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「あきたこまちにひとめぼれ」を読んだ感想・レビュー

あきたこまちにひとめぼれ表紙

 

僕はとにかく炭水化物が大好きで、ご飯と麺には目がないくらいです(パンはそうでもない)。「一生ご飯しか食べられないのと一生麺しか食べられないのならどっち?」という究極の選択があったら、迷わずご飯を選びます。

幼少の頃は「お米なんて味しないし、どれも一緒じゃね?」と思っていました。でも焼肉と一緒に食べるご飯が美味いのなんのって…。いまやチャーハンをおかずにご飯食べてるからね。というわけで今回は、そんな米党の人なら文句なしに楽しめるグルメ漫画「あきたこまちにひとめぼれ(全4巻完結済み)」を紹介します。

 

 

あきたこまちにひとめぼれ あらすじ

約280種類あり、味も形もぜんぶ違う栄養満点の日本人の主食「米」。身近すぎて見落としがちだが、こだわれば「こんなにも違うのか!」と思うほど多種多様。「青空レストラン」などに米博士としてちょくちょく登場する五ツ星お米マイスター・西島豊造氏を監修に迎え誕生したこだわりのお米ラブコメ!!

 

あきたこまちにひとめぼれの見所をチェック!!

お米に特化した異例のグルメ漫画

あきたこまちにひとめぼれ1

 

本作の入り口は「秋田の高校で寮生活をすることになった男子高校生が、たまたま入った定食屋さんでお米の魅力に憑りつかれてしまう」というもの。

お店のメニューにはお米の名前がずらーっと並ぶだけで、カツ丼とかカレーライスとかそういうメニューは一切ありません。「お米を選んでもらって、そのお米に合う料理を出す」という尖り方がハンパない食堂でした。どっかで見たことあるなぁって思ったら、たぶんジョジョのトニオの店だ。

ちなみに本作が言うには「秋田名物いぶりがっこは、コシヒカリと一緒に食べるよりもあきたこまちと一緒に食べる方が断然美味い」んだそうです。ぶっちゃけ「それマジすか?」案件だけど。

 

お米は炭水化物だから太る?

あきたこまちにひとめぼれ2

 

ケトジェニックダイエット(低糖質ダイエット)が超流行って、ありとあらゆる層の痩せたい人たちから目の敵にされた代表が「お米」です。なんだよ、寿司の米抜きって。

ぶっちゃけ僕もダイエットした時、真っ先に炭水化物をやめました。結果、驚くほど痩せたわけですが、これは習慣化しないと絶対にリバウンドするし、お米無しの生活を習慣化するのは米党にとっちゃ地獄よりしんどい…。

ちなみに本作が言うには「米は食っても太らない」んだそうです。これに関してはちょっと過剰演出のような気がしないでもないけど、お米に特化した漫画のアプローチとしては非常に面白いと思いました。

 

お米に関する知識の勉強になる

あきたこまちにひとめぼれ3

 

エピソードとエピソードの間では全国のお米を紹介していたり、揚げ物に合うお米とか肉料理に合うお米なんかの紹介がされています。いまや通販で全国のお米が簡単に購入できる時代なので、毎日同じお米を食べているという人は別のお米に替えてみることで新たな気付きが得られるかもしれません。

個人的には「お米なんて硬ければOK」と言う考えで、ぶっちゃけガキの使いで言うところのききシリーズみたいなことをやられても絶対に当てられる自信はないんですけど、同じ日本でも寒い地域と暖かい地域のお米で結構違いますからね。

本作を読んでいれば、お米に関する知識が付いてくるのと同時に「このお米、ちょっと試してみようかな…」みたいな気持ちになります。それがあなたの人生を変えるくらいの大きな転機になるかも(知らんけど)。

 

あきたこまちにひとめぼれ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

所々に出てくる秋田弁がちょっと読みづらいけど、お米に特化している漫画という試みは凄いと思うし、実際にお米に対しての興味がグングン湧いてくるグルメ漫画だと思いました。

ラブコメ要素が多いんで、純粋にお米ばかりを取り上げてるっていう感じでもないけど、お米に対するイメージが変わることは間違いないです。「お米によって味も合うおかずも全然違う!」みたいなことを言われたら、そりゃ試してみたくもなるでしょう。

僕なんかこれを機に割と高い炊飯器も買ったからね。たぶん1ヶ月もすれば慣れるんだろうけど、マジでお米が美味しくなりました。あれこれ試してみたくなるような魅力がある漫画なんで、お米が好きでたまらないって人はぜひ読んでみてください。

 

 

 

あとがき

お米の銘柄って「ひとめぼれ」とかネーミングセンスが光るやつが結構多い(個人的なお気に入りは「めんこいな(秋田弁でかわいいな)」)。

 

 

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