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多くのドラマに泣いた人は数知れず!面白くておすすめの野球漫画を紹介する

タイムアップが無い分、多くの逆転劇やドラマを巻き起こしてきた野球。最近は日本人メジャーリーガーも数多く誕生し、とても大きな盛り上がりを見せてますよね。

そこで今回は面白くておすすめの野球漫画を紹介します。

忘却バッテリー

忘却バッテリー
Ⓒ忘却バッテリー

中学時代に全国からスカウトが来るような天才同士のバッテリーが、野球部すらない高校に進学して、そこで再び野球を始めるという感じの野球漫画です。

ここだけ聞いたら割とよく聞く感じのストーリーだと思うんですが、特筆すべきは「主人公の一人が記憶喪失」であること。野球をやっていたっていう記憶が曖昧で、絶対的な技術を持っているにもかかわらず疑心暗鬼になってしまうシーンなどに溢れています。

こんな天才バッテリーに魅せられて、魅力あふれるキャラたちが集まってくるっていう展開もさることながら、この初期設定はどう転んでも面白くなるんじゃないかなぁと期待せずにはいられません。なお、ナヨナヨしている男子高校生っぽさを感じるけど、所々で絵のタッチが変わる迫力にも注目です。

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バトルスタディーズ

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Ⓒバトルスタディーズ

KKコンビやメジャーリーガーの前田健太選手がOBということでも知られる、PL学園の高校野球をモチーフに描かれた作品。鉄の掟と呼ばれる寮生活の取り決めとか体育会系全力のしきたりとか、時代錯誤の感はあるけどやっぱり面白い!

1年生には人権がないんじゃないかって思うくらいの扱いが待っていて、OBの清原和博氏は「この厳しさがあったから誰と当たっても怖くなかった」みたいなことを言っていたので、トイレを使っちゃいけないとか女を見ちゃいけないってのも効果的な指導法なのかも(僕にはまったく理解できませんが)。

個人的には野球の試合とかよりも、寮生活とか普段の練習を重視した方向で描いて欲しかったなぁ。見ちゃいけないものを見ているようなワクワク感のある作品です。

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ドラフトキング

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Ⓒ ドラフトキング

本作はめちゃくちゃ斬新な野球漫画なんですが、何が斬新かっていうと「スカウト目線の野球漫画」という点です。本作の主役たちは毎年11月に行われるプロ野球ドラフト会議にて、ダイヤの原石を発掘するのが仕事の方々と言っても過言ではありません。

ぶっちゃけ僕レベルの素人でも、PLの清原氏とか5打席連続敬遠の松井氏は「プロでも通用する!」って思うよ絶対。でもそういうのは分かり切ったうえで、競合の可能性とかも考えつつ「1番最良の選択は何か」みたいなことを模索する過程がめちゃくちゃ面白いです。

例を挙げるならイチロー選手を4位で指名したオリックスのスカウトの人は大手柄だったろうなぁ。プロのスカウトがどういう目線で野球を見ているか等も楽しめるので野球好きならどうぞ。

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ハーラーダービー

ハーラーダービー2
Ⓒハーラーダービー

プロ野球で八百長って言われたら、普通はわざと負けて野球賭博うんぬんかんぬんの話だと思うんだけど、本作はちょっと趣旨が異なる八百長野球の漫画です。

防御率がリーグ一位なのに勝ち星が付いてこないというエースが悩みぬいた結果、「0-0で行くからだめなんであって、わざと失点して試合の均衡を崩した方が勝てるんじゃね?」って言いだすっていう…。で、キャッチャーもそれに乗っかるっていう今までになかったタイプの野球漫画と言っていいでしょう。

根拠のないオカルトチックなことを言い出したかと思えば、いきなりID野球もびっくりするほどのデータを出してきたり…。心理戦や頭脳戦という意味でも読み応えばっちりな作品です。

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おおきく振りかぶって

Ⓒ おおきく振りかぶって

卑屈で弱気なピッチャーが主人公の野球漫画です。自信家じゃないピッチャーが登場する野球漫画って他にありましたっけ?そういう意味でもめちゃくちゃ斬新。

お世辞にも取っ付きやすい絵とは言えないんだけど、すごく丁寧に描かれているのが伝わってきて、絵からは想像がつかないくらいの本格派野球漫画と言っていいと思います。登場人物にも個性があるし、みんな真っ直ぐだし。バッテリーの信頼関係も見所。

