「ブラック・ジョーク」を読んだ感想・レビュー

ブラック・ジョーク表紙
Ⓒブラック・ジョーク

日本にもカジノが出来るとか出来ないとかっていう話題が出ています。まぁ出来たとて僕は行くことはないだろうけど、もしカジノが出来たとしてその周辺の治安が悪くなるみたいなことってあるのかな…。

本作は東京都で一切の風営法に関わる娯楽を廃止して、東京湾にそれ専用の娯楽施設をまとめたって感じの作品です。というわけで今回は、とんでもないバイオレンスシーンが満載のアンダーグラウンドな漫画「ブラック・ジョーク(連載中)」を紹介します。

著:田口雅之, 著:小池倫太郎
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ブラック・ジョークのあらすじ

カジノ、売春が合法の、東京湾に浮かぶ欲望のルツボ“ネオン島”。そこに唯一ある日系娯楽施設“TD温泉ホテル”を舞台に展開する、驚異的なマフィアの死闘……!! ブッ飛びカッ飛びエピソード満載、中毒必至のネオ・バイオレンス・コミック!!

ブラック・ジョークの見所をチェック!!

壮大なブラックジョークから始まる物語

ブラック・ジョーク1
Ⓒブラック・ジョーク

本作の初期設定は割とぶっ飛んでいて日本がアメリカの51番目の州になっているうえに、東京ではありとあらゆる風俗が廃止されていて、東京湾に作られたネオン島と呼ばれている島でのみカジノや売春が許可されているという感じ。

そんなネオン島にある温泉ホテルを舞台に繰り広げられる、マフィアやヤクザの抗争にスポットを当てた作品です。主人公はそのホテルを経営しているオーナー(?)です。

大都市東京の中の欲とか金とか利権が一挙に集まっているだけあって、とにかく治安も悪ければ常に何かしらの事件が起きていて、血みどろの抗争が常に巻き起こっています。時に静かに時に大胆に、そのような不穏分子を排除していくホテル経営者もまたその道の人間というわけです。

とにかく規格外のマフィアやヤクザが大暴れしているという意味では、ラスベガス顔負けの治安や危険ぶりに注目してみてください。

マフィア同士の縄張り争いや抗争

ブラック・ジョーク2
Ⓒブラック・ジョーク

マフィアやヤクザの抗争は何もドンパチやるだけではありません。最終的にはドンパチになるにしてもシノギをするうえでのいざこざだったり、縄張り争いが先に起こっていることもあります。

本作においてもカジノにおけるアンダーグラウンドな事情みたいなものが取り上げられていました。僕はカジノに行ったことがないからアレだけど、もしかするとカジノにおいてもイカサマみたいなものってあるんだろうか…。

ギャンブルなんて何もしなくたって胴元が勝つようなシステムになっているわけですが、そこに付け込んで「一部の客を勝たせるためにディーラーとして紛れ込む」みたいな、大々的なイカサマを行っていたりするとしたらそれはもう最強と言っていいでしょう(もちろんバレなきゃだけど)。

本作は殺し屋みたいなアンダーグラウンドな人物にスポットを当てた作品ではあるものの、こういう感じで日本の殺し屋漫画やヤクザ漫画ではあまり見ない角度から描かれているエピソードが結構多いので、裏社会や闇社会の漫画が好きな人におすすめです。

グロシーンも辞さない迫力あるバイオレンス

ブラック・ジョーク3
Ⓒブラック・ジョーク

そして特筆すべき点がもう一つ。本作はかなり絵がグロテスクなシーンが多く、マジもんのバイオレンスっていう感じがします。序盤に登場するイタリアのマフィアなんか車いすの車輪につけた刃物を使って、敵の頭を真っ二つにしたりするからね。

普通のバトル漫画なら「いや、そこまで描かんでも…」みたいな体の部位が欠損するようなシーンもゴロゴロ登場するので、グロテスクな描写が苦手な人だとちょっときついかも。まぁバトルシーンを派手にすることで、一見すると切断面が見えにくくなってるみたいなことは配慮されてるみたいな気はしました。

でも銃で一発撃って終わりってことはないし、バトルシーンはかなり迫力のある仕上がりとなっています。序盤時点では主人公側の戦力がかなり高いけど、ストーリーが進むにつれて抗争相手との戦力が拮抗してくるようなことになれば…みたいな好奇心も絶えない作品です。

ブラック・ジョーク 序盤を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

まさに「金は命よりも重い!」っていうくらい、簡単に人がバンバン死んでいくような展開に驚かされました。もしかしたらこれは人の命を簡単に扱うっていうブラックジョークなんじゃないかって思うくらいです。

絵もすごく綺麗で、それでいてバトルシーンもしっかり描き上げているもんだから、切断された頭部の断面の脳みそが確認できたりするシーンもあります。この辺は好みが分かれるんじゃないかと思うけど、個人的にはここまで描いている漫画ってあまり無いと思ったので新鮮に感じたくらいです。

オムニバス形式でテンポ良く各エピソードが楽しめるので、難しいことは考えずにマフィアのぶっ飛んだ感じのアクションバトルが堪能したいという人には最適かと。デスゲームみたいな展開が好きな人にもおすすめします。

あとがき

ネタに関してはもっとブラックでもいい。

著:田口雅之, 著:小池倫太郎
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