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「ラーメン大好き小泉さん」を読んだ感想・レビュー

 

個人的に年間300食くらいは食べてるんじゃないかと思うほど大好きな「ラーメン」ですが、そのラーメンをひたすら食べる女子高生を描いた作品がこちら。

女子高生を主人公に据えるのであれば、青春とかそういう部分に多少はスポットを当ててもいいような気がするものの、本作は硬派なまでにラーメン一本道です。「JKにラーメンなんて邪道じゃね?」と思っても、とりあえず読んでみて欲しい。めちゃくちゃ面白いから。

というわけで今回は、ラーメンとJKの華麗なコラボ「ラーメン大好き小泉さん(連載中)」を紹介します。

 

 

ラーメン大好き小泉さん あらすじ

学校ではクールで無口なあの子が、まさか放課後はこんなだなんて…!女子高生・小泉さんが、ラーメンをガツガツすする!ガツンと本格派ラーメンドラマ、いよいよ着丼!

 

ラーメン大好き小泉さんの見所をチェック!!

ひたすらラーメンを食べるJKの話

 

本作は「人付き合いが得意じゃない女子高生がただひたすらラーメンを食べる」という作風の漫画です。女の子、それも眩いほどのJKがラーメンを食べるだけってのも絵になるし、なんならそれを眺めているだけでも面白いと感じるほど。

僕は外食と言えば基本的にラーメン屋くらいにしか行かないけど、女性が1人で食べている姿をあまり見たことがないです。周りに聞くと「ちょっとハードルが高い」という人が多く、本作が流行ることで女性1人でも気兼ねなくラーメンを食べに行ける雰囲気が出来てくれればいいなぁと思います。

それは変な意味じゃなく、女性が1人でも食べにくるお店ってことが分かればそれだけで味に関する信頼性は高くなるんじゃないかと思うし、食べ〇グとかよりもよっぽど信ぴょう性があるんじゃないかと。

口コミの表現の仕方とか写真の撮り方とか、やっぱ女性の方が上手そうな気もするし…。とりあえず「ラーメン好きな可愛いJKは正義」とだけ言っておきます。

 

実在する店舗も多数登場

 

本作には当然ながら「実在するラーメン店」も多数登場します。とは言ってもCMを兼ねていないせいかさり気なく登場するという感じ。大々的に店名を明かすこともなければ、なんなら「ちょっとボカしてる」くらいです。

でもラーメン好きなら「もしかしてあのお店じゃない?」と想像するのはたやすく、所々にヒントも散りばめられているのでたぶん辿り着けるはず。

僕は田舎住みで実際の超有名店舗に足を運んだことはないんだけど、コンビニ商品のタイアップとかカップ麺とのコラボ企画なんかで見たことがあるラーメン屋さんが多く登場していて、めっちゃテンションが上がりました。

パラパラ読み進めるだけでも色んなラーメンがあることを知ることができるし、実際にその店舗に行った時のシミュレーションとしては最適かと。某ラーメンCMのように「行ったつもりで~」って楽しみ方も乙。

 

ラーメンに関する雑学・うんちくが学べる

 

実は本作はJKがひたすらラーメンを食べるだけのグルメ漫画じゃなく、所々にラーメンに関する雑学や知識が散りばめられています。ぶっちゃけラーメン好きとしては「知っておいて損はない知識」と言ってもいいくらいのやつ。

完全に個人的な偏見かもしれないけど、お肉とかお蕎麦で同じような知識を言うと「なんかちょっとウザい」と思われそうなところでも、ラーメンなら「物知り」という称号が貰えそうな気がする…。

ラーメン屋さんのラーメンだけでなく、最近多数登場している冷凍麺やカップ麺に関しての情報も網羅されているので、僕みたいに「超有名店の実店舗が少ない地域」に住んでいる人でも、すごく身近に感じられる知識がたくさん手に入るでしょう。

 

ラーメン大好き小泉さん コミックス1巻~3巻を読んだ感想・レビュー

なんかグルメ漫画にJKの要素を持ってくると、個人的にはちょっと邪道のような気がしないでもなかったけど普通に面白い作品です。女子高生要素は弱点を補っている要素じゃなく、あくまで追加コンテンツという感じ。

絵も綺麗だから食欲がそそられるので夜に読むのは結構危険なレベルかと。あと本作を読んだ日は完全にラーメンの口になるので注意してください。

ラーメンに関して今更聞けない疑問みたいなものが、楽しく解決できるという点も本作の魅力の1つです。「家系/二郎系」ってキーワードは頻繁に聞くし漠然としたイメージが湧くという人は多いだろうけど、それが何なのかって今更聞けなくないですか?

本作はそのようなラーメンに関する知識を楽しみながら学ぶことが可能です。上の方にも書いたけど、うんちく野郎とか揶揄されない感じの知識がめちゃくちゃバランス良いと思う。

難点を挙げるとすれば、コマ割りが大きすぎて読み終わるのが一瞬という点ですかね。良く言えばそれだけ作品に夢中になってるってことなんだろうけど、ぶっちゃけボリューム不足に感じてしまうほどあっという間に読み終わってしまいます。

作中の主人公たちが「ふー、お腹いっぱい」とか言ってる傍らで、それを読んでるこっちはボリューム不足に悩むという…。まぁ満腹にさせないという意味ではこれも策略の1つなのかも。

 

あとがき

本作が登場する前、ラーメン大好きと言えば小池さんだったけどねぇ。

 

 

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