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「メシ鉄!!!」を読んだ感想・レビュー

 

電車マニアの人って意外と多いですよね。僕は電車に乗って何処かに行くということをあまりしたことがなく、都会に住んでいるわけでもないので電車に乗る機会というのはほとんど無い人生を過ごしてきました。

それでも「ご当地グルメ」と聞けばテンションが上がるし、たまに駅で見かける1000円オーバーの駅弁には一種の憧れを持っています。

というわけで今回は、鉄道好きには鉄板で駅弁好きにもおすすめの「メシ鉄!!!(全3巻完結済み)」を紹介します。

 

 

メシ鉄!!! あらすじ

 

主人公の北山みずほ(26)は友人と飲んだ帰りに、新橋から都内の自宅に帰ろうと思い電車に乗るが、上野東京ラインに乗ってしまった&寝過ごしたことによって群馬県の高崎まで行ってしまう。

そこで買った「上州の朝がゆ(税込み450円)」は驚くほど美味で、同時に窓の外に目をやると風景が綺麗なことに気付いた。

そして、これまでは旅というと友人と綿密な計画を立てて実行するものだとばかり思っていたが、これも立派な旅なのではないかと思い「こういうのもアリかも」と思い始める。

 

メシ鉄!!!の見所をチェック!!

実在する駅弁や駅近くの食堂のメニューを紹介

 

例えばグルメ漫画なんかだと、東京都内の実在するお店を紹介している漫画が多くて、ぶっちゃけ僕みたいに東京に行くような機会が全くない人間からすると「架空のお店で架空の料理を題材にされているのと何ら変わらない」と思うことが多々あります。

しかし鉄道となれば話は別です。そもそもの醍醐味が「旅」にあるので、全国津々浦々の実在する場所とお弁当にスポットが当てられているわけですから、その守備範囲が違います(まぁ僕の住んでる都道府県はまだ出てきてないけど、同じ地方ってだけでもテンションが上がる)。

万が一行くようなことがあった場合は「そう言えば…」と思い出して買ってみるのも1つだし、これキッカケでプチ旅行を趣味にしてみるのもアリじゃないかと。

 

ちょっとしたご当地知識が身に付く

 

本作は駅弁を食べて「美味しい!」と言いながらほっこりしているだけの漫画にあらず、ちゃんとその駅周辺の情報なども提供してくれます。例えば「ここの風景は絶景で見応えある」とか「この車両はこうこうこーいう車両だ」などの情報に加え、知っていると「へぇ~」と言わされてしまうようなトリビア的なうんちくも身に付くんです。

だってもし右も左も分からないような土地に来て、何を食べようか悩んだとするじゃないですか?別にファミレスとかコンビニでもいいけど、せっかく普段来ないところに来たんだから、この土地ならではの物が食べたいと考えるのが人情ってもんです。

そんなときに「あそこの蕎麦屋は裸の大将が働いてた蕎麦屋さんなんだよ。行ってみようか」なんてスマートに言えたら超カッコ良くないですか?ま、一緒に行ってくれる人がいなきゃそれも叶わないけど。

 

主人公が楽しんでいる雰囲気が伝わってくる

 

またグルメ漫画に例えさせてもらいますが、主人公が「美味しい!」と言いながらアヘ顔を披露するばかりで、その美味しさが読み手に伝わってこない作品って多くないですか?

ひどい作品だと「おめー、それ本当に美味しいと思ってんのかよ」とか思う。なんならグルメ漫画なのに、食べたリアクションを見て「気持ち悪い」って思っちゃう。食系で気持ち悪いって致命的ですよね。

一方でこの作品は、楽しんでる感じがメチャクチャ伝わってきます。ちょっとしたスローライフ感というか、休日を満喫している雰囲気も出ているので、忙しい日常に追われているという読者のリフレッシュにもなるはず。

 

メシ鉄!!! コミックス序盤を読んだ感想・レビュー

電車旅に全く興味がない僕ですら「ちょっと電車で遠出してみようかな」と思うくらいですから、休日にちょっと出かけるのが億劫でない人ならどハマりする可能性もあると思います。駅弁どうこうってのも当然あるんですけど、やっぱのどかな景色を見ながら食べるってのがいいですよね。そしてそこでしか食べられないお弁当を食べるというプチ贅沢。

僕みたいな貧乏人は「1000円を超えるお弁当を買うなんて、そんな贅沢許されるか!」って思うけど、これでリフレッシュできる&心の底から楽しめるのであれば安いもんですよね。電車の時刻表とかを眺めるのが好きだという人なら文句無しにおすすめですし、ちょっとした旅行が好きな人やご当地グルメに興味がある人にもおすすめ。

 

あとがき

可愛い子(自分)には旅をさせよう。

 

 

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