ROOKIES(全14巻)

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ⒸROOKIES

バラバラで機能していなかった野球部を熱血教師が一つにまとめ上げ、そこに集う不良たちが持てる熱量の全てを高校野球に捧げていくという感じの物語。今じゃ見られないレベルの熱血物語で、これに魂を揺さぶられない読者はいないんじゃないかって思います。

熱血教師が監督を務めるんだけど野球に関してはド素人で、部員も数名の野球経験者を除けば素人集団なのでルーキーズというタイトルみたいです。そんなルーキーズが甲子園に行けるほど高校野球界は甘くないとは思うんだけど、甲子園に行ってほしいと願わずにはいられません。

絵の線が細かくて迫力ある野球のシーンはめちゃくちゃ見応えあり!熱い気持ちになれる野球漫画をお求めの方には文句なしにおすすめしたい作品です。

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タッチ(全26巻)

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Ⓒタッチ

老若男女問わず幅広い世代で愛されている国民的アニメといったら本作の名前を挙げる人も多いでしょう。色んな漫画でパロったりもされてるし、数々の名作を生みだしたあだち充氏の代表的な作品です。双子設定、幼馴染設定の原点と言っても過言じゃありません。

タッちゃん、カッちゃん、南の3人の関係性なんかもそうだし、兄思いの弟&弟思いの兄っていう縮図がめちゃくちゃ眩しいです。それゆえに誰もが知っているあの有名シーンには度肝を抜かれたっていう読者も多いのでは?

青春漫画としても多くの読者に愛されていて野球漫画の教科書的な存在です。今読むとちょっとした古臭さは感じちゃうけど、それだけで読まず嫌いをするにはあまりにも勿体ない名作野球漫画と言って間違いありません。

単行本は全26巻、それ以外にも文庫本やワイド版や完全版など様々な形態で出版されていて、それぞれで完結する巻数は異なります。

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H2(全34巻)

弱小どころか部活ですらない愛好会から甲子園を目指す青春野球漫画。野球と恋のバランスが秀逸だから、読んでいて「野球漫画に恋愛要素持ち込むなよ!」ってならない。化け物じみた設定の主人公だけど、それなりに人間味もあって割とリアルなんじゃないかと思ってます(「こんなうまくいくか!?」ってのは別にして)。

主人公とライバルの野球対決も大きな見所だし、ここに幼馴染を交えての恋の行方的な展開も大きな見所です。「さすがに主人公が野球も恋も勝つのはやりすぎだろうから、どっちかはライバルが勝つんじゃないの?」みたいに思わされたらもうH2の虜になっていること間違いなし。

主人公も適度に挫折するし、ワンマンチームでもなくてチームメイトに助けられる場面もあるし…なにより結末が良い!個人的にはタッチよりも結末はこっちの方が断然好きだし、最後まで満腹にさせてもらえないというか良い意味で「もうちょっと読みたかった!」っていう感がハンパ無い野球漫画です。

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ラストイニング(全44巻)

監督視点で描かれる戦略を重視した野球漫画。最近は監督が主人公っていうスポーツ漫画が増えてきたけど、これが先駆け的な存在です。派手なスラッガーとか剛速球ピッチャーとか無しで、今ある材料を使ってどうゲームを支配するか。これが本来の高校野球のあるべき姿だと思うんだよなぁ。

1番好きな野球漫画に推す人も多く、全44巻という長編漫画なのに飽きないし中だるみもないのには驚き。僕にとっても1番おすすめしたい野球漫画かも。

ONE OUTS(全20巻)

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Ⓒ ONE OUTS

賭け野球最強の男がプロ野球選手として活躍する姿を描いた野球漫画ですが、特筆すべきはその給料形態にあります。その契約は「1アウトにつき500万、1失点につき5000万円を支払う」というもの。

ちなみに本作の世界では球界トップの投手でもワンナウツ契約では大幅なプラスにはならないし、現実の野球界を見てもワンナウツ契約で大幅プラスになるような選手ってほとんどいないんじゃないでしょうか。しかも本作の主人公は天才は天才でも、豪速球が投げられるとかそういう武器はないんですよね。120km/hそこらの球速と観察眼で相手打者を抑える勝負師の姿は見応え十分です。

