「あの頃に戻れたら…」とか「人生をもう1回やり直したい…」とか、誰もが1度は考えたことがあるのでは?
「あの時こうしていたら…」という後悔は、人生には付き物です。そんな公開をやり直す機会が与えられたとしたら、これ以上ワクワクする展開ってありませんよね。
そこで今回は、タイムスリップやダイムリープを題材にした面白くておすすめの漫画を紹介します。
連載中、完結済みの区別はしない。
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Contents
- 1 オリンピア・キュクロス
- 2 創世のタイガ
- 3 サマータイムレンダ
- 4 信長のシェフ
- 5 信長協奏曲
- 6 東京卍リベンジャーズ
- 7 タイムスリップオタガール
- 8 仁 -JIN-(全13巻)
- 9 僕たちはビートルズ(全10巻)
- 10 タイムパラドクスゴーストライター(全2巻)
- 11 僕だけがいない街(全9巻)
- 12 テセウスの船(全10巻)
- 13 群青戦記(全17巻)
- 14 All You Need Is Kill(全2巻)
- 15 虐殺ハッピーエンド(全8巻)
- 16 カラダ探し(全17巻)
- 17 5分後の世界(全7巻)
- 18 テルマエロマエ(全6巻)
- 19 横浜線ドッペルゲンガー(全4巻)
- 20 生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと(全3巻)
- 21 7's -セブンズ-(全4巻)
- 22 ばくだん!幕末男子(全6巻)
- 23 Orange(全5巻)
- 24 山羊座の友人(全1巻)
- 25 あとがき
オリンピア・キュクロス
古代ギリシャにて「身体能力が高いのに絵ばっかり描いてるから草食系オタク」と揶揄されていた若者が、1964年の東京五輪に沸いている日本にタイムスリップするという物語。
「古代ギリシャで問題発生→タイムスリップ→数々のヒントを経て、古代ギリシャに戻って問題解決」という感じ。テルマエ・ロマエを彷彿とさせる世界観が秀逸で、シリアスさは減ったけど主人公に愛らしさが追加されてます。
楽しみながらオリンピックの歴史を勉強することにも繋がるし、何より古代ギリシャに対する苦手意識みたいなものが払拭されること間違いなし。
創世のタイガ
卒業旅行中の大学生たちがトラブルに見舞われてしまい、気付いたら原始時代にタイムスリップしていたというストーリー。色んな知識を総動員して狩りをしたり、現地民族との争いに身を投じたりというサバイバル感がハンパ無い作品です。
主人公たちがそういう時代関係に詳しい人間ということもあって、人間の武器は腕っぷしよりも知恵であるという部分に大きな見応えを感じます。
「ホーリーランド」や「自殺島」みたいに、これキッカケで生き生きしていく主人公の姿みたいなのが楽しめる作品で、悪く言えば他の作品と似たような感じもあるけど、非常に見応えのあるサバイバル×タイムスリップ漫画じゃないかと。
サマータイムレンダ
海でおぼれている子供を助けようとした幼馴染が事故で亡くなってしまい、余儀なく帰省をした主人公によるひと夏のサスペンス。しかも水難事故で死んだと思っていた幼馴染から、首を絞められた跡が見つかり「もしかすると他殺の可能性があるのでは?」という流れとなっています。
その後、犯人と思われる人物へと迫っていくのですが、真相に近付くと命の危険にさらされ死んでしまうとやり直しという感じ。離島の雰囲気が随所に盛り込まれていて、ノスタルジーな雰囲気が好きな人にはたまらないし、最終的な決着を含めて目が離せない一作と言っていいでしょう。
信長のシェフ
現代の料理人が戦国時代にタイムスリップしてしまうという物語。今ほど食材も調理機器も揃ってない中で、どう立ち回っていくのかが読んでいてすごく面白いです。
信長系の漫画が好きな人にはもちろん、グルメ漫画が好きな人が読んでも楽しめると思う。戦国時代の食事って精進料理っぽいイメージがあったけど、本作に登場する料理はめっちゃ美味そうです。
