「裏バイト:逃亡禁止」を読んだ感想・レビュー

裏バイト:逃亡禁止表紙
Ⓒ裏バイト:逃亡禁止

僕がアルバイトをしようと思った時は、時給よりも仕事が楽かどうかを考えていました。それこそファミレスとかならキッチンは良いけどホールは嫌だなぁとか。なるべく人と接したくないというか。

本作には色んな裏バイトが登場し、その先々で様々な恐怖体験をすることになります。確かに時給は良いけど、普通の人ならこんなの願い下げっていうやつです。というわけで今回は、裏バイトに手を染める二人の女子の物語「裏バイト:逃亡禁止(連載中)」を紹介します。

著:田口翔太郎
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裏バイト:逃亡禁止 あらすじ

命に値札を付けろ。令和の最恐ホラー爆誕。裏バイト。それは合法違法含むグレーゾーンの高額報酬アルバイト。その金は、あなたの命の値段。とある事情で大金を求める黒嶺ユメと白浜和美の2人は、軽い気持ちで裏バイトに手を染めていく――。死と直面する第1巻。※本作品は心身に多大な影響を与える可能性がございます。閲覧は自己の責任において、十分に注意して行ってください。これによって生じるいかなる損害について、一切の責任を負いかねます。

裏バイト:逃亡禁止の見所をチェック!!

異常に自給が高い裏バイトの物語

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Ⓒ裏バイト:逃亡禁止

僕も学生の頃、少しでも時給が高い仕事を探していて「マグロ拾い」とか「死体洗い」っていう都市伝説バリバリの裏バイト情報の噂を聞いたことがあります。実際にその求人が出ているのは見たことがなかったけど。

ぶっちゃけこれらのバイトは人だったものに触れる必要が出てくるので、多くの人はいくら時給が高くても敬遠したくなるんじゃないかと思うし、僕もマグロ拾いの方は遠慮したいです。でも本作で描かれているバイトの多くは、一見すると「こんなんでいいの?」と思えるものばかり。

どんなにお客さんが来るレストランの厨房だろうがホールだろうが、その辺のバイトと時給でゼロが1個変わってくるとなれば魅力に感じない人はいないのではないでしょうか。本作はそんな高額裏バイトに関わって様々な経験をすることになる二人の女子の物語です。

色んな角度の裏バイトが登場

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Ⓒ裏バイト:逃亡禁止

裏バイトって言われると何かがあるっていうことは想像に容易いんですが、それがどういう意味でヤバイのかっていう部分は知っておきたいじゃないですか?例えば僕の場合、心霊現象的なものなら全然平気だと思うので、そういう「出る」っていう類のやつなら喜んで仕事できるんじゃないかと思います。

ただ一方で、犯罪加担系のやつとか衛生的によろしくないやつとかは、ものによってはいくら時給が良くても無理です。だから中身を見ちゃいけないアタッシュケース的な物を運ぶ裏バイトはちょっと無理だろうなぁと。

こういうシチュエーションを見ると薬とか拳銃とかそういうやつを想像してしまった僕ですが、本作中では全く別の物が中身だったようです。バイトも明らかにやばそうなものばかりじゃなく、一見すると何でも無さそうなものもあってバランスが良いので、どんな裏バイトが出てくるのかも大きな見所と言えるでしょう。

恐怖の種類も豊富なホラー漫画

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Ⓒ裏バイト:逃亡禁止

本作で描かれている裏バイトの多くはオカルト的なもので、深夜のビルの警備員という仕事にしても「誰もいないはずの部屋から音がする」みたいなことで、しかも実際にそこで死んだ人も多いっていういわくつきの仕事だったりします。

で、もちろん何も起きないってわけにはいかないので不思議な現象が起きることになるんだけど、この時の恐怖感の煽りが普通じゃないんですよね。色んな形の恐怖が襲ってくるというか、ただ単に幽霊が出てきて追い掛け回されるだけでは終わりません。

それこそ後日談でもっと不思議なことが判明するとか、ヒトコワ要素もあったりします。直性的な霊じゃなくて危険な目に遭うこともあったりするし、人のアップの顔で驚かせてくるような手法も。とにかく色んな見せ方をしてくるホラー漫画なので、心霊現象やオカルト要素に興味がある人なら楽しめること間違いなしです。

裏バイト:逃亡禁止 1巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

裏バイトっていう要素に惹かれて読んでみましたが、実際にある裏バイトを深堀りしたような作品を期待していたところ、ここに関しては裏切られる形になりました。でも「裏バイトという形式を取っているホラー漫画」としては非常にクオリティの高い漫画だと思います。

恐怖についても「見えないはずの人型の霊がウロウロしている…」みたいな一辺倒じゃなくて、色んな角度から恐怖心を煽ってくるテイストがたまりません。これは心霊漫画やホラー漫画が好きな人からも高評価を得られる作品ではないでしょうか。

主人公2人がなぜ高額バイトにこだわっているのか、どうしてそこまでお金を欲しているのかみたいな事情も明かされていく頃には、また一波乱あるような気がするので楽しみです。

あとがき

僕の住んでる地域周辺は最低賃金まっしぐら(コンビニ深夜でも時給1000円いかないんじゃないかな)。

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