「闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説」を読んだ感想・レビュー

闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説表紙
Ⓒ闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説

本編に夢中になればなるほど、スピンオフ作品にもまた楽しみが増えていくと思うんです。もちろんスピンオフだから本編とは大きくテイストが変わるっていう部分もあるので、その場合は本編とはまた違ったお楽しみ要素が出てくるかもしれません。

本作は闇金ウシジマくんに登場した肉蝮をピックアップしたスピンオフ作品です。というわけで今回は、刑務所から出してはいけなかった男の極悪伝説「闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説(連載中)」を紹介します。

闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説のあらすじ

累計1100万部突破、『闇金ウシジマくん』の極悪非道スピンオフ! 「やわらかスピリッツ」にて圧倒的PV数獲得の話題作がついに発売! 主人公は『ウシジマ』1の凶悪キャラ、肉蝮! 時は、丑嶋と出会う直前、出してはいけない男が刑務所から出所する時、怪物の極悪伝説が幕を開ける…

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闇金ウシジマくんに登場した凶悪キャラが主人公

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Ⓒ闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説

本作は「闇金ウシジマくん」のスピンオフ作品で、凶悪キャラの肉蝮が本編に登場するまでの前日譚となっています。とは言っても肉蝮の生い立ちや「なぜここまで凶暴になったのか?」みたいな部分は掘り下げられておらず、すでにヤバイ奴になってからの悪行にスポットが当てられているという感じです。

今後、もしかしたら肉蝮の過去がより深く掘り下げられていく可能性はあるものの、序盤時点ではドキュメンタリー要素はほぼなく、刑務所から出てきても一切おとなしくすることがない肉蝮の日常という感じ。

とにかく狂暴・凶悪な部分が描かれているので理不尽さがハンパないし、決して町で会いたくないタイプの人物であることは間違いありません。登場人物の大半がヤクザだったりチンピラだったりするので、「凶悪 VS 悪」みたいなバトル展開が楽しめる裏社会漫画と言っていいでしょう。

肉蝮自身や依頼人の復讐がテーマ

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Ⓒ闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説

最初は肉蝮自身の復讐みたいなものがテーマになっていて、自分が刑務所に入ることになるきっかけを作ったというか、忘れ物(やり残したこと)の回収に行くという流れになっています。

まぁ相手はヤクザの若頭ということもあって、そこに辿り着くまでにも相当数の下っ端ヤクザと揉めていくことになるんだけど、たった一人で何十人も倒していくっていうね。ぶっちゃけここにリアリティはないです。

そしてこの復讐が終わると今度は別のターゲットがピックアップされて、そっちはそっちでまた別の復讐物語が発展していくという流れになっています。こっちは一般的な復讐屋ストーリーのような感じで、肉蝮が依頼されて復讐をするみたいな流れになっています。

肉蝮は紛れもない最低野郎ですが復讐対象はもっとゲス野郎だったりもするので、ちょっとした爽快感があるっていうのは一般的な復讐系漫画と同じと言っていいかもしれません。

現実離れしたバトルシーン

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Ⓒ闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説

「闇金ウシジマくん」は自分で経験したこともなければ見たこともない世界だけど実際にありそうな気がするっていう、妙なリアリティこそが面白いポイントというか楽しめる様子の一つだったと思います。

しかし本作については良くも悪くもリアリティは一切ありません。とにかく肉蝮の凶暴さ・凶悪さを表現していて、たった一人でヤクザの組を壊滅させるし、それだけのことをしでかしておいて警察にも捕まらないし…。

この強さはもう人外のレベルで、相手が拳銃やボウガンを持っていてもお構いなしに叩きのめす様子は迫力満点です。好みは分かれるかと思うけど、ダークファンタジー漫画とかそれこそ刃牙の世界みたいな感じが好きならおすすめします。

闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説 5巻までを読んだ感想・レビュー

本編とは全く違うスピンオフって思った方が良い作品で、少なくともウシジマくんで描かれているような世界観を求めていると裏切られてしまうのではないかと思います。

良くも悪くも「凶悪な肉蝮」の姿を描いた作品であり、目玉が飛び出たり耳がちぎれたりっていう残虐性はあるんだけど、ストーリーにそこまでの深みは無いのかなぁと感じました。復讐系のストーリーなのにターゲットにそこまで腹が立たない感もあって、いまいち物語に入り込みにくいような気がします。

それでもギャグまではいかない雰囲気や不気味さを持っているので、バイオレンスな作品が好きだという人は楽しめるのではないかと。

あとがき

眼球ってそんな簡単に飛び出るっけ?