信長協奏曲
見た目が信長にそっくりな平成生まれの高校生がタイムスリップし、信長の代わりを務めるという物語。主人公が歴史に精通していないという部分から先当たりバッタリな展開が面白く、本来の信長は身体が弱くてうつけ者とは程遠かったって設定が僕は好き。
主人公の破天荒で憎めない性格も読者に好かれるんじゃないかと思います。信長好きにおすすめ。あと実写化もされていて、そっちは小栗旬さんが主演です。
東京卍リベンジャーズ
「12年前の今日に戻れる」という能力を持っている主人公が、とある組織の抗争に巻き込まれて死んでしまった元カノの命を救うために立ち上がるという物語。
当時、中学生の頃は鳴かず飛ばずの不良もどきだった主人公が、強くてニューゲーム(とは言ってもケンカが強いわけではない)によって、今度は顔を売っていくってサクセスストーリーが面白い。
ヤンキー漫画にしてはタイムリープ機能のおかげで斬新になっているし、不良同士ならではの熱い友情も大きな見所です。かつての恋人を救い出せるかって部分も楽しみだし、青春時代をやり直せるっていう一種の憧れ的な要素も光る一作じゃないかと。
タイムスリップオタガール
個人的には超ツボったのがこちら。30歳のオタク女子が1996年(主人公は当時高校生)にタイムスリップしてしまうという作品。
普通、持ってる知識をそのままに過去に戻れるんだとしたら、それは強くてニューゲームだと思うんだけど、本作では「これまでに集めてきたオタクアイテムが全てリセット」っていう考えに繋がってるっていうね。
VHSだったり懐かしさを感じる場面も多々あるし、ギャグ漫画としてもかなり優秀だと思います。1996年を懐かしいと感じる世代なら笑えるはず。
仁 -JIN-(全13巻)
現代の医者が幕末にタイムスリップしてしまう物語。電気も抗生物質もないような時代で、知識を駆使したり現代の技術を応用したりしながら人々を救っていく様子が、読んでいてすごく興味深い。
今じゃ当たり前になっているような事が当たり前じゃない時代に、どうやって窮地を乗り越えていくのか…。すごく見応えのある作品です。実写化もされていて評価も高い作品なので、まだ読んだことがないという人はぜひ。
僕たちはビートルズ(全10巻)
ビートルズのファンでコピーバンドとして活動していた4人が、ビートルズのデビュー前にタイムスリップするという物語。僕も「もし過去にタイムスリップしたら?」って考えた時に「今自分が知っている楽曲を、自分の物として発表したら凄いんじゃないか?」って想像したことがあったから、すごく興味をそそられて一気に読んでしまいました。
本来であればビートルズの楽曲として知れ渡るはずだった名曲の数々が、日本人の物として公表されたとき、それは世界で支持されるのか。
本物のビートルズはどうなるのかを含めて、最後まで夢中になれる一作です。僕はビートルズをほとんど知らなかったけど、それでも十分すぎるほど楽しめたので、洋楽に興味がないという人でも問題なし。
タイムパラドクスゴーストライター(全2巻)
10年後のジャンプが電子レンジから送られてきて、その中に掲載されている人気漫画をパクって自分の作品にしちゃう漫画家の物語です。まだ世に存在してない作品なら問題なかったんだろうけど、その漫画はある人物のネームの状態として現存しているという点がスパイスになっています。
人の作品をパクって人気漫画家になったはいいけど、その勢いのままいられるのかどうか。あとパクった相手に対してどういう接し方をするのか等、色んな見方ができる全2巻です。ちなみに2巻目はほぼダイジェストだけど、ちゃんと物語としては完結しています。
僕だけがいない街(全9巻)
アラサー男子が18年前にタイムスリップし、その時に起きた重大事件の真相を探るという物語。アニメもすごく有名で、タイムリープ×ミステリー作品としてすごく秀逸な作品だと思う。張られている伏線の数がハンパ無い。
推理小説とかサスペンスが好きな人なら間違いなくハマるだろうし、犯人に辿り着くまでの面白さ、犯人を落とすまでの面白さと何度も面白い作品です。
テセウスの船(全10巻)
