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「あっ、次の仕事はバケモノ退治です。」を読んだ感想・レビュー

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。表紙

 

吉本芸人さんの話を聞いているとマネージャーって楽な仕事とか「タレントのパシり」みたいなイメージを持ってしまいませんか?でも一般企業におけるマネージャーって、結構仕事ができる人のイメージがあるような無いような。

裏方であるマネージャーでも名前が知られている人は少なくありません。それこそSMAPのマネージャーなんかは有名な方でしたし、ダウンタウンのマネージャー経験のある岡本氏は吉本の社長、ガキ使でお馴染みの藤原氏は副社長です。

ってことはタレントを生かすか殺すかって部分にマネージャーの能力も影響している!?というわけで今回は、タレントとマネージャーのタッグによる能力バトル漫画「あっ、次の仕事はバケモノ退治です。(連載中)」を紹介します。

 

 

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。 あらすじ

新進気鋭の作家が描く、ちょっと変わったお仕事系バディアクション。底辺芸能事務所でお荷物社員として日々を悶々と過ごしていた久保田青春。ひょんなことから生意気な銀髪の少年ルカのマネージャーになり正体不明のバケモノとの血で血を洗うバトル生活に身を投じることに。吸血鬼やマジシャン…様々な能力をもつ芸人と個性的なマネージャーによる異種能力バトル漫画ついに単行本発売!!!

 

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。の見所をチェック!!

普通じゃない芸能事務所の物語

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。1

 

少し特徴的なタイトルが目を引く本作ですが、まるでタレントに次の仕事を伝えるマネージャーのようなセリフに感じた人も多いのでは?まさにそんな感じの作品です。

設定は幽遊白書の仙水編に非常に近いと思いました。人間たちが住む現世と骸獣たちが住む魔界があって、本来なら完全に分かれている2つの世界の間に穴が開いてしまって、そこを通して骸獣が現世に来るようになってしまったというもの。

それを退治するためにタレントを雇っている芸能事務所の話です。表向きは芸能事務所、裏は骸獣の駆除や穴の補修に取り組むという、まさにタレント(才能)を生かした事業の様子が楽しめます。

 

タレント(才能、能力)を生かした王道バトル

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。2

 

タレントには様々な能力があって、これらの能力は「ジョジョのスタンド」然り「ハンターハンターの念能力」然り…。バトル漫画が好きな人にとっては、非常に馴染み深いものとなっています。

例えば主人公の1人であるルカの能力はヴァンパイアと呼ばれ、血液を取り込むことでパワーアップしたり、自己再生できるという特徴があるようです。他にもマジシャンのタレントには、引いたトランプのカードによってそれに応じた武器を召喚できるという能力がありました(ハンターハンターで言うところのカイトのクレイジーピエロみたいな感じ)。

日本では才能というよりも「テレビに出る人」という意味でタレントという言葉を使っていますが、本作で描かれている芸能事務所に所属している芸能人は、本当の意味でのタレントだと思います。

 

タレントとマネージャーのタッグ

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。3

 

これまで王道の能力バトルもので、類似作品がちょこちょこあるという感じのニュアンスで紹介しましたが、本作のオリジナルな点は「タレントとマネージャーのセットで任務をこなす」という点です。

コミックス1巻の表紙では、タレントのルカとマネージャーのアオハルが対等に並んでいます。骸獣とのバトルにおいて、実際に肉弾戦で戦うのはタレントの仕事ですが、その後方支援のようなサポートはマネージャーが行います。このシステムがオリジナルで斬新だと思いました。

両者の息が合うかどうかって部分も見所だし、お互いが一緒に成長していかないと難敵には勝てないというシステムなので、今後の困難が大きければ大きいほど跳ねるエッセンスと言っても過言ではありません。個人的には何も思わなかったけど、kindleレビューを見ていると「マネージャのアオハルの性格が気に入らない」という人が多いようですが、たぶん少しずつ成長していく姿が楽しめるはず。

 

あっ、次の仕事はバケモノ退治です。 コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

なんかのパクリというつもりは一切なく、王道の能力バトル漫画だなぁという印象です。ハンターハンターとかが好きなら楽しめるんじゃないかと思います。

タレントとマネージャーのタッグという要素は、例えるなら「格闘ゲームのキャラクターと操作する人間」に近いような気がしました(厳密にいうと違うけどね)。いずれにしてもタレントの能力だけで勝っていけるほど弱い敵ばかりじゃなさそうなので、マネージャーの成長も含めて楽しめそうです。

絵も上手くてバトルの躍動感もそこそこに、ワクワクするバトルが展開されているので見所抜群!今後も個性派タレントがたくさん登場することを考えると、読者それぞれに推しができる展開も予想されるので、その辺も含めて楽しめるバトル漫画じゃないかと思います。

 

あとがき

マネージャーなのかマネジャーなのか。