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「スーと鯛ちゃん」を読んだ感想・レビュー

スーと鯛ちゃん表紙

 

動物愛好会には犬派やら猫派やらの派閥があると聞いていますが、ぶっちゃけ「子猫が嫌いな人っているの?」ってくらい、子猫を可愛いと思わないという人を見たことがありません(探せばいるんだろうけど、カレーが嫌いな人と同じくらい見たことがないです)。

本作は老猫と子猫の物語です。飼い主の友人に頼まれて子猫を預かることになり、既に飼っている老猫のところに子猫がきて、微笑ましい日常生活を送るという内容になっています。

猫が好きな人には言うまでもなく、猫がそんなに好きじゃなくてもハートフルな展開に感情が揺さぶられること間違いなし!というわけで今回は、老猫と子猫のコラボ「スーと鯛ちゃん(連載中)」を紹介します。

 

 

スーと鯛ちゃん あらすじ

スーと鯛ちゃん1

 

子猫の鯛ちゃんと一緒にハッピーな老猫ライフを過ごしていたスー。でもある日、スーのお家に見たこともない子猫が上がり込んできて!? 怪しい侵入者に鯛ちゃん大興奮! 侵入者の子猫に翻弄されまくりのラブリー鯛ちゃんは必見です! 老猫と子猫の凸凹コンビが贈る、究極の癒し猫ショート♪

 

スーと鯛ちゃんの見所をチェック!!

老猫のスーと子猫の鯛ちゃんの掛け合いが微笑ましい

スーと鯛ちゃん2

 

絵のタッチ的に可愛いと思うかどうかは読者によって変わるかと思いますが、2匹のやり取りをニヤニヤせずに読み進められる人はそうそういないのではないかと。

実際にそんなやり取りがあるのかどうか、もっと言うと「人間が都合よく解釈したセリフを当てがってるだけなのでは?」と思ってしまったとしても、微笑ましいものは微笑ましいです。

老猫と子猫のテンションの違い、落ち着いているスーの風格は人間っぽさを思わせ、嵐のような鯛ちゃんは「手間が掛かる子ほど可愛い」という言葉を痛感させてくれるでしょう。

 

ふんだんに詰め込まれている猫あるある

スーと鯛ちゃん3

 

猫を飼ったことがあるという人なら必ず理解できる猫あるあるが、ふんだんに取り入れられているのも本作の魅力の1つです。「何をそんなに夢中になることがあるの!?」という、子猫による数々の奇行におののく飼い主…ではなく飼い猫の表情とリアクションが面白い!

というか、猫が好きだけど飼えないという人の理由のひとつに「猫が暴れて家屋を傷付ける可能性がある」という点が挙げられると思います。ペットを禁止にしている賃貸物件もこれが原因になっているケースが多いですし…。

そしてティッシュを撒き散らされようが、リビングを水浸しにされようが、猫砂をぶちまけられようが…。当事者でなければお腹を抱えて楽しめるというものです。たぶんYouTubeなんかで猫チャンネルを見る人もそうじゃないですか?そんな感覚で楽しめます。

 

スーと鯛ちゃん コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

本作の魅力は何といっても鯛ちゃんの可愛らしさ、これに尽きると思います。それを親のように窘めるスーちゃんの貫禄にもニヤニヤさせられっぱなしでした。

やっぱ動物漫画の面白味は可愛らしさと人間っぽさじゃないかと思うんだけど、本作にはその両方がぎっしりと詰まっています。個人的にはどちらかと言えば、動物にはセリフがない動物漫画の方が好みだったりするんですが、これくらいの可愛らしさと純真無垢な感じが演出されるのであれば全然OK!

当事者(飼い主)だと笑えないようなドタバタシーンも、本作を通してならめちゃくちゃ楽しめるし笑えます。猫が好きだという人はもちろん、動物同士の掛け合いなんかが好きな人におすすめしたい動物漫画です。

 

あとがき

猫の鯛ちゃんっていうネーミングよな。

 

 

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