途中から年俸を払いたくない自チームのオーナーまでもが敵になるから笑える。あの手この手で相手チームを翻弄しながら弱小チームのリズムが変わっていく様子は、いつ読んでもテンション上がるわ。

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アウト・ロー(全14巻)

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Ⓒアウト・ロー

ヤクザを破門になってしまい、組に戻るために少年野球チームを日本一に導かなければならなくなった元ヤクザの物語です。もちろん野球経験はないし、ヤクザとしても身体的な能力が高いわけではなくインテリ系。

ヤクザ時代は金を巻き上げるために色んな人を傷つけまくってきました。そんな主人公が自らの努力で少年たちを引っ張り、さらにはその父兄たちにまで影響を与える存在になっていきます。

少年野球が題材なのでそこまで難しいテクニカルな部分は出てこないけど、野球の基礎よりも前の段階が丁寧に描かれているし、何より子供たちが楽しそうに野球をやってる姿が良いです。たぶん後半に行けば行くほど、前半がヤクザ漫画だったのを忘れます。

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江川と西本(全12巻)

僕くらいの世代の人間だと、よほどプロ野球に精通してない限り「江川って入団の時に何か揉めたんでしょ?」ってくらいしか知らないと思うけど、その辺の騒動を含め西本選手と江川選手の境遇にスポットが当てられている野球漫画です。

甲子園時代からの江川さんの怪物ぶりが楽しめるし、西本選手がどういう選手だったかってのも勉強になりました。というか僕は西本選手を知らなかったんだけど、まさか沢村賞を獲っていてトータル165勝を挙げた名投手だったとは…。

1980年代のプロ野球好きにはたまらない内容だと思います。長島さん、王さん、落合さんなど往年のスーパースターも出てくるので野球ファンの人はぜひ。

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グラゼニ(全17巻)

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Ⓒグラゼニ

野球選手の懐事情を描いているの野球漫画。生々しい情報が描かれているので、読んでいて「プロ野球選手も大変なんだなぁ」って思うはず。主人公がプロ入り8年目の左投げ中継ぎ投手ってのが、またいいですね。渋い!渋すぎるッ!!

スポーツは夢を売る仕事だなんて言われていて、あんまりお金にスポットは当たらないからこそ新鮮で楽しめるんじゃないかと思います。あ、もちろん銭勘定だけじゃなくて肝心の野球部分も面白いです。少しでも自分を高く売るための手法は、他の業種にも共通して言えることではないでしょうか。

本作は入団からずっと活躍していた球団を離れるまでの物語で、本シリーズは所属球団によってタイトルが変わるという感じ。続編として「グラゼニ~東京ドーム編~」に続きます。そのあとはパ・リーグ編へ。

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WILD PITCH!!!(全16巻)

地区大会の決勝で敗れ、甲子園に行けなかったエース左腕が主人公の野球漫画です。ドラフトにも引っ掛からず、独立リーグ→プロ野球育成枠って流れが雑草魂って感じでたまらない。

個人的にはもうちょっと独立リーグにウェイトを置いて欲しかった感はあるけど、ステップアップしていくに連れて主人公の成長が見てとれるので、読んでてワクワクします。

主人公もダイヤの原石って感じで、現時点ではそこまで突出した能力を持っていないというのも個人的には好きなポイント。プロ球団が一気に4球団増えて16球団になってるってのも新しいし、何より「ラストイニング」で知られる中原氏の作品なので、今後ますます面白い展開に発展することを期待しています。

最後は打ち切りだったのかな?「まさにこれから!」というところで終わってしまったのが残念。

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ストッパー毒島(全12巻)

「BECK」や「ゴリラーマン」で有名なハロルド作石氏が描いた野球漫画。

実際にあるプロ野球リーグに架空のチームが入ったようなカタチで描かれていて、有名プロ選手が登場するのが嬉しい。若かりしイチロー選手とか最高ですね。

主人公も日本最速と言われている剛速球を武器に活躍するんだけど、程良いバランスで描かれているし、読んでいて熱くなれると思います。

フォーシーム(全19巻)

フォーシーム2
Ⓒフォーシーム

36歳のベテラン投手が監督の采配批判&暴力行為で日本球界を追われてしまい、海を渡ったメジャーで大活躍をするという野球漫画です。とにかく主人公が破天荒で、どんなピンチでも抑えそうな迫力がたまりません。

