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「ゆうべはお楽しみでしたね」を読んだ感想・レビュー

 

昔、ケータイを持ち始めた頃にメル友がいて、毎日メールをしているうちに「会ってみたい!」となり、実際に会ったことがあります。良くも悪くも、会うまでは色んな期待をしますよね。

今ではオンラインゲームとかも盛んなので、オフ会ってのを開いたことがあるという人も多いのでは?で、もしかすると「実際に会ってみたら、想像以上に良かった!」と双方がなるパターンもあるわけで…。

今回ご紹介するのは、オンラインゲームを通じて知り合った仲間とルームシェアをすることになった男女を描いた「ゆうべはお楽しみでしたね(連載中)」です。

 

 

ゆうべはお楽しみでしたね あらすじ

 

オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」を通じて、仲良くなった仲間たちとプライベートな話をしていた時の話である。パウダー(♀)はゴロー(♂)が引っ越しを検討していることを聞き、自分が住んでいるお家のルームシェアを申し出る。

パウダー扮する主人公は自分がネカマ(ゲーム上では女だけど実際は男)だと公表していて、特にやましい感情は無く、気が合って共通の趣味を持つ人間とルームシェアがしたいというだけだったのだが、待ち合わせ場所に来たのはリア充っぷりがハンパ無いギャルだった…。

 

ゆうべはお楽しみでしたねの登場人物

さつき たくみ:パウダー

 

本作の主人公。ゲームが趣味で、書店でアルバイトをしていて、ゆくゆくは社員になるのが夢。

コミュ障を自負しているが、活発なゴローのペースに巻き込まれ、少しずつ成長していく…かも。

 

おかもと みやこ:ゴロー

 

たくみの家と自分の職場が近いことから、ルームシェアの申し出を喜んで受けた、見た目が可愛くてリア充オーラ全開のギャル。ゲーム上では♂。

ネカマやネナベの言葉の意味を知らず、ゲーム上で女性だと思っていたパウダーが実際は男だったと知っても、今さらまたイチから引っ越し作業するのは面倒ということで、予定通りルームシェアに踏み切る。

 

ゆうべはお楽しみでしたねの見所をチェック!!

MMO RPGあるある

 

本作で主に取り上げられているゲームは「ドラゴンクエストX」っていうMMO RPGなんだけど、それをプレイしたことがある人なら共感の嵐なんじゃないかと思います。

僕はドラクエXをプレイしたことがないから「へぇー、今のドラクエってそんなことになってんだー」って感じで楽しめました。というか、ゲームが好きなら共通する部分がかなりあって十分楽しめるはず。

  • 「なんで自分と同じ性別のキャラにしないのか」
  • 「キャラの名前の由来は?」
  • 「オフ会を開いてみよう!」

などなど。ちょっと気になる女の子がゴローって名前のキャラメイクしてたら「もしかして彼氏の名前かな?」とか思うでしょ?え!?思わない!?

 

共通の趣味という最強武器を手に進めるリアルアドベンチャー

 

ドラクエが大好きな人が「スライムパンケーキが食べられるお店がある」と聞いたら、大半の人が行ってみたいって思うのかもしれませんね。本作の主人公たちも例外ではありません。

メニューの写真を撮ってSNSにアップ。2人ともパンケーキを頼むのはアレだから、パンケーキとパスタを頼んで、半分ずつシェアしよう!

…やってることが普通のカップルです。非リア充を自負している主人公も、少しずつレベルが上がっていき、最終的にチャラ男に転職する日も近いかも。

 

ルームシェアあるある

 

ルームシェアあるあるとは言っても、実際にルームシェアをしたことがある人なんて少ないはず。僕の中では教室とかトイレとか職場とか…そういう1つの空間に置き換えることができて、すごく面白かったです。

「誰もいないと思って唄ってたら、実は人がいた」とかね。聞かれる方ならまだしも、聞かされる方だとしたら、出ていくタイミングの葛藤とかすっごいわかる。ちなみに上記のコマでゴローさんが唄ってる曲が気になってたけど、モーニング娘。のシャボン玉と気付いてからはスッキリしました。

あと本作には全然関係ないけど、元モーニング娘。の後藤真希さんが不倫したのも確かMMO RPGがキッカケだったような…。

 

ルームシェアの終わりに何を思うのか

 

たくみは本屋さんでアルバイトをしていて、ゆくゆくは社員を目指しています。そこで社員になるための第一歩でもある契約社員の話が舞い込んできました。

本来であれば二つ返事でOKするところですが、契約社員にも転勤がある旨を知らされ、転勤になってしまった場合の「ルームシェアの解消」が脳裏によぎります。悩むたくみの裏で、みやこもまた「自分がここに居座ることで、たくみの迷惑になっているんじゃないか?」という葛藤をすることに。

年齢的には双方が良ければ結婚って選択肢も出てくる2人ですからね。そういう選択をするのか非常に楽しみです(2018/02/15現時点ではまだ明らかになっていません)。

 

あとがき

「ネット上での知り合いと恋に落ちるパターン」みたいなのを1度でも想像したことがある人なら楽しめると思う。

 

 

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