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「ケンガンアシュラ」を読んだ感想・レビュー

 

男性読者なら少なからずも多少は、強い男に憧れたことがあるんじゃないかと思います。僕も幼稚園くらいの頃は本気でかめはめ波が撃てると思ってたし、小学生の頃は喧嘩最強と自負していました。

それがいつしか野蛮なことは避けるようになり…それでも心のどこかでは、まだ強い男に憧れを持っているっていうね。というわけで今回は、そんな強い男たちの姿を描いた格闘漫画「ケンガンアシュラ(全27巻完結済み)」を紹介します。

 

 

ケンガンアシュラ あらすじ

 

この世界には企業間で様々な権利を賭け、それぞれの企業の代表者でもある闘技者の決闘で雌雄を決するという制度があり、その決闘を「拳願試合」と呼んだ。

拳願試合は別名:裏企業スポーツとも呼ばれ、秘密裏に行われている。ここに参加する存在には、常人を超えた戦闘能力を有する他、何かしらの過去を抱えている者が多い。

本作の主人公、十鬼蛇王馬も「ある男に会いたい」という明確な目的をもって、拳願試合に名乗りを挙げた。十鬼蛇王馬は、果たして自身の目的を果たし、拳願試合で勝ち続けることができるのだろうか。そして、十鬼蛇王馬に乗っかった企業の運命は!?

 

ケンガンアシュラの見所をチェック!!

王道の格闘漫画

 

本作を初めて読んだ時、普通に1vs1の闘いという面ではバキ、企業間の争いという面ではタフが思い浮かびました。内容としては、両者と非常に似たような感じです。

まぁ早い話が「会社の間でいざこざがあったら、代表者同士を戦わせて勝った方に従いなさい」っていうルールのある世界の話ですからね。パクリとかじゃなしに、多少は世界観が似通ってくるのは仕方ないでしょう。

良くも悪くも王道な格闘漫画で、ぶっちゃけ既視感はあります。ただ、主人公が少し闇属性というかヒール感があって、不思議な魅力を持っているという点では珍しいんじゃないかと。

 

個性溢れる対戦者たち

 

本作には個性溢れる対戦相手が多数登場します。見た目的には全然強くなさそうな奴でも、特殊能力のようなものを持っていて、それが結果的に戦闘能力を増幅させているパターンなど様々です。

主人公は主人公で非常に強いんだけど、その強さがまだ不安定という感じで、対戦相手には多少苦戦をするような印象ですね。このあたりはグラップラー刃牙の頃のバキみたいな感じに思ってもらえればいいと思う。

そして主人公には「会いたいと願っている相手」がいて、その関係に水を差すようなライバルも登場したりします。今後、どういうキャラが登場するかというのも1つの楽しみなので、特殊能力系のバトル漫画なんかが好きな人にもおすすめ。

 

ただの拳願試合からトーナメントへ

 

個人的には、色んな企業間のいざこざなんかを拳願試合で解決するって流れでも十分面白かったんじゃないかと思うんだけど、今作は全てを賭けたトーナメントに発展します。

いわゆる「拳願試合を仕切れる立場に下剋上するためのトーナメント」って感じで、それぞれが何を目論んでここに参戦してきたのかって部分も大きな見所です。

主人公以外のキャラの闘いをダラダラやるような「は○めの一歩」みたいにはならないで欲しいという期待も込めて、この先の展開を楽しみにしていきたいです。

 

ケンガンアシュラを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻~5巻まで読んだ感想・レビュー

名前が覚えきれないくらい次から次にキャラが出てくるあたりとか、主人公以外のキャラ同士がバチバチやり合っているあたり、これは完全にバキっぽいと思う。だからバキが好きな人は楽しめるだろうし、格闘漫画が好きな人はバキ好きでしょ?え?違うの?

個人的には、初登場の時は多くのキャラが主人公を手玉に取るというか、いかにも「こいつは強いぜ」的な登場なのに、いざそいつらが戦う場面になるともっと強い奴が出てきたりして、パワーのインフレが進む速さに驚かされたりもしました。

 

ただ、闘技者には闘技者なりの目的があって雇い主には雇い主の目的があって、更にはトーナメントが開催されるってなった時の全員の思惑が交錯する感じは、すごくオリジナリティがあるんじゃないかと。

単純に企業が業績を上げるためにやっていた拳願試合が、思いがけない方向に進みつつあるっていう展開は面白いです。これはバキとかタフには無い、本作オリジナルの面白さと言っていいでしょう。

 

あとがき

格闘漫画が好きなら押さえておいて損はなし。

 

 

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