⓒ無法島

死刑制度が廃止されて、本来なら死刑になるような凶悪犯罪者たちが島流しにされるという物語です。個人的には「天獄の島」を思い出させられる設定だったけど、それとは違って本作はデスゲームに近い生き残り(サバイバル)に特化した作風だと思います。

リアル版北斗の拳というかヒャッハー感がとにかくすごくて、序盤から力のある者による搾取が始まるっていう想像通りの展開です。一応、政府から定期的に食料の支給はあることになってるんだけど、拠点をボスみたいなやつに押さえられて弱者は泣き寝入りっていうこれまた予想通りの展開に。

主人公に争う気が一切なくても、食料の枯渇やヒロインの取り合いでボスと殺し合いに発展するっていう流れは大いにあると思っているので、主人公とヒロインが最後まで生き続けることができるかどうかが見所の一つだと思います。

剣術に長けているヒロイン

無法島2
Ⓒ無法島

ヒロインは剣術に長けていて、棒さえあればその辺の男たちとも渡り合える実力者という設定です。一応主人公も野球をやっていたことから石を投げるっていう戦術に特化しているキャラで、見た目的には華奢で頼りなさそうな2人だけど割とバトルには向いてるっていうね。

しかも冤罪で無法島に送られることになった主人公はさておき、ヒロインの方は死刑になるような大罪を犯してここに送られてきたわけですから、自分を襲ってくる暴漢相手に躊躇することはないでしょう。まして素手で戦っているわけでもないし、軽く追い払うつもりがそのうち大きな事故に繋がったりするかもしれません。

主人公とヒロインの距離は縮まっていくのか

無法島3
Ⓒ無法島

主人公は成り行き上ヒロインと一緒に行動することになるわけですが、ヒロインが抱えている闇は相当なモノなので、ここを晴らすことができるかどうかっていう部分が大きな見所になるんだろうと思います。

それに周りの無法者たちは食料と女を求めていることから、ヒロインと一緒に行動している主人公には幾多の困難が待ち受けていることは間違いありません。乗りかかった船ということもあって主人公がヒロインを見捨てる展開はないにしても、ヒロインの方から離れていくくらいの感じはありそうな気も。

いずれにしても別に恋愛展開に発展することを期待するわけではなく、ヒロインの心の氷みたいなもんを溶かせるかどうか的な部分には大きな見所が待っていることでしょう。…知らんけど。

無法島 1巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

初めて読んだ時は「前作の自殺島とそこまで変わってねーじゃん…」って思ったんだけど、どうやら自殺島の前日譚とのこと。自殺島は「自殺を図った罪で島流しにされて、そこでは生きるも死ぬも自由」とされている中で、死にたくてたまらなかった主人公たちが生きる活力を見出していくという感じの物語でした。

で、自殺島は自殺未遂者が集まりながらも結構ヒャッハーな展開だったので、犯罪者ばかりを島送りにするという本作はそれ以上にヒャッハーです。食料と女の取り合いが序盤からすごくて、まさに弱肉強食の世界という感じ。

主人公とヒロインにはそれぞれ戦うためのスキルがあるようなんですが、ボス級の奴にもそれが通用するのかどうかが気になるし、ヒロインが抱えている闇みたいなものが晴れるっていう展開があるのかどうかも気になります。

前作が面白いサバイバル漫画だったので、それの前日譚ってことを考えたら派手に失敗するってことはないでしょう。前作とさほど変わらんっていう展開にならないように、今後の展開を楽しみにしています。

あとがき

やられる方には島流しも立派な罰だけど、搾取する側にはさほど罰になっていないのがなんかね。

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