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エロとギャグとホラーとラブコメと…「デビルエクスタシー」

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デビルエクスタシー表紙

 

ぶっちゃけこの手の漫画が週刊誌に掲載されてたってことが奇跡だと思うくらい、かなりエッジの効いた作品だということは言うまでもありません。

表紙から察するとジャンルはホラーのように思えるかもしれませんが、ホラーはホラーでも純粋なホラーではなく、なんかラブコメ要素が加わっている謎の空気感が魅力の作品です。個人的には「エロキモい」ってこのことじゃねーかって思いました。

というわけで今回は、エロとラブコメとホラーが同居している「デビルエクスタシー(全4巻完結済み)」を紹介します。

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デビルエクスタシー マンガ概要

悪魔的魅力の巨乳風俗嬢500人が在籍する、ナイトメア・ヘルス「デビルエクスタシー」へようこそ……!! 幼い頃、巨乳の女の子に「私は本当は悪魔なのよ」といたずらされたノボルは、それ以来女性恐怖症になっていた。このままでは一生童貞のまま。あせる友人と偶然見つけた風俗へ足を踏み入れたノボルは、初めて胸をキレイだと思った、微乳のメルルに恋をする。一方、友人の高橋は、絶頂を味わい翌日死亡した。彼にいったいなにが!?

 

デビルエクスタシーの見所をチェック!!

主人公は冴えない童貞男子

デビルエクスタシー1

 

作者の押見修造氏と言えば、人間があまり表に出したがらないような裏の顔や、胸の奥に潜んでいる感情を描くのがめちゃくちゃ巧い漫画家さんです。具体的に言えば「いくら性に奔放な人間でも、さすがにオープンにするのを憚る部分」みたいな(好きなAVジャンルの話をしていて、NTRとは言えても「スカ〇ロ」とは言えないみたいなこと)。

その武器が研ぎ澄まされていて、読んでいるこっちとしては非常に不思議な感覚になります。何て言うんだろう、自分もこじらせていた時(それこそ思春期の頃とか)に似たようなことを考えたような気がしないでもないんだけど、本作よりも十歩遅れているみたいな感じ。

「なんだこれくだらねー!!」みたいな笑いがありつつも、心のどこかでは同じ穴の狢というか「ほんの少しだけ共感できる」という部分があって、引きずり込まれてしまう魅力を感じます。

 

大は小を兼ねない世界線の話

デビルエクスタシー2

 

日常生活において「大は小を兼ねる」という場面は多々あります。僕の場合、荷物が多くなることをそんなにデメリットと思っていないので、リュックなんかも必要最小限というよりは「余裕を持つくらい大きいほうが良い」と考えるケースも珍しくありません。車とかスマホでも何でもいいんだけど、コンパクトを正義と思わないタイプです。

でも世の中ではコンパクトさを求める人が非常に多いです。しかし、それはあくまで物について。これが人やパーツの話になってくると180度変わってきます。それこそ男性で言えば身長とかシンボルとか、大きいほうが良いって考える人の方が多いのでは?

本作では、そんな感じで女性のパーツのある部分にスポットを当てています。数でいえば大に惹かれる人の方が多いんだろうけど、絶対的な小派も存在するし、大谷選手もびっくりの二刀流さえ存在します。読んでる方はちょっとおもろい、でも本人は大真面目って部分が面白いです。

 

人間とサキュバスの生存争いへと発展

デビルエクスタシー3

 

本作を一言で言い表すと「性的な魅力でもって人間の男を騙して搾取する女サキュバスの話」なんだけど、女サキュバスの魅力に取りつかれてしまうと文字通り精気を抜き取られてしまうというものです。

で、たまたま一目惚れみたいになった人間の男とサキュバスの女がいて、自分たちの置かれている立場に葛藤してしまうという感じ。特に男側の目線からすれば「一線を越えると死ぬ」みたいな。で、実際に死んでしまう人も多発します。

好意的に捉えると「これこそが昇天」みたいな感じで、羨ましいと感じる部分がないわけではないものの、トータルで見ると全然羨ましくないです。結構なエロ要素があるのに、全然エロく感じない漫画は初めてかも。こんな感じでホラー要素はちゃんとホラーしてます。

 

デビルエクスタシーを読んだ感想・レビュー

コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

根底にあるのは吸血鬼にも似たサキュバスに殺されてしまうかもしれないっていうホラーなのに、吸われるのが血がじゃなくてザームと呼ばれる精気って言うんだから、まさに中学生~高校生の男子が馬鹿笑いしそうなテーマではあります。

それでいて「巨乳にトラウマがあって貧乳が好き」というフェチっぽい部分とか、「好きになった相手がサキュバスで、童貞は捨てたいけどそれをやったら死ぬ」みたいな葛藤が、男性読者なら共感できる部分が少なくないはず。

最終的に主人公がサキュバスの彼女と結ばれるのかって部分は当然として、そもそも人間とサキュバスの共存が可能なのかどうかって部分も気になります。いずれにしても今じゃ週刊誌に掲載できない内容であることは間違いないっす。

 

コミックス4巻を読んだ感想・レビュー

全4巻一気読みしてしまいました。最終的な感想としては「面白いことは間違いないんだけど、それは男子特有のノリがあってこそであり、信頼関係のない相手に対しておすすめできる漫画ではない」という感じ。

まず下ネタのくだらなさが一級品。そして貧乳派というフェチ要素や、脳内の大半がエロで埋め尽くされている時代の男子にとって「好きになった女子に穴がない」みたいな悩みは、バカバカしいようで笑えないというか、真剣に生きている熱を感じました。

何より最後の押見氏のあとがきがすべてだと思います。たぶん身分の違いで結婚できなかった時代とかって、こんな感じだったんだろうなぁ(←違う)。

 

あとがき

押見氏のファンのAV関係者が、似たようなコンセプトの作品を作ったことは想像に容易い。

 

 

 

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