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「年下の先輩ちゃんには、負けたくない。」を読んだ感想・レビュー

年下の先輩ちゃんには、負けたくない。
Ⓒ年下の先輩ちゃんには、負けたくない。

例えば社会人にもなると中途採用っていうのがあるんで、その会社では後輩かもしれないけど業界では大先輩みたいなことも珍しくないわけで、誰が年上で誰が先輩かみたいなことで右往左往することがもうダサいと思っています。

とは言ってもそこのしがらみを無視できるほど世の中は甘くないわけで…。その空気感に初めて触れられる場面が高校生や大学生のアルバイトだったりもするんですよね。

というわけで今回は、中毒必至の新感覚バイトラブコメディ「年下の先輩ちゃんには、負けたくない。(全2巻完結済み)」を紹介します。

年下の先輩ちゃんには、負けたくない。のあらすじ

「素直になれない、すべての人へ。」平凡な大学生・坂上良太郎は、ホームセンターバイトで高校の後輩・山下かをりと出会った。 地味で仕事をもくもくとこなす彼女に苦手意識があった坂上だが、あるきっかけで「敬語禁止」をかけて勝負をすることになり…!? 素直になれない二人にニヤキュンがとまらない!中毒必至の新感覚バイトラブコメディ。

続編は「年下の先輩ちゃん2」というタイトルで販売されています。

年下の先輩ちゃんには、負けたくない。の見所をチェック!!

年下の先輩という少し厄介な存在

年下の先輩ちゃんには、負けたくない。1
Ⓒ年下の先輩ちゃんには、負けたくない。

普通に小中高って過ごしていく分には年功序列というか「年上=先輩」という空気感のみで生活していくことになるわけで、あったとしても高校の時の「同級生なんだけど年上」っていうケースになると思います。

一方でこれがアルバイトや仕事となると話は打って変わって、職場に勤めている日数が1日でも早ければ先輩になるわけですから、嫌でも年下の先輩というシチュエーションが増えてくると言えます。この年下の先輩っていうのは、特に体育会系だと死ぬほど厄介だったりしませんか?(もちろん双方がっていう意味で)

ぶっちゃけ僕が高校生の時も年上の同級生がクラスにいたし、アルバイト先には年下の先輩もいました。人間的に気が合うとかならいいんだけど、そうでもなければ「年上/年下/先輩/後輩」みたいな要素はマジで厄介。

本作はそんな厄介そうな関係性が微笑ましいくらいに描かれているラブコメで、ラブコメ展開に年齢差とか先輩・後輩は関係ねぇってやつが堪能できます。

年下の先輩に対してどう接するか

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Ⓒ年下の先輩ちゃんには、負けたくない。

ぶっちゃけお笑いの世界を見ていると、1日でも早くに芸人になった人が兄さんっていう空気感があるじゃないですか?それをテレビで堂々とやられるもんだから、たかがバイトとは言っても「自分より先輩なら年下にも敬語を使うべきでは?」とか思うのもわかります。実際に僕もそうしてました(とは言え尊敬してたわけじゃないから丁寧語って感じかな)。

一方でプロ野球選手の場合、たぶん高卒でプロ入りした選手も大卒でプロ入りした選手も同級生ならタメ口で喋るんじゃないかと思うんです。ちなみに元巨人で元メジャーリーガーの上原さんは1年浪人してたせいで、年齢的には1つ下の同級生ともタメ口で喋りあってるもんだから、本当の同級生から「1個下のクセに礼儀がなってない」みたいに思われてたとか。

こういうのは日本特有なのかな、いずれにしても超厄介だと思います。個人的には数ヶ月~数年先輩だったとしても年上の人から敬語を使われるのはちょっと嫌だし、その逆も然り。でも仲良くなりたいって思っている異性相手だとちょっと事情も変わってきたりして…。

人によって態度が変わるっていうのはあんまり良くないけど、ラブコメなら全然ありでしょ。というわけで、こういう経験をしたことがある人なら共感できるようなラブコメ展開はめちゃくちゃ見応え抜群です。

年下の先輩側からの目線

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Ⓒ年下の先輩ちゃんには、負けたくない。

一方で先輩だからと言って年上の人から敬語を使われるのが苦手だっていう人もいるはず。そういう時には無理やりにでも敬語をやめてもらうっていう展開があったりするものです。例えばなんかの勝負をして負けた時の罰ゲームとか。

こういう展開はまさに年の差カップルができる前のあるあるって感じがしませんか?今まで敬語で喋ってた男女が急にタメ口でしゃべり始めたらそれはもう付き合ってる合図みたいなもんで、割とサークルあるある&職場あるあるの一つじゃないかと思います。

でもこんな感じで簡単に敬語からタメ口に切り替えれるような人は、そもそも最初から敬語を使ったりなんかしないと思うんで、そういう意味でも本作の二人の関係がどう変わっていくのかに注目です。

年下の先輩ちゃんには、負けたくない。を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

年下の先輩、あるいは年上の後輩という存在を知っている人には刺さる漫画だと思います。そこに恋愛感情を抱いていたって人なら文句なしにおすすめだし、逆にそういう人種に触れてこなかった人でも想像で補完できるんじゃないかと。

特に女性に甘えることができないっていう男性は少なくないと思うんで、そういう人にとってはまさに年下の先輩ちゃんには負けたくないっていう感情が理解できるでしょう。どちらにしても学生アルバイトの柔らかい関係性っていうのが微笑ましく見える大きな要素でした(これがれっきとした社会人のそれだと割と衝突してたと思うし)。

4コマ形式にはなっているものの毎回オチがつくというわけではなく、普通の漫画が4コマのテンポになっているだけっていう緩さも本作にかかってみれば魅力の一つだと思います。日常漫画にしてはほのぼのしていて、割と身近にありそうな展開にも感じるラブコメです。

あとがき

年下の(威張り散らしてくる)先輩くんと、年上の(威張り散らしてくる)後輩くんはマジで苦手。あと客のタメ口と医者のタメ口とタクシーの運転手のタメ口も…。なのに看護師さんのタメ口って上手いよなぁ。

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