こちらも事件の真相に迫る系。主人公の父親が、過去に大量殺人事件を起こして死刑囚になってしまったというもの。主人公にとっては、まだ母親のお腹にいる時に父親が逮捕されてしまったということもあり、「会ったこともない父親のせいで、人生をめちゃくちゃにされてきた」という背景があります。
そんな中、ふとしたことがキッカケで、自分が生まれる前の時代にタイムスリップし、「大量殺人事件を未然に防ぐことはできないだろうか」「本当に自分の父親が犯人なんだろうか」という疑問を解決すべく、立ち上がるというストーリーです。
主人公がスーパーマンじゃなくて、過去に対して干渉できる部分が割と現実味がある(あまりにも怪しい行動を取ると、自分が警察に怪しまれる可能性がある)ので、現実の冤罪事件に関わっているようなドキドキ感が堪能できます。
群青戦記(全17巻)
現役高校生が学校ごと戦国時代にタイムスリップしてしまうという物語。スポーツ強豪校という設定もあって、戦国武将VS高校生アスリートっていう煽り文句がまさにピッタリ。ちょっと厨二感を残しながらも、うまくできている作品だと思います。
デスゲームっぽい部分が少しあるので、リアリティを追及しているというよりも爽快さを求めている人におすすめ。あとアメフト、剣道、弓道が通用するのはいいとして、卓球部がなぜあんなに強いのかは謎。
All You Need Is Kill(全2巻)
漫画好きの中では、タイムリープ作品の良作として有名なのがこちら。作画担当がデスノートやバクマンなどで有名な小畑氏なので絵がメチャクチャ綺麗です。
僕は割と最近に知ったんだけど、最初読んだときはエヴァみたいなロボットSF×キラークイーンのバイツァダスト(ジョジョ知らない人はごめんね)だと思った。
死んだらコンテニューっていう分かりやすい設定で、感情移入してると「何回も死ななきゃいけないハラハラ感」みたいなのがクセになります。タイムリープの螺旋から抜け出すまでの一連の流れも秀逸だし、本作をまだ読んだことがないという人には「とりあえずコレ読んどけ」って感じでおすすめしたいです。
虐殺ハッピーエンド(全8巻)
「人を殺した時だけ次の日に進むフラグが立つ」という設定のタイムリープ作品。デスゲームにも似た凄惨さがありながらも、根本には「妹の命を救うため」っていうお涙頂戴的な要素もあって、主人公を応援していいのか何なのか分からなくなってくる感じも本作の魅力だと思う。
もし証拠を掴まれて警察にバレるような原因があったら、それを巻き戻って取り除くことも可能になってるし、でも最大で1日しか巻き戻れないというのも秀逸なバランスと言っていいでしょう。最後はハッピーエンドを迎えることができるのか…乞うご期待。
カラダ探し(全17巻)
友人に頼まれて、夜中の校舎で友人のカラダを探さなくてはいけなくなってしまった男女6人のクラスメートの物語。校舎中にカラダのパーツが転がってるんで、それを見つけて棺に納めりゃいいだけなんだけど、校舎には「赤い人」と呼ばれる幽霊みたいなのがいて、それが邪魔をしてくるって感じ。
で、赤い人に捕まっちゃうと死んじゃって、全員が死んだら「死ぬまでの記憶と集めたパーツを引き継いで、前日からやり直し」っていうタイムリープ要素があります。死んだら生き返れるとは言っても中々割り切れない感じも共感を得そうだし、ホラーとしても完成度の高い作品だと思います。
5分後の世界(全7巻)
タイムリープした先が5分後の世界で、そこでとんでもない悲劇に巻き込まれるという流れの作品です。そこから何とかして「5分以内にこの世界を救う方法を見つけてから元の世界に戻ってくる」というのが最終的なゴールになっています。
バトル展開があるんだけど戦う相手が仏像だったり、主要人物が出来損ないの兄と優秀な弟と幼馴染のヒロインなんで、人によっては「〇〇のパクリじゃね?」って言いたくなるはず。
僕もそんな感じで読んでたけど、最終的には面白かったと思える作品でした。細かい部分を気にせずに大雑把に兄弟愛とか人間の業の深さみたいなものを読みたいという人におすすめです。
テルマエロマエ(全6巻)
