僕はギャンブル漫画がめちゃくちゃ好きで、それこそお金とか命とかじゃなくて「指」みたいなものを賭ける狂気が大好きです。かつて某ギャンブル漫画にて水中でギャンブルを行い、酸素を賭けて戦うという展開には心底シビれました。
そして本作にも酸素を賭けて戦うギャンブルがあるんです。というわけで今回は、ギャンブルを憎む高校教師の世直しギャンブルバトル「ギャンブラーズパレード(全4巻完結済み)」を紹介します。
ギャンブラーズパレード あらすじ
海千山千のギャンブラーが集う、とある島にある高校。“不運体質”のヒロイン・東雲花梨は転校初日から不運に見舞われ、策謀渦巻くギャンブルに巻き込まれていく。そこに不穏な空気とともに“ギャンブル嫌い”の男性教師・蜘蛛手渚が現れて……。ギャンブルを憎む高校教師の、世直しギャンブルバトルが始まる――!!
ギャンブラーズパレードの見所をチェック!!
運が悪すぎるヒロイン
本作のヒロインは運が悪すぎて私生活に支障をきたしているレベルです。そんなヒロインがギャンブルが盛んな学校に転校することとなり、担任からの「校内でのギャンブルは校則違反だから絶対にするなよ」という忠告を破り、ギャンブルに巻き込まれてしまうこととなります。
まぁ本人に担任との約束を破る気はサラサラなく、お得意の不運のせいで最悪な方向に行ってしまったっていう展開なんだけど、まぁとにかくギャンブル漫画に向かない主人公なんです。ライアーゲームなんかでもヒロインはギャンブルの才能が無かったけど、それとはまた違う意味でポンコツというか…。
とりあえず本作においてギャンブルのシーンではほとんど活躍を見せないヒロインが、物語のキーパーソンという重役を担っているギャンブル漫画と言っていいでしょう。
登場するギャンブルは心理戦とイカサマの応酬
本作には幾つかのギャンブルが登場しますが、シンプルな物から複雑な物まで様々です。例を紹介すると1番最初のギャンブルは「倍率の書かれたカップにコインを入れて当てれるかどうか」っていう非常に分かりやすい内容となっています。
こんな感じでギャンブル対決をしていくわけですが、ヒラの勝負というよりはイカサマありきで進んでいくタイプです。そして勝つべくして勝つという展開もあれば、運で勝ったというあまりスッキリしない展開もありますが、自分ならどう攻略するかを考えながら読むと結構楽しめます。
ちなみに僕にとっては、この1番最初のコイン当てが本作中で1番面白いギャンブルでした。ルールがシンプルで分かりやすいし、イカサマの内容も勝負の流れも1番しっくりくるギャンブルだったと思います。
ギャンブラー撲滅が目的
本作の最終目標はギャンブラーの殲滅で、ヒロインが「ピンクスパイダー」と呼ばれるギャンブルチームに加入するところから始まり、1人ずつ名のあるギャンブラーを倒していくサクセスストーリーが楽しめます。
もちろんギャンブルをするのはヒロインではなく、ヒロインの担任をリーダーとするピンクスパイダーの面々です。もちろんヒロインが参加することもあるんだけど、基本ギャンブルのシーンに関してはオマケみたいな存在となっています。
一癖も二癖もあるギャンブラーを相手に命を賭けて戦っていく展開は、心拍数が上がるほど緊迫したものになるでしょう。果たしてギャンブラーを殲滅することができるのか、そしてチームの中にギャンブルの素養がないヒロインが入ることになった理由とは。
ギャンブラーズパレード コミックス全4巻を読んだ感想・レビュー
1番最初がピークで1番面白かったような気がします。なんだかんだで自分もやったことがあるような「コイン当てゲーム」みたいなのが1番楽しかったりしますからね。
個人的には2つ目のギャンブルでちょっと「嘘喰い」のネタが引っかかってしまって、どうしてもそっちと比較しちゃって楽しめなかったです。酸素を賭ける展開はエアポーカーぽいなーって思ったし、視覚がどうこうもババ抜きに近いような気がしてきて(パクリっていう気はないけど)。
それがあったせいでどうしても嘘喰いと比較してしまうことになり、じゃあ嘘喰いでいいじゃんってなってしまいました。ギャンブルの勝ち方も心理戦よりもスパイ合戦みたいになることが多かった気がします。
あとがき
酸素を奪い合うっていうネタはオリジナルなのかな。
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