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「クレイジーフードトラック」を読んだ感想・レビュー

クレイジーフードトラック表紙

 

最近はグルメ漫画も王道の漫画作品だけでなく、バトル要素やファンタジー要素を取り入れた作品が増えてきました。本作もそのうちのひとつです。

タイトルからも察することができるように、改造したキャンピングカーのようなフードトラックを運営しているクレイジーなオッサンによるクレイジーな物語。そして軍に追われていたり、謎の少女を拾ったり…。とにかく展開がクレイジーすぎる!

というわけで今回は、クレイジーなオッサンがバトルとグルメを披露する「クレイジーフードトラック(連載中)」を紹介します。

 

 

クレイジーフードトラック あらすじ

砂に埋もれた世界でフードトラックを走らせる、無愛想な中年・ゴードン。ある日、砂漠の真ん中で眠っていた全裸の少女・アリサと出会う。腹を空かせているアリサに料理を食ベさせていると、彼女を狙う謎の武装集団に襲われて──。中年料理人と奔放な少女の旅路を描く、暴力と暴食のロードストーリー!!

 

クレイジーフードトラックの見所をチェック!!

ワクワクするような食材の数々

クレイジーフードトラック1

 

本作はクレイジーなオッサン主人公がフードトラックを営業しているというのが本筋ですが、そこで扱われている食材は現実よりではなくてファンタジー寄りとなっています。例えば砂漠でイカを釣って酒のアテにしたり等です。

これが大人気作のダンジョン飯にも似た興味心をくすぐる内容になっていて、それにプラスしてフードトラックの「屋台に似た基地感」が読者をワクワクさせてくれる展開を作っていると言っていいでしょう。

毒を持っている肉々しい生物=フグウシと呼ばれる架空の生き物が登場したかと思えば、市場でスイカを買い漁ったり…。リアリティとファンタジーのバランスも上手く出来ていて違和感を感じさせません。今後どのような食材が出てくるのか、序盤から早くも楽しみです。

 

主人公の容姿からは想像しがたい激しいバトルアクション

クレイジーフードトラック2

 

オッサンが主人公のバトル・ファンタジー作品はあまり見ませんが、イケメンが多いバトル漫画の主人公としては本作は異色と言えるのでは?腕を見れば筋骨隆々としているのは伺えますが、バンダナにメガネだし、鼻の下の髭はダンディーさを醸し出してはいても見た目的な戦闘能力の高さには直結していません。

それでも「このオッサン一体何者!?」と思わせるほどの戦闘能力を有しており、軍から追われているという初期設定も相まって単なるフードトラック経営者の料理人とは一線を画す存在と言えます。

物語全体の世界観としても北斗の拳とは言わないまでもすさんだ世界観があったりもして、困った村人たちに手を差し伸べたり手料理を振舞ったりする展開があることから、バトルも徐々に激しさを増していきそうです。

 

主人公と謎の女を追う組織との関係性

クレイジーフードトラック3

 

バトル+グルメというジャンルは最近非常に多くなってきたようにも思えますが、本作はここから更にハードボイルド要素というか「軍との対立」を思わせる要素が取り入れられています。

というのも、砂漠で少女を拾ったかと思えばその少女が軍から追われており、それをオッサンが助けるという展開なのでオッサン主人公=ヒーロー的な展開かと思いきや、このオッサン主人公も軍から追われてるっていうね。

ここにどのような背景があるのか…。物語が進むにつれて徐々に明らかにされていくと思いますが、単なるイケオジじゃなさそうな雰囲気だけでもワクワクしませんか?

 

クレイジーフードトラック コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

個人的にはフードトラックがすごく好きです。というか幼少の頃に夢中になった特撮ヒーローの名残なのか、トランスフォーム的な要素が好きなんだと思います。

トラックが急に屋台っぽくなったり、車の中にシャワーを浴びることができる設備があったり…。こういう要素だけでもロマンを感じるんだけど、さらに主人公がイケオジっていう要素も個人的には好みです。

序盤を読んだ限りでは「無理に女っ気を取り入れなくても、イケオジ要素のハードボイルド感で突き進んでくれたらいいのに…」って思わなくもないけど、道中で拾われた少女がどのようなプラス要素を出していくのか期待が高まります。

グルメ漫画が好きな人というよりは、バトル漫画やハードボイルド漫画が好きだという人におすすめしたい作品です。

 

あとがき

グルメの内容はクレイジーではない模様。

 

 

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