かつてパチスロ4号機の北斗の拳に夢中になり、その影響でコミックスを買い揃えました。それまでは2ヶ月~3ヶ月に1回の床屋で待ち時間に読んでたので、中身はだいぶ把握していたものの、大人になってからここまで夢中になるとは夢にも思っていなかった次第です。
そしてそのおかげで、数々の北斗の拳パロディー作品を楽しめていることには感謝の気持ちしかありません。というわけで今回は、199X年に核の炎に包まれなかった北斗の世界「DD北斗の拳(全8巻完結済み)」を紹介します。
DD北斗の拳 あらすじ
「月刊コミックゼノン」にて連載中の「北斗の拳」のパロディ漫画。「もし世紀末に核戦争が起こらなかったら?」をコンセプトに現代社会で生きるケンシロウたちをコミカルに描いている。リン、バット、ユリア以外の登場人物がデフォルメされた姿で登場。原作を知っている人なら思わずニヤリとしてしまう用語や設定、セリフなどがネタとして数多く登場する。
DD北斗の拳の見所をチェック!!
ヒャッハーな世界にならなかった場合の北斗の拳
本作は出オチ感がすさまじく、一言で言えば「ヒャッハーな世界にならなかった北斗の世界」です。主要キャラの多くがマスコット超の二頭身キャラにデフォルメされてるし、まさに「こんな北斗の拳は嫌だ」的な世界となっています。
核の炎には包まれなかったし、水も食料も手に入る。そしてケンシロウはコンビニで働き、ラオウやトキもそれぞれ仕事を見つけて現代に適応しているという…。本作が楽しめるかどうかは、読者の北斗愛に比例すると言っても過言ではありません。北斗の拳が好きだという人はぜひどうぞ。
北斗の拳芸人がいたら真っ先にやりそうなネタのオンパレード
北斗の拳のモノマネをする芸人さんがいたとして、「ショートコント・コンビニ」とか「もしケンシロウがコンビニ店員だったら」みたいなネタをやるとしたら、真っ先にいじってくるだろうなというネタのオンパレードです。
パロディーだけどそこまで北斗の拳に関するコアな知識は求められず、少しでも北斗の拳の空気感を知っている人なら楽しめるような作風となっています。北斗の拳が好きな人なら「こういうネタありそう」と想像することが実際にネタになっているという感じ。
百裂拳でレジ打ちとか、破裂したら困るものの秘孔を突くとか、スイカ割りで岩山両斬波とかね。北斗ファンにはたまらない、ニヤニヤできるシーンが満載です。
DD北斗の拳 コミックス1巻を読んだ感想・レビュー
ケンシロウ、ラオウ、トキがデフォルメされた姿で登場するのが可愛いし、内容も盛大にパロっているので、北斗の拳が好きな人なら楽しめる内容じゃないかと思います。
ぶっちゃけネタが切れるんじゃないかなぁという不安はありますが、1巻時点では原作を踏襲したネタが多く、軽く「こういうネタがありそう」と予想したものがそのまま出てきたりして、二重に楽しめました。
北斗の拳のパロディーといえば「北斗の拳イチゴ味」も有名だけど、そっちにない魅力が本作にあったりもしてどちらもおすすめです。
あとがき
当たったーっ!!