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「アスペル・カノジョ」で描かれる生々しい日常のような非日常

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アスペル・カノジョ

 

僕が幼少の頃は全くと言っていいほどアスペルガーって言葉は聞いたことがなかったので、最近になって増えてきた病気?障害?かと思ってました(僕が小学生とか中学生の頃は、アレルギーを理由に給食を残す人もほとんどいなかったくらい)。

でも最近はアスペルガー症候群とかADHDとか発達障害とか、やたらと聞くようになったような気がします。なんなら僕の場合は大人になってからそれを知ったわけで、「同級生のアイツはこれだったんじゃ?」って思い当たるフシが幾つかあるし、もっと言えば自分がそうなんじゃないかくらいに思うことも。

そんなアスペルガー症候群を抱える女の子と、ふとしたことがキッカケで共同生活を送ることになった男の子の物語。というわけで今回は、生々しい日常のような非日常「アスペル・カノジョ(全12巻完結済み)」を紹介します。

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アスペル・カノジョ マンガ概要

新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。

 

アスペル・カノジョの見所をチェック!!

羨ましいんだか羨ましくないんだか不思議な共同生活

アスペル・カノジョ1

 

恋愛経験がそんなに無い頃(それもリア充とは程遠い場合)において、女の子が自分の部屋に泊まりに来るなんてのは、もはや羨ましい以外の何物でもないような気がします。モテる人ならタイプだとかタイプじゃないとかあるんだろうけど。

例えば僕の場合、中学~高校くらいだと自分に彼女がいない時に彼女がいるという男がみんな羨ましかったような気がします。周りは「でもブスじゃね?」みたいに言う人もいたけど、それが負け惜しみに聞こえるくらい、とりあえず僕にとっては羨ましかったです。

本作は自分が書いた同人作品のファンで、かつ若い女の子が部屋に来て共同生活を始めることになったという初期設定。見た目がよほどタイプじゃないって状況以外なら、大半の男は羨ましく感じるんじゃないかと思うんだけど、なぜか全く羨ましく感じない空気感が本作の大きな魅力の1つです。

 

アスペルガー症候群という発達障害について

アスペル・カノジョ2

アスペルガー症候群の特徴としては、遠まわしな表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることに困難さがあるため、自分の話ばかりしてしまったり、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりするなどの困りごとがあると言われています。その他にも、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境へ適応が必要になったりするなど変化に対する抵抗が強くあるとも言われています。

アスペルガー症候群とは

 

アスペルガー症候群の特徴として、まず大前提に「言葉の発達や知的発達に遅れが見られない」という部分が大きく、明らかな障害感がないのが特徴と言えそうです。下手すりゃ親とか兄弟が気付かなくて、周りのクラスメートや友達が「あいつちょっとおかしい」と違和感を感じる的な。

個人的にも加害妄想というか、極度に「自分が嫌われてるんじゃないか?迷惑をかけてるんじゃないか?」と思う部分があるんですが、でもこれって当たり前のことだと思ってたんです。汗かいたあとは自分のニオイが気になって人の近くに行けないし…。人に何か物を貸すときは除菌してから貸したりするんですけど、割と高確率で「そこまでしなくていいのに」とか「変な人」とか言われたりします。

本作にも序盤からぶっ飛んだエピソードが幾つかあって、そのうちの1つに「自分に向かって走ってきた犬を思い切り蹴飛ばす」というシーンがありました。ぶっちゃけ犬が苦手な僕としては、痛いほど気持ちが分かります!もちろん飼い主にとっては家族だろうから、僕は間違っても蹴ったりしないけど、気持ちは分かる!

というわけで、少しでも「自分って発達障害なんじゃないか?」って思ったことがあるような人なら、共感できるシーンが少なくないと思います。

 

アスペル・カノジョ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

アスペルガー症候群を持っているヒロインに対して「引くのが20%、共感が20%、ドン引きが60%」くらいの割合でしょうか。「なんでそんなことになんの!?」って衝撃を受けたかと思ったら、その少し後で「これは気持ちわかるわぁ」ってなったりするから、感情の変動が忙しいです。

アスペルガーというよりは、メンヘラと呼ばれる部類に近いのかなーって思ったり、いずれにしても「自分の身近にはいないけど、周りには少なくないだろうなぁ系女子」の片鱗を垣間見ることができます。

とにかく生々しいです。あとアスペルガーを公言している系の作品だと、なんか非常識な行動をしていても「自分はアスペルガーだから~」という言い訳のように感じてしまう作品も少なくないですが、そういう感じは全くありません。kindleレビューにあったけど「面白いというより目が離せない」という表現が適格だと思いました。

 

あとがき

アスペル・カノジョだと可愛げもあるけど、アスペル・カレシってどうだろう(ジェンダー平等の世の中にふさわしくない発言かも)。

 

 

 

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