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高橋留美子短編集「鏡が来た」のオカルトチックな雰囲気がたまらない

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鏡が来た表紙

 

短編集は文字通り短編作品を集めたものなので、色んな物語が楽しめるという反面、特定のジャンルが読みたいっていう人が手を出しにくいという側面もあります。もちろん作者の方が好きな場合は問題ないんだけど。

ちなみに本作は収録されているエピソードのカラーが似ていて、ほぼオカルトチックなテーマに統一されています。高橋留美子氏のファンはもちろん、オカルト要素のある不思議な雰囲気が好きな人にもおすすめの短編集です。

というわけで今回は、高橋留美子短編集「鏡が来た(全1巻完結済み)」を紹介します。

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鏡が来た マンガ概要

「境界のRINNE」とも「高橋留美子劇場」とも違う、いわば「アナザーサイドオブるーみっくワールド」!
ブラックあり、ジュブナイルあり、ミステリアスあり!1999年から2014年まで描きためた作品群は、ほぼ単行本初収録!
さらには雑誌掲載時のカラーをそのまま再現したプレミアムでお蔵出しの豪華単行本です!

 

  1. 鏡が来た
  2. リベンジドール
  3. 星は千の顔
  4. 可愛い花
  5. with CAT
  6. マイスイートサンデー(あだち充氏とのコラボ作品)

以上の6編が収録された短編集です。作者の高橋留美子氏は「うる星やつら/めぞん一刻/犬夜叉」などが有名(というか有名作品多すぎ)。

 

鏡が来たの見所をチェック!!

鏡が来た

鏡が来た1

 

手のひらに鏡が現れた人間は、世の中に蔓延る悪を浄化しなければならないという設定のストーリーです。悪いことをする人間には妖怪のようなものが棲み憑いていて、それを手のひらの鏡で吸い込んで自分の体内を通して浄化するというもの。

鏡を手にした人間はそれを義務化されているわけですが、それを破った人間がどうなってしまうか、そして「一人じゃ吸い取り切れないほどの悪が登場したら?」という興味は尽きません。割と想像しやすいオカルト背景ということもあり、すごく読みやすいエピソードでした。

 

リベンジドール

鏡が来た2

 

いわゆる呪いのアイテム(呪いたい相手を思い浮かべながら、人形の目を黒く塗りつぶすことで相手を呪うことができる)的な物語。妬みなどの私利私欲のためにこれを使ってしまう使用者の顛末が大きな見どころです。

こういうのって大抵は使った側の人間も不幸になって、結局誰も得をしていないっていう結末になることが多いんだけど「高橋留美子氏らしいオチの付け方だなー」と思いました。ホラーなんだけどそこまでホラーじゃないので、怖い話が苦手だって人も楽しめるはず。

 

with CAT

鏡が来た3

 

猫が原因で関係に亀裂が入ってしまった2人の幼馴染の物語。他愛のない話のひとつみたいな感じで、飼い猫に幼馴染の愚痴を吐きまくってたらその猫が化けて出てきたというもの。

化け猫が呪いをかけてくるという意味ではオカルト要素が強いようにも思えますが、どちらかというとラブコメ×コメディーの要素が強い作品です。恐怖というよりも微笑ましさの方が断然上回っていて、読んでいてニヤニヤしてしまうような作風と言っていいでしょう。

というかこんな感じの呪いなら全然受け入れたいって思う読者が続出するのでは?

 

鏡が来たを読んだ感想・レビュー

短編集ではあるんだけど一貫して「オカルトチックな作品」が多いので、オカルト系漫画が好きな人やそこまで怖くないホラー漫画が読みたいという人に最適かもしれません。

設定自体はどこかで聞いたことがあったり見たことがあるような感じのエピソードが多いものの、高橋留美子氏らしい爽やかさやコメディー感のおかげで、新鮮な気持ちで読めるような気がしました。

ちょっと不思議な感じで読者の心を掴み、最後の最後も満腹にはさせない感じって言うのかな…。腹八分目にされて「もっと読みたい!」ってさせられてしまう短編集だと思います。

 

あとがき

リベンジドールほしい。

 

 

 

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