メジャーと日本の違いとして「練習方法、考え方、言葉」など色んな違いがあるんだけど、そのどれもが本作の主人公の前では霞んでしまいます。さすがに日本でキングの異名を持っていた男っていう感じ。

日本球界では先発投手として晩年は鳴かず飛ばずだったものの、リリーフ・クローザーに転向して活躍できるようになったり、そもそも日本に収まる器じゃなかったっていう雰囲気も最高です。伝説級の活躍が少し現実離れしてる気がするけど、リアル志向な野球漫画が読みたい人におすすめ。

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やったろうじゃん(全19巻)

高校野球の監督が主人公の野球漫画。正確には監督、加納、江崎の三本柱かな。弱小チームが甲子園に出場、そしてガンガン勝っていく様子にわざとらしさが無いって言うか自然に読んでいられるのが特徴です。

普通だと「そんなに上手くいかねーよ!」とか言いたくなるけど、不安定な強さだからか素直に読めます。それに「弱いチームが強くなるには守備力を上げるのが手っ取り早い」みたいな感じで、派手さに欠ける野球漫画なんだけどそれが逆に新鮮。

14巻までは加納編、それ以降は甲子園で肩を壊してしまった江崎が復活する様子が描かれています。最初が面白すぎるせいか後半がかなり残念かも。

僕はまだ野球を知らない(全5巻)

僕はまだ野球を知らない1
Ⓒ僕はまだ野球を知らない

こちらも監督が主人公の野球漫画なんだけど、統計学を用いた野球漫画という点で異色の作品です。弱小高校が甲子園を目指すというありがちな展開に、野村克也氏もビックリのID野球要素が詰め込まれています。

「弱小高校が野球部にここまでの予算を割いてくれるかな?」という懐疑的な部分はありつつも、最新技術と近代科学の融合を見事に描いていて、「あぁ、野球ってセンスも大事だけど、センスだけじゃ勝つのは難しいんだろうなぁ」と痛感させられました。

全5巻で「えぇ、これからだったのに!」という残念感はあったけど、リアル系野球漫画が好きな人なら楽しめる野球漫画で間違いないと思う。

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ナツカツ 職業・高校野球監督(全7巻)

ナツカツ 職業・高校野球監督1
Ⓒナツカツ 職業・高校野球監督

純粋な高校野球の漫画とは少し趣旨が異なっていて、職業としての高校野球監督にスポットを当てた作品です。とは言っても専任の高校野球監督ではなく、高校で教鞭を執る傍らで野球部の監督を務めています。

それゆえにOBや父兄から試合中の采配についてボロカスに言われたり、父兄からの「ウチの息子は試合に出られるんでしょうか?」みたいな質問攻めをされたり…。高校野球のあまり良くない面が堪能できるんですよね。

主人公も本音と建て前を上手く使い分けるだけじゃなく、かなりドライな考え方をするタイプ。負けた直後に「キャプテン選びに失敗した」とか考えちゃうような人物だけど、この人物がどのように変わっていくのかに注目です。

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青空(全13巻)

青空
Ⓒ青空

幼馴染二人との約束を叶えるために、野球部のない高校に野球部を作って甲子園を目指すという感じの物語です。野球部はとあるキッカケで廃部になってから作られていないって感じなんだけど、これがまぁかなり根深い問題になっていて、地元住民からも大反対されるっていうレベル。

ゼロどころかマイナスからのスタートなんだけど、少しずつ歩みを進めていく主人公の行動に胸を打たれます。タイトルにある青空っていう感じはほぼ無く、終始シリアスな展開が続くのが特徴です。

野球漫画というよりはヒューマンドラマに近く、嫌な大人たちのしがらみみたいなものが描かれているので、高校野球を舞台にしたヒューマンドラマが読みたいという人におすすめ。

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8月アウトロー(全4巻)

アメリカのU-14クラスで全米No.1と言われた日本人ピッチャーが、日本の野球界に逆輸入のようなカタチで参入し、甲子園を目指すという物語。

躍動感のある絵もそうだし、とにかく迫力がある野球漫画です。全4巻で終わった理由は打ち切りなんだけど、僕としてはまだまだやれた野球漫画だと思ってます。

仲間が少しずつ集まってきて野球部を再建する感じも友情が感じられるし、最後が駆け足になっちゃってる点以外はおすすめです。

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キャプテン(全15巻)

