「ざんげ飯」を読んだ感想・レビュー

いくら好き同士で結婚したとは言え、夫婦ともなると定期的に険悪なムードを迎えてしまう時があるかと思います。そういう時のルールを決めておくのも1つだと思うわけですが、頭に血が上ってる時はなかなか簡単にいかないものです。

そういう時は大体「寝るか、食べるか」で冷静になれるという人も少なくないのでは？本作は後者、食べることで仲直りに繋がる新婚夫婦の様子を描いたグルメ・ラブコメ漫画と言っていいでしょう。

というわけで今回は、新婚夫婦の仲直りする様子を描いたグルメ漫画「ざんげ飯(連載中)」を紹介します。

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ざんげ飯あらすじ

食品メーカーの営業マンであるたかちゃんは、新婚の妻・千夏のことが大好き。その愛は何よりも深い…はずなのに、なぜかいつも怒らせてしまう。蔑むように睨むキミも好きだけど、やっぱり笑った顔が見たいから！　料理上手なやらかし夫が、フキゲンな妻に捧げる美味しい「ごめんなさい」。平身低頭、グルメ・ラブコメディ!!

ざんげ飯の見所をチェック!!

夫婦生活(同棲生活)あるあるに共感の嵐

共同生活を行っていると、些細なことが喧嘩の引き金になったりするものです。好きすぎて束縛してしまったり、相手の浮気を疑ってしまったり…。

この辺は付き合いたてのカップルでも十分あるあるだと思うんだけど、洗濯をする時のポケットの中身チェックとか、冷蔵庫の中のデザート勝手に食べたでしょ案件なんかは夫婦とか同棲経験がないとなかなかね。

まぁ倦怠期を迎えてると「何度言ったら分かるの？」という熱量の激しい喧嘩に発展しそうな気もしなくもないけど、本作の主役は新婚夫婦です。ゆえに実に微笑ましい形で仲直りするまでがセットで描かれています。読んでいるこっちが恥ずかしくなるような甘々展開なので、読んでいてハートフルな気持ちになれるはず。

手間暇かけた特性料理

ケンカした相手との距離を縮めるための料理ですから、それなりに手間暇かかっています。で、無駄遣いを良しとしない新婚夫婦の家庭に出てくる料理ということもあり、僕ら読者が真似をしようと思ったら十分に再現できるレベルのレシピが多いです。

中華、洋食、さらにはスイーツまで…。使ってる食材自体はその辺で簡単に手に入るものばかりですし、ちょっと真似してみようかなと思わせる料理のピックアップは見事だと思います。ただ、グルメ漫画という感じではなく「グルメ要素を持っているラブコメ」くらいの距離感で読むのが無難かと。理由は読んでもらえると分かります。

ざんげ飯コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

大まかなストーリーとしては新婚夫婦が些細なことで喧嘩をしてしまい、仲直りのキッカケとして旦那さんがおいしい手料理で奥さんの機嫌を取る…みたいな感じです。最終的に仲直りするまでがワンセットで、いわゆるバカップルのようなやり取りを見ることになるので、ここには割と好き嫌いが出るんじゃないかと思います。他人のノロケ話が好きだという人には鉄板です。

ただ、少し辛口なことを言うと「食欲が満たされた後は性欲を…」という流れが多く、普段からエロトークをしている僕のような読者でも「食べ物の話をしているときにそれはどうなの？」って感じてしまって、やや厳しい感もありました。

新婚夫婦だからということで、バカップルのような甘々な空気感が楽しめるという人には最高のラブコメじゃないかと思います。