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「ワンルームワンコ」を読んだ感想・レビュー

 

これまでに見てきた動物漫画で犬種を考えてみると、大体が小型犬のイメージ。ましてアパートの一室で大型犬を飼うなんて展開は、本作以外に見たことがありません。

本作に登場するのは「サモエド」です。小さい時はままで人形、大人になると大きなフォルムやモフモフの毛が特徴的で、ここに魅力を感じて興味を持つ人が多そう。

というわけで今回は、ドッグラン付きのワンルームアパートで大型犬を飼うという、ありそうでない犬物語「ワンルームワンコ(全4巻完結済み)」を紹介します。

 

 

ワンルームワンコ あらすじ

 

犬好きOLさん×おっきくて甘えん坊なわんこ。六畳一間で大型犬と暮らすワンダフルライフ♪ まっしろでふわふわな毛並のおっきなワンコ・サモエド犬のぽてまるは、六畳一間のアパート(中庭ドッグラン付き)で飼い主のひとみとふたり暮らし。雨の日でも散歩は大好き。ブラッシングは気持ち良いけれど、シャンプーはちょっと嫌い。そんな、ちょっぴりやんちゃなワンコと暮らすHAPPY DAYS!

 

ワンルームワンコの見所をチェック!!

大型犬あるあるのわかりみ

 

サモエドを飼っているというドンピシャの読者に刺さるのは当然として、基本的には「大型犬あるある」に溢れています。特にシュッとした感じの大型犬じゃなく、モフモフ系の方ね。

時に笑えて、時に共感できる…。そのステキさがふんだんに詰まった動物漫画です。大型犬をコマに合わせてるせいか、あっという間に読み終わってしまう感がアレだけど、犬を飼っている人には「わかりみ」と言わしめる作風だと思う。

あるあるネタには共感の笑いがあるし、何より犬がテーマになってるから、ほっこりするような温かみにも溢れてるんですよね。大型犬好きにはもちろん、基本的には犬好き全般におすすめ。

 

犬あるあるというかペットあるあるも多彩

 

最近はペットを飼っている人がYouTube等を通じて、色んな映像をアップする時代になりました。その中でも「飼い主がいない時のペットの様子」なんてのは、多くの飼い主が実践したことがあるんじゃないかと。

そういう意味では、犬あるあるというよりも「ペットあるある」に足を突っ込んだジャンルだと思うし、似たような経験があるという人は癒されるんじゃないかと思う。

そもそも僕は猫派で、今はペットを飼ってないけど、それでも他人のアップしてるこういう動画を見てほっこりしたりするし…。「飼い主の自己満じゃね?」とか「自分の犬だから面白いんでしょ?」って思ってた時代もありました。でも、ペット好きなら間違いなく楽しめると思います。

 

犬好きには堪らない設定が夢いっぱい

 

本作はタイトルにもあるように、ワンルームを舞台に展開される犬物語です。そのワンルームもお世辞にも広いと言えるものではなく、なんと六畳一間。これ、小型犬でもしんどいでしょ。

もちろん飼い主の愛犬に対する愛情があるからこその生活なわけですが、それが実現するのも犬好きの大家さんの存在が大きいと言っていいでしょう。犬を飼うことを許可していて、更には中庭ドッグラン。犬好きにとって、これほど羨ましい環境がありますか?

 

現実には犬を飼いたくても住宅事情がそれを許さないって人は山ほどいて、妥協って言ったらアレだけど「大型犬を飼うのは難しいから小型犬で…」って人もたくさんいると思う(もちろんどっちも可愛いよ!)。

そんな人たちが夢のように感じる犬物語じゃないかと。個人的には「貧乏だけど仲睦まじく2人で暮らす、新婚さんのような眩しさ」みたいなものを感じました。すっげーハートフルです。

 

ワンルームワンコ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

僕もワンルームのアパートに住んでいて、さすがに面積は六畳の倍以上あるけど、ここに大型犬と一緒に暮らすってことを想像したら、色々とてんやわんやしそうだなって思ったのが第一。

でも「川の字になって寝る」って表現に近い感じの仲良し感というか、幸せな空気感は堪らないよね。これはワンルームを舞台にしているからこその魅力だと思う。

あとは大家さんがそういうアパート経営をしているって部分にも夢があって、中庭にドッグランもあるし、お隣さんも犬好きっていう環境に憧れを抱く読者も多いはず。

前項でもちょっと触れたけど、コマが大きくてセリフも控えめなんで、あっという間に読み終わってしまうって部分は少し残念です。でもそれをカバーするだけの魅力に溢れた犬漫画だとも思います。

 

あとがき

サモエドってググってみたけど、めっちゃかわええ。

 

 

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