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生徒との絆に感動!面白くておすすめの教師漫画、先生漫画を紹介する

数十年前と比較して大幅にスタイルを変えながらも愛されているのが、ドラマや漫画における「教師モノ」です。問題児に手を焼きながらも全力で生徒とぶつかっていく姿に心を動かされないという人はそうそういません。

今回は「こんな教師、こんな先生に憧れる!」という対象になりそうな教師漫画を中心に、面白くておすすめの教師漫画・先生漫画をまとめてみたのでぜひ参考にしてみてください。

ここは今から倫理です。

ここは今から倫理です。3
Ⓒ ここは今から倫理です。

倫理って聞くといまいちピンとこないという人も多いのではないかと思いますが、そんなん気にせんとまず読んでほしいと思える教師漫画がこちら。もうね、新感覚過ぎてめちゃくちゃ驚かされました。

これまでの教師物語って熱血系が多くて、どんな問題児にも体当たりでぶつかっていって絆を育むって感じの作品が多かったんだけど、本作は真逆というか熱量がめちゃくちゃ低いんですよね。だが、それがいい!

暴力なんか当然だめだし、なんなら思いやり100%でも女子生徒に触れることは許されない…みたいな、変なリアリティのある教師漫画です。今の時代にドンピシャだし、本作に憧れて教師を目指す人も出てきそうなくらい面白いのでぜひ。

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女の園の星

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Ⓒ女の園の星

本作の主人公は女子高の先生で、本作は女子高の日常を漫画家した作品なんだけど、日常漫画と評するには笑いの比重が高すぎるってくらいに笑いに溢れている作品です。

先生も良いキャラをしてることは間違いないし、こういう先生がいたら高校生活が楽しそうだっていう部分は否定しません。でも本作の場合、この魅力的な先生を含むクラス全体が魅力的に映っているような気がします。

「さぁ笑わせるぞ!」っていう気配が一切なのに、ここまで笑わせることができるのかってくらいに衝撃を受けました。万人受けするシュールな空気感っていうのも珍しいと思うので、コメディー漫画が好きな人でまだ読んだことがないって人は今すぐチェック!!

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でっちあげ

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Ⓒでっちあげ

福岡市「教師によるいじめ」事件という実際に起きた事件を元に描かれたノンフィクション小説のコミカライズ作品です。最初は教師に対する怒りが込み上げてくるんだけど、ある瞬間から真逆の気持ちが芽生えてきます。

というのも、生徒と親が「教師からいじめを受けている」と訴えたものの、教師はそれを否定したりして泥沼にハマっていったという感じの物語なんですよね。ぶっちゃけその辺のカップルが喧嘩した理由を聞いても、彼氏から聞くのと彼女から聞くのとで印象が変わってくるじゃないですか?

僕も財布を落として中に18000円入っていたら、2万円くらい入ってたって言うし。いじめられているなら尚更じゃないかと思うけど、とにかく先の展開が気になって仕方がない作品です。

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地獄の教頭

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Ⓒ地獄の教頭

学校内での様々な問題に対して幅広く徹底的に対応する教頭先生の姿を描いた作品で、問題を解決するためには暴力による解決も辞さないという感じのスタイルです。しかも52歳とは思えないほどの武闘派。

学校で巻き起こる問題は生徒同士によるいじめ問題や暴力問題に始まり、家庭での虐待や不良仲間による犯罪など本当に幅広く、さらにはPTAのことにまで及びます。この守備範囲の広さこそが、さすが教頭と言ったところでしょう。

こういう先生になりたいっていう対象でもなければ、こんな先生がいたらいいのにっていう対象でもありません。ただただ悪を裁いていくという感じの死神のような先生の物語です。暗いストーリーが好きな人におすすめします。

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GTO(全25巻)

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ⒸGTO

二度に渡る実写ドラマ化とアニメ化を実現させた、伝説的な熱血ヤンキー教師漫画。日本国民に「教師モノの漫画、ドラマと言えば?」っていうテーマでアンケートを取ったら、本作が1位になるんじゃないかと思ってます。

超が付くほどの不良が運良く中学校教師になることができて、問題児ばかりのクラスを任されるものの持ち前の根性と体当たりで問題を解決していくという…この展開に熱くならない読者はいないはず。

PTAからすれば頭の痛くなるような存在かもしれないけど、生徒側からすれば「こんな先生がいたら面白そう!」と思える典型的なやつです。「こいつ中坊じゃねーだろ!」っていうような生徒が出てくるのにも注目。