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Ⓒキャプテン

至近距離でのノックを繰り返して流血して倒れるシーンなんかがてんこ盛りの野球漫画です。弱小中学野球部が少しずつ強くなっていく様子を描いているんだけど、特筆すべきはタイトルにもある「キャプテン」に重きが置かれているという点。

初代キャプテンは最初は野球が下手だったんだけど、血だらけになりながらも練習を繰り返してきた努力の人で、このキャプテンもまた引退するときに新たな部員をキャプテンに指名します。この漫画においては顧問の先生とかじゃなくて、キャプテンが絶対的な権限を持っているという感じ。

時には非常な采配をすることもあるし、部員同士で衝突することも少なくありません。でもそれらをキャプテンがまとめ上げていくという、めちゃくちゃ熱い野球漫画です

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逆境ナイン(全6巻)

昭和を感じさせる絵のタッチと熱血感が漂うその内容に、若い人は度肝を抜かれるんじゃないかとさえ思える野球漫画。

いわゆる「逆境を跳ね返して最後に勝つ」という流れで展開されるんだけど、ラッキーマン的な要素も強く、そして何よりもギャグ的な要素が強い。もし「追い詰められると真価が発揮できない」という人がいたら、本作を読めば逆境に強くなれる…かも。

高校球児ザワさん(全12巻)

高校球児ザワさん
Ⓒ 高校球児ザワさん

野球部員の紅一点、都澤理紗(通称:ザワさん)の何気ない日常を描いた作品。野球漫画って括りにしていいものかどうか悩んだけど、野球が好きな人ならこんな角度の漫画も楽しめるんじゃないかと思います。

グラウンドでの様子はもちろん、教室や学校外での出来事にもスポットが当たっていて、主人公が野球部所属の女子高生ってこと以外はよくありそうな青春漫画です。

俯瞰的に楽しめるのも本作の魅力の1つで、ザワさんの魅力をふんだんに眺めることができるのも本作ならでは。ボーイッシュな女の子が好きな人ならどストライク。青春時代を思い出したいという人もどうぞ。

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オーライ!(全3巻)

オーライ!1
Ⓒオーライ!

ひ弱で野球経験もほとんどない主人公が観察眼を武器に戦っていく野球漫画。初期時点では打球を飛ばせるほどのパワーもないし、守備能力も低く、まったく持って戦力外なんだけど自分の低い能力でも出来ることを必死に考えてチームの力になろうとする姿に胸を打たれます。

序盤の伏線的にも「成長すれば良いキャッチャーになる」というフラグが立っているので、キャッチャー目線の野球漫画と考えても斬新かと。

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CLOSER(全4巻)

リアリティはあまり感じられず、どちらかというとプロレスにも似たエンターテイメント性に富んだ野球漫画。主人公は超一流の抑え投手です。

オーナーと喧嘩して万年最下位のチームに放出されたって展開もそうなんだけど、所構わずビッグマウスを吐く主人公が見ていて心地良い。心地良いっていうか釣りが上手い。釣り針は超大きめ。

失点したら引退するらしいけどこの時点で失点しないことが決まったというのはさて置き、成り上がっていく感じのストーリーが好きな人にはおすすめです。

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フジマルッ!(全3巻)

マネージャーとしてではなく、あくまで選手として甲子園を目指している1人の女子部員の物語。

女子部員ならではの葛藤とかも見えるし、周りの部員たちも「手を抜いた方がいいのか、手を抜かない方がいいのか」などの迷いを持ったり…。とにかく青春には違いない。感動に寄せる演出が巧みなので、どういう結末を迎えるのかが序盤から楽しみです。

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セーラーエース(全6巻)

「頭文字D」で有名なしげの氏が描いた女子野球マンガ。ソフトボールじゃなくて女子野球です。

顔とかはまんまイニDだし、腕の角度とかカクカクしてる部分はあるけど、なんとも言えない魅力があった作品…なのに!!!終わり方が本当にひどかった!この終わり方はもはや伝説レベル。

打ち切り作品って無理やり終わらせている感じが見てわかるけど、それすらしてない作品って珍しいと思います。このままだとマジで救いようがないんで続編に期待。

あとがき

毎年、プロ野球の開幕とか甲子園とかオールスターとかCSとか日本シリーズとか…。メジャーで日本人選手が活躍すると「野球最高!!」ってなる。