古代ローマを生きる設計技師が現代日本と古代ローマを行ったり来たりする物語。
現代日本の銭湯などから見てきたものを自分の時代に持ち帰るまでの様子が面白おかしく描かれていて「よくもまぁこんな設定思い付いたな!」と終始感心させられっぱなしでした。
実写化された実績もあるし、笑いの要素も強く、お風呂好き&銭湯好きにはもってこい。
横浜線ドッペルゲンガー(全4巻)
連続殺人事件の犯人として冤罪にも関わらず逮捕され、そのまま死刑執行されてしまった主人公が、自分が逮捕される前の世界にタイムスリップするという物語。
タイトルにもあるようにタイムスリップ先にはその時代を生きている自分がいて、自分と協力しながら真犯人を探すという展開がすごく面白い。
個人的には一周目が完全なバッドエンドだったから、物語はハッピーエンドを迎えても良いと思ってたけど…そこだけは賛否両論ありそうな気がする。
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと(全3巻)
どうしようもない人生を歩んでしまった主人公が、とあることがキッカケで小学生の頃の自分に戻ることができたという話。
普通は人生をやり直せるってなったら「今度は健全に生きよう」とか思うはずなんだけど、本作の主人公は「初恋のあの子を汚したい」とか考えるゲス野郎ってのがとにかく斬新。
タイトルも変に長いだけじゃなくて色んな意味がある部分も、個人的には好きなポイント。
※kindle版の取り扱いが無くなったかも(2018/05/24追記)。
7's -セブンズ-(全4巻)
愉快犯がヒロインを殺しに来て、それを主人公が守れるかどうかっていう感じの物語。ヒロインが死ぬと時間が巻き戻されて、もう一度やり直しになります。
幼馴染とか彼女が狙われてるなら助けるのも分かるけど、本作は全然顔見知りでも何でもない相手を守ることになるっていう斬新な設定。
相手も相手で愉快犯とは言っても人間離れしている感じだし、何の目的でヒロインを狙っているのかも謎。色んな部分が謎なだけに、この物語がどう転んでいくのかを含めて注目しています。
ばくだん!幕末男子(全6巻)
修学旅行中のヘタレ高校生が幕末にタイムスリップしてしまい、そこで近藤勇に目を掛けられて新撰組に入隊させられてしまうという物語。
加瀬あつし先生らしいヤンキー×下ネタギャグが光る新撰組モノで「カメレオン」とか「くろアゲハ」が好きな人ならハマると思います。
最後はちょっと駆け足感があるけど、ギャグ色が強くて萌え系じゃない新撰組をお求めの方はどうぞ。
Orange(全5巻)
高校2年生の主人公の元に未来の自分から手紙が届くという物語。一応の物語は全5巻で完結していて、補足(裏の場面)的な意味合いで第6巻以降が出版されたっぽい。
早い話が「仲良しグループの中の1人が悩んでいることに気付いたりできなかったせいで、その子が命を絶ってしまったから、そうならないようにしてほしい」ってやつなんだけど、SFラブストーリーって括りが斬新で面白かったです。
あまり深く考えずに恋愛模様とか男女の友情とか、そういう部分を楽しめる人なら鉄板じゃないかと。
こういう漫画は、ヒロインとその彼氏を見守る第二の男的な存在のキャラが良い味を出すのがセオリーだけど、本作のそれは別格です。男の僕から見てもカッコイイ。
山羊座の友人(全1巻)
通常のタイムスリップとはまた違うんだけど、簡単に言うと「主人公がタイムスリップやタイムリープをするのではなく、未来から来た新聞記事から始まる物語」って感じ。
そこには「自分の住んでいる街で、自分と同い年の人間が殺人事件を引き起こした」という内容が書かれていて、さらには捕まった犯人が取り調べ中に自殺してしまうとまで書かれています。
これが本当なら殺す方も殺される方も自分の同級生ってことになるし、もしそれが自分の友人だったら、殺された方はもちろん、殺した方も自殺してしまう運命にあるというわけで…。
一世を風靡した乙一さんの小説をコミカライズした作品ということもあって、非常に人気のある全1巻です。
あとがき
中学生…いや、小学生から人生やり直してぇ。