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「いわかける! -Climbing Girls-」を読んだ感想・レビュー

いわかける! -Climbing Girls-表紙

 

最近、特に美少女にスポットを当てた漫画作品が増えてきたように思います。しかし本作は、女子の可愛らしさだけでなく「マイナースポーツの魅力」にも溢れている作品です。

本作で取りあげている競技は、スポーツクライミング。ぱっと見「これってボルダリングって言うんじゃないの?」って思って軽く調べたら、どうやら「ボルダリングを含む壁登り競技=クライミング」なんだそうです。

というわけで今回は、スポーツクライミングを題材にしたスポーツ漫画いわかける! -Climbing Girls-(全4巻完結済み)を紹介します。

※「いわかける! -Climbing Girls-」は全4巻で完結し、その後の物語は「いわかける!! -Try a new climbing-」へと続きます。

 

 

いわかける! -Climbing Girls- あらすじ

パズルゲームの天才だけど引きこもりな少女・笠原好(かさはら・このみ)。彼女が入学した高校で偶然目にしたのは、色とりどりの突起物がついた高くそびえる壁で!? 2020年東京五輪の正式種目に採択された『スポーツクライミング』で頂点を目指す少女たちを描いた、可憐でアツい本格クライミングストーリー!

 

いわかける! -Climbing Girls- の見所

パズルゲー×スポーツクライミングの融合

いわかける! -Climbing Girls-1

 

本作の主人公は、中学時代は常にパズルゲームに没頭していたという女の子。当時の模試にて志望校を全落ちしてから一念発起し、なんとか入学した高校でスポーツクライミングと出会います。

いわゆるパズルゲーオタクの要素が、どうクライミングに活かされるのかどうかはさておき、このアプローチは斬新すぎる!

これまでにも色んな初期設定の漫画を見てきたけど、釣り船屋の息子が下半身がしっかりしていてパンチ力の強いボクサーになるって設定ならまぁ理屈も理解できるんだけど、ゲーマーがクライミングに適性があるっていうのは本当かどうかは別にして面白いと思いました。

 

登場する女の子たちが可愛い

いわかける! -Climbing Girls-3

 

作者の石坂リュージ氏は「羽恋らいおん」っていうバドミントン漫画も描いてるんであれなんですけど、本作の表紙を見た時に直感で「はねバド!?」って思った自分がいました。まぁ内容は全然違うんだけど、可愛らしい女の子ばかりが登場するという点においては、割と近いモノを感じました(パクリとか言うつもりは微塵もありません)。

本作は可愛らしいJKがボディラインのハッキリする服装で、スポーツクライミングに挑戦して悶えたりする様子が描かれています。

kindleレビューを見ていても、自称クライミング経験者から辛辣な意見が飛び交っているようなので、どちらかと言えば「スポーツクライミングを実際にやっている人よりも、これからスポーツクライミングをやってみようかなと思っている人」とか、あとは「可愛い女の子が大活躍する漫画なら、競技とかその他内容はまぁ二の次」みたいな人なら楽しみながら読めるんじゃないかと。

 

いわかける! -Climbing Girls- コミックス1巻を読んだ感想

リアリティに溢れているわけでもなさそうだけど、かと言ってバンバン魔法を使うわけでも無さそうだなぁというのが第一印象です。まぁ実際にクライミングをやったことがないから、作中では魔法に近いことをやっている可能性は十分にあるけど。

それでも「入部したければ私に勝ってからにしろ」みたいな展開があり、昨日おととい初めてクライミングをやったばかりの人間と経験者が戦い、かなり良い勝負になるっていう展開は普通にあります。

 

ちょっと意地悪なことを言うと「スポーツクライミングってそんなに簡単なのかな?(あるいは何年かやっても昨日始めた人と変わらないくらいしか上達できない競技なのかな?)」くらいのことは感じてしまうかも。あとは女子独特の嫌がらせというか、陰湿な感じは割と強め。

実際にスポーツクライミングをやってる人が本作を読むと「本気でテニスを取り組んでいる人がテニスの王子様を読む感覚」に近いモノを感じてしまうような気がするので、競技漫画というよりも競技の入門書、または女の子が可愛い漫画として手に取ることをおすすめします。

 

あとがき

リアルを追求すると肩の筋肉がすごい女の子たちになっちゃうだろうし、個人的にはこれはこれでアリです。

 

 

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