「バチバチBURST」を読んだ感想・レビュー

バチバチBURST表紙
ⒸバチバチBURST

本作は個人的にめちゃくちゃ好きな相撲漫画三部作の二作目にあたります。とにかくライバルや同期対決にスポットが当たった展開は、読む人すべてを熱狂の渦に巻き込むこと間違いなしです。

中だるみみたいなものが一切なくて、最初からフルスロットルで加速し続ける面白さと熱量はもはや異常と言ってもいいレベル。というわけで今回は、灼熱大相撲巨編が正統進化を遂げた相撲漫画「バチバチBURST(全12巻完結済み)」を紹介します。

著:佐藤タカヒロ
¥220 (2021/09/17 03:09時点 | Amazon調べ)

バチバチBURSTのあらすじ

力士として大きく成長した鯉太郎に、小生意気な大卒とデブオタヒッキーが新たに弟弟子として加わる。一方、あの王虎は鯉太郎と同じ番付に!!灼熱大相撲巨編「バチバチ」、物語は新たなる土俵へ!!

バチバチBURSTの見所をチェック!!

前作から半年後の世界

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ⒸバチバチBURST

前作「バチバチ」の死闘から半年後、また心機一転して新たなスタートを切る空流部屋を舞台にした相撲漫画です。とにかく熱い展開は健在で、むしろ前作よりもヒートアップしていると言っても過言ではありません。

あれだけ問題児だった主人公に落ち着きや風格が感じられるようになったのも大きいし、前作のフィナーレを経てより結束が強まった空流部屋の団結感が見事なまでに完成されたという感じ。

でも作風が落ち着いたかっていうとそうではなくて、「外で四の五の言わずに土俵で決着つけようや」みたいなどっしりとした芯のようなものができたという印象を受けました。最初は舌戦みたいなものもあるけど、そういうのが一気に引いていくのに物語は熱さを増していくっていう展開に注目です。

親子二代の因縁が大きなテーマ

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ⒸバチバチBURST

前作では割と空気みたいな部分があったライバルも本作では主役の一人です。親子二代の因縁という意味では、前作は少し物足りない感がありました。でも本作は違う!まさにバチバチの世界観が発揮されている因縁の関係と言っていいでしょう。

前作は主人公の方がちょっと悪役っぽかったというかダークヒーローみたいな感じがあったのに、本作はまるで逆みたいになっています。もちろん王虎(ライバル)は一般客からは人気があるんだけど、徐々にメッキが剝がれて行って悪役に染まっていくって感じでしょうか。

いずれにしてもこの二人の戦いからは目が離せません。前回の戦いに燃えてリベンジを誓うライバルを、再び跳ね返すことができるのかどうかっていう部分は本作最大の見所です。

タイプの異なる新弟子が二人入門

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ⒸバチバチBURST

新たな一面として主人公の鯉太郎に後輩(新弟子)が二人できます。どちらもある種の問題児で、かつて問題児だった鯉太郎が落ち着いていてまともに見えるほどクセが強い新弟子です。

一人は学生時代の王者で実績抜群、もう一人はどうしようもないくらいの落ちこぼれという感じ。この二人がどう物語に関わってくるのかっていうのは、前作を読んでいる読者なら大体予想がつくんじゃないかと思うんだけど、特に学生横綱の方は元々ライバルの相撲部屋に入門する的な経緯もあって、すごく不穏な空気を孕んでいます。

まぁちょっとクセが強いくらいじゃないと生き残れない世界っていうのは前作で痛感させられたので、この新弟子たちがどう物語に色を付けていくのかは大きな見所と言っていいでしょう。

バチバチBURST 全12巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

前作も面白かったけど本作もめちゃくちゃ面白かったです。前作は主人公が悪役だからこその熱量というか、いわばヤンキー漫画の延長みたいな熱さを感じだけど、本作はもうそんな感じがほとんどなかったです。

前作から読んでいるファンにとっては、主人公の鯉太郎が悪童から相撲取りになったっていうことを痛感する展開と言っていいのではないかと思います。新弟子も入門して指導する立場になった部分も含め、とにかく主人公の成長ぶりが光る全12巻でした。

前作のファンなら言うまでもなく、相撲や格闘技が好きな人やヤンキー漫画が好きな人にもおすすめです。最初から熱い展開なのに、それが冷めることなく最後まで突っ走る相撲漫画と言っていいでしょう。

あとがき

以前にもましてバチバチ感がBURSTしてる。

著:佐藤タカヒロ
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