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「Wallman(ウォールマン)」を読んだ感想・レビュー

Wallman―ウォールマン―表紙

 

お腹の出ている中年男性に、まさかセクシーさやカッコ良さを感じるとは夢にも思いませんでした。昔取った杵柄とはよく言ったもんで、伝説は腹が出ようが体力が落ちようが伝説なんだなぁと。

バトルシーンの迫力に定評があるBoichi氏による、壁を使った空中戦バトルに特化したバトル漫画です。しかもセクシー女子によるエロ要素も満載。というわけで今回は、エロティックバイオレンスと中年男性が見事に融合したバトル漫画「Wallman-ウォールマン-(連載中)」を紹介します。

 

 

Wallman―ウォールマン― あらすじ

冴えない中年男性・空島次郎は、ある日突然、ナミと名乗る女性とルームシェアをする事に。彼女の目的は何者かに殺された“父親の仇”を討つことだった! 秘密を打ち明けられ、否応無しに事件に巻き込まれる次郎! 運命の歯車が再び廻り出す──。

 

Wallman―ウォールマン―の見所をチェック!!

超王道のバトル漫画(エロティックバイオレンス)

Wallman―ウォールマン―1

 

本作はBoichi氏による「サンケンロック」や「ORIGIN」と世界観が似ているエロティックバイオレンスです。過去作を見てもバトルシーンの迫力は折り紙付きだし、エロ要素というかセクシー要素にも定評があるのはすぐに分かります。エロ×暴力の妖艶な雰囲気の魅力は、今更ここで言うまでもありません。

特に見開きページの迫力は圧巻だし、拳以外にも武器を使った戦いや銃撃戦なんかにも大きく期待できます。もっと言えば本作のタイトルにもあるように、超高層ビルなんかを上ったりできるワイヤーのような特殊器具を使ったバトルは、未来的な要素が感じられるでしょう。

 

主人公は伝説の殺し屋だけど…

Wallman―ウォールマン―2

 

これまでのBoichi氏が手掛けてきたバトル漫画には無かった大きな特徴として「主人公が腹の出ているオッサン」という斬新な設定があります。「昔はすごかったんだけど、今は見る影もない」という感じ。ちなみに仲間もオッサンだけど、弟子入り志願の美人がそれらの脂っこさを中和してくれているのがGOOD。

まぁ見る影がないとは言いながらも、実際に現場に出ると圧倒的な戦力であることは間違いないので、現役時代は相当すごかったということを感じさせてくれます。恐らく「現役から遠ざかっていた期間がハンディとなり、大きな壁が立ちはだかる」的な展開になることが予想されますが、レジェンドらしい腕前と意地で乗り越えてくれるはず。

 

大組織相手に無双する爽快バトルアクション

Wallman―ウォールマン―3

 

本作でもヤクザやマフィアのような大組織を相手に大暴れする、爽快バトルアクションが楽しめそうです。まさに一騎当千とも呼べる主人公たちの暴れっぷりに、目を奪われない読者はいないはず。

あとは上の方でも書いたけど、ウォールマンらしいワイヤーアクションや空中戦がまた大きな見所と言えます。ヒュンヒュン飛ぶことで弾丸も避けられるだろうし、高層ビルへの侵入とかも迫力がありそう。

そのうち敵にも一騎当千級のキャラが出てきてパワーバランスは調整されることと思いますが、過去作と同じようにそれはそれで大きな魅力になるので問題なし。むしろ願ったりかなったり。

 

Wallman―ウォールマン― コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

主人公が腹の出たオッサンでも、逆にカッコ良く感じます。なんならもうちょっと「腕がなまっている感じ」を前面に出してくれても良かったんじゃないかなって思うくらいです。

バトルの激しさや迫力は申し分なし、あとヒロインのボディースーツ姿がエロいと思いました。まぁBoichi氏の作品を読んだことがある人なら想像できるだろうけど、このエロティックバイオレンスが本作においても大きな柱となっています。

過去作とどれだけ差別化できるかって部分は気になるけど、サンケンロックやORIGINが楽しめたという読者なら本作も間違いなく楽しめるでしょう。

 

あとがき

セクシー美女とオッサンのタッグ。