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「あつまれ!ふしぎ研究部」を読んだ感想・レビュー

あつまれ!ふしぎ研究部表紙

 

今思えば「全員が部活に入らなきゃいけない」なんて制度は、とんでもないクソ制度だったと思います。僕は某運動部に所属してて、レギュラーとしてそこそこ活躍もしたけど、もう一回人生をやり直せるとして部活なんかやらないと思うんですよね。

じゃあ何部に入るかってことを考えた時に、この「ふしぎ研究部」っていうのは振り切ってて面白いと思うんです。パソコン部っていう事実上の帰宅部みたいなのもあったけど、なんかヒエラルキーみたいなものを考えた時に、ふしぎ研究部の方が上のような気もするし、それに楽しそうだし。

というわけで今回は、未知の存在「ふしぎ研究部(連載中)」を紹介します。

 

 

あつまれ!ふしぎ研究部 あらすじ

あつまれ!ふしぎ研究部1

 

普通の高校生・大祐が入部したのは、女子3人が「ふしぎ」を研究する部活…!? 催眠術で裸を見たり、マジック用のハトを捕まえたり、呪いのお面を被らされたり、ちょっとうらやましい苦難が続く…。ドタバタほのぼの、ときどきエッチな“ふしぎ”コメディ!

 

あつまれ!ふしぎ研究部の見所をチェック!!

ふしぎ研究部という未知の存在

あつまれ!ふしぎ研究部4

 

僕が通っていた中学校・高校には、ふしぎ研究部みたいな部活はありませんでした。でも漫画では割と舞台になりやすいように思えるし、オカルト研究会みたいなものって普段どんな活動をしているのかは非常に気になるものです。

個人的には催眠とか心霊なんかは丸っきり信じていないので、本作を楽しめるかどうか不安だったんだけど、むしろオカルトとかを信じてないって人の方が楽しめそうな作風だと思いました。

学生らしく部活動と青春を謳歌している感じが素敵なので、ふしぎ研究部という未知の存在に興味を持ったのであれば覗いてみるのが吉です。

 

テンポの良いボケとツッコミ

あつまれ!ふしぎ研究部2

 

本作は割と手数多めでボケとツッコミが飛び交っています。テンポが良く、読んでいて心地良いです。

ふしぎ研究部ということで、根底には「マジック、催眠、心霊」などのオカルト要素があるので、人によっては笑えるかどうか不安と思う人がいるかもしれませんが、ボケ部分はオカルト要素が関係していないことがほとんど。

もっと言うと「本当にオカルトを信じている人なら、絶対にしないであろうボケ」みたいなのも結構出てきます。5円玉を左右に揺らして相手を眠くさせる催眠は、誰しもが見たことがあると思うんだけど「催眠をかけてる方が寝ちゃう」なんてのは、この催眠を茶化しているのと同義だと思うし…。

 

時々エッチなコメディー

 

少年漫画ならではの少しエッチなシーンもてんこ盛りです。ただ、ドキドキ感を感じるというよりは笑い要素の方が強いかなぁ。例えば「透視能力で服が透けるようになった」なんて展開は、もはや一種のあるあるじゃないかと思います。まじかる☆タルるートくんの時はドキドキしたもんだけど、本作のそれはあまりドキドキしないです。

テンポの良いボケとツッコミの間に、ちょっとしたアクセントでお色気ネタをぶっこんでくるという感じでしょうか。「雨に濡れて服が透ける」とか「マジックの道具の縄に縛られる」とか。

どっちかと言えば「光景が想像しやすい」という意味で、完全に「あるある」ネタになっているので、エロネタすらも笑いに変えるという意味で秀逸だと思います。

 

あつまれ!ふしぎ研究部 コミックス1巻の感想・レビュー

オカルトを真剣に考えている人よりも、オカルトを茶化したいという人の方が向いているような気がします。オカルト現象における科学で証明できない部分、いわば「オカルトを信じない人にとって、信じない理由となっている部分」をイジっていくスタイルというか。個人的には結構ニヤニヤできる場面があったりして、すごく楽しめました。

ラッキースケベ的なシチュエーションも良いアクセントになってると思うし、今後ももっと色々な不思議に踏み込んでいくのなら、更に加速的に面白くなっていくはず。

 

あとがき

僕も連休明けの朝は金縛りにかかった経験があります。

 

 

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