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ROOKIES(全14巻)

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ⒸROOKIES

絵に描いたような熱血教師が、不良だらけでバラバラになった野球部を一つにまとめ上げる高校野球物語です。僕らがよく見るタイプの高校野球じゃないけど、この熱さはその辺の高校野球漫画に負けてません(むしろ勝ってる)。

不良ならではのトラブルが数多くある中で、愚直に生徒の力になろうとする主人公の姿が眩しすぎる!生徒の夢を笑うことを許さず、仮に「アメリカ大統領になる」という生徒がいたとしてもそれを決して馬鹿にしたりしない教師です。

何か問題を起こしたときは、周りが何と言おうとけじめを付けなければ気が済まないという不器用さも主人公の魅力の一つ。純粋に応援したくなる素敵な教師像と言っていいでしょう。

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鈴木先生(全11巻+1巻)

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Ⓒ鈴木先生

僕は先生になったことがないからアレだけど、今いる先生の多くに近い位置にいるのが本作の鈴木先生ではないかと思います。言葉を選ばずに言うと普通っぽいというか、少なくとも漫画の主人公になるような感じではありません。

舞台が小学校ということもあって絵に描いたようなヤンキーが出てくることもなければ、問題児の程度もかなりマイルドです。大人からすると一見どうでもいいテーマにも真剣で向き合うことの大事さというか、僕らが知らず知らずのうちに刷り込まれてる教育の基本みたいな部分が見えてくると面白く感じるはず。

一点だけ注意しなければならないのが、小学生を相手にしている先生なのに間接的ではあるものの性的なシーンが出てきます。これは人によっては気持ち悪いと感じるだろうし、小学生のお子さんがいるという親目線だとキツイ部分があるかもしれません。

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ガキ教室(全5巻)

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Ⓒガキ教室

子供が嫌いな主人公が運良く(?)小学生の先生になれたところから始まり、低い熱量で生徒たちと接していく感じの先生漫画です。「こんなに子供が嫌いなのになんで先生になったの?」って絶対に思うけど、この理由はストーリーが進むにつれて明らかになります。

先生が悩みそうな問題が山積みで、すごく低い熱量ながらも真摯に対応していく姿に「もしかしてこの主人公は思ってるほど嫌な奴じゃないのでは?」って思わされたらもう夢中になってるはず。手の抜き具合がすごく絶妙で、むしろ本音と建前を使い分けるような器用なタイプでもない主人公の人柄に惹かれてしまう読者が多発するんじゃないかと思います。

問題児の親やPTAに悩まされる展開はセオリー通りながらも、そこまで現実離れした問題児が出てくるわけでもないので、リアル志向で楽しめる先生漫画と言っていいでしょう。

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夜回り先生(全9巻)

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Ⓒ夜回り先生

学校の先生というわけではなく、非行に走っていたり虐待を受けているような問題のある子どもたちに寄り添う先生の姿を描いた作品です。ドキュメンタリー方式になっていて、美談ばかりじゃないのが大きな特徴と言っていいでしょう。

終始シリアスな展開で進む上に内容もなかなかハードです。例えば薬物から抜け出せない非行少年がいたとして、なんとか薬物をやめさせようと奮闘するんだけど、それでも辞められずに最悪命を落としてしまう展開に繋がってしまうことも。

全体的に漂っているダークな雰囲気も相当なので、リアリティがあって直視しにくい社会問題を描いた教師漫画・先生漫画を読みたいという人におすすめです。

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著:水谷修, 著:土田世紀

ゼロセン(全8巻)

ゼロセン
Ⓒゼロセン

氷漬けの日本軍人がコールドスリープから目覚め、現代のヤンキーたちの根性を叩き直すという感じの教師漫画です。元軍人じゃなくて現軍人っていう部分に注目で、普通に零戦を乗り回したりするぶっ飛んだ設定が面白い!

シリアスとまではいかないけどヤンキーたちとぶつかるシーンの傍ら、マジでくだらないレベルの下ネタ&ダジャレの応酬が始まるのには驚きを禁じえません。最初は戸惑うかもしれないけど、これをずっと続けられると思わず笑っちゃうし、なんならクセになってくるっていう読者もいるんじゃないかと思います。

元ヤンキーが先生、極道が先生っていうインパクトもすごかったけど、軍人が先生のインパクトに勝るものなし。

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あとがき

色んなタイプの「こういう先生いたらなぁ」が詰まってます。