ドキドキだけなら恋愛漫画や少女漫画でいいし、笑いだけならギャグ漫画で事足りる。「違うんだよ!どっちも楽しみたいんだよ!」と思ったあなたに朗報です。
そんな「ラーメンも食べてミニ炒飯も楽しみたい」というような贅沢なあなたには、厳選した面白くておすすめのラブコメディー作品を紹介します。
※完結済みの作品については、全巻数をタイトルに記載しています。
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Contents
よふかしのうた
吸血女子と男子中学生の恋愛を描いたラブコメ。「好きな吸血鬼から血を吸われると、吸血鬼になることができる」という世界で、相手の吸血女子を好きになろうとする中学生の姿を描いた作品です。
中学生の頃、特に悪いことをするでもなく、ただ「夜に近所を歩いているだけ」でも不良っぽいことをしてるとドキドキした経験がある人には、すっげー刺さるラブコメだと思います。
個人的には「ツンデレ」と呼ばれるような態度に一切の魅力を感じてなかったけど、これをツンデレと言うのであればツンデレ最強ってなりました。えぇ、なりました。
僕の心のヤバイやつ
厨二病という黒歴史に相応しい作品がこちら。
「ずっとヒエラルキーのトップにいて、異性との会話も躊躇なくできたし、部活に勉強に充実しまくっていた」という人には面白さが全く理解できないだろうけど、陰キャだった人とか異性と喋りたいのに喋れなかったという人には刺さりまくると思う。
中二男子なんて存在自体がやべーやつだと思いますが、その一部が青春時代の風と共に吹き荒れます。陰キャよ、目を背けずに刮目せよ!
イジらないで、長瀞さん
小学生の頃に「好きな女の子にちょっかいを出したがる男の子」っていたと思うんだけど、それの女子高生バージョンって感じ。憎たらしいほどJKの特権みたいなのを理解しているし、男を手玉に取る感じもたまりません。
第三者が見た時にイジメと勘違いしてしまうほどの過剰なイジりではあるものの、両者の心情背景が汲み取れて、すごく良い関係性に見えます。ちょっとMっ気のある男子ならハマると思う。長瀞さん、実際に居たらめちゃくちゃモテるはず。
上野さんは不器用
なんでドラえもんやキテレツ大百科が流行ったかってことを考えると、本作が流行らないわけがありません。
天才科学少女にして、ポンコツヒロインの上野さん。「天才って常人とは違う変人な部分がある」ってのは聞いたことあるけど、おそらくこんな感じなんでしょう(←いや、違う)。
完全に濾過できる装置で自分のおしっこを好きな男子に飲ませようとしたり、ニオイを完全に消せるアイテムで好きな男子に足のニオイを嗅がせたりと、まぁやりたい放題。
ドラえもん&キテレツに次いで、夢のある発明作品が数多く登場するし、下ネタが苦手な人でも笑わざるを得ないようなライトな雰囲気が面白いラブコメです。
保安官エヴァンスの嘘
昔から「とにかくモテたい」という一心で、ガンマンにして保安官という地位を獲得したエヴァンスの、非モテな日常を描いたラブコメ作品。
男性読者なら一度は「めちゃくちゃモテたい!」って思ったことがあるだろうし、なんなら今もそう思ってる人も多いと思う。そういう人には刺さりますよ。
突っ込み所も満載で、特にちゃんとしたツッコミ役がいないにも関わらず、ここまでハイレベルな笑いを成立させているという部分に、本作のレベルの高さを感じます。
ゆうべはお楽しみでしたね
オンラインゲームを通じて知り合った異性が、なんの因果か1つ屋根の下で暮らすことになってしまったというスタートを切るラブコメ作品。
とりあえず少女漫画で描かれるような、ありきたりな1つ屋根の下って感じはしませんでした。
オンラインゲームとかをあまりやらない人にとっては、やや恋愛色が強くてたまに笑える日常マンガって感じかも。でも、1度でもオンラインゲームで遊んだことがある読者にとっては、共感の嵐が巻き起こるラブコメ作品となります。
「男だからって男キャラを選ぶと思うなよ!」って感じ。ネカマじゃないぞ、ばーかばーか。
はじめてのギャル
童貞で非リア充の主人公が、ちょっとしたキッカケからギャルと付き合うようになった様子を描いたラブコメ。
何かあればすぐエロい妄想をしてしまう主人公と、それを察知して上手くてのひらで転がしながらからかう感じのギャルのやり取りは見てて面白いです。
それでいて意外と普通の恋愛漫画っぽいというか、コメディーっぽくないガチの恋愛漫画みたいなシーンも放り込んでくるから、色んな意味で忙しいラブコメだと思う。
現役の高校生あたりの読者なら共感できそうだし、羨ましいと思いながら楽しめるかも。高校生を過ぎた読者なら懐かしさ補正で楽しむことができそうです。
金剛寺さんは面倒臭い(全7巻)
面倒臭いのって笑いと表裏一体じゃないですか?逆に言ったら、面倒臭いのって笑いじゃないですか?言ってる意味わかります?僕、わかりません。
わからないと思ったあなたは今すぐ本作を読んでみて欲しい。面倒臭い女の子も悪くないって思うはず。
そして本作に登場する女の子・金剛寺さんはダイヤモンドメイデンという異名を持つほどアレなんだけど、それでも可愛く見えるからね。やっぱ「可愛いは作れる」ってことなんでしょう。
大上さん、ダダ漏れです。(全7巻)
ゲスくならない程度にライトな下ネタが光るラブコメ。性に対する知識レベルが中学生っぽい高校生が主人公って部分に、すっげー違和感を感じます。
ちなみに僕は中学生くらいの頃に「こんなにエロいことを考えている自分は異常なんじゃないか?」と思っていたことがあるんだけど、似たような経験のある読者なら楽しめるはず。
そして本作に登場する「ち○こ見せて」のインパクトは、全ラブコメの中でもトップクラスに違いない。
じけんじゃけん(全7巻)
ミステリ大好き女子高生(広島弁)を中心に巻き起こる、数々の珍事件を描いたラブコメ。
ミステリとラブコメっていう異色の組み合わせが、何とも言えないです。「初めて苺大福を食べた人って、こんな気持ちだったんだろうなぁ」って感じ。
ちょっと妖艶な感じのする主人公も魅力的だし、その主人公に片想いをするもう1人の主人公と、そいつのことが好きな女の子っていう三角関係もニヤニヤできる要素の1つですね。
可愛らしい女の子の京都弁とか博多弁ってたまらんと思ってたけど、広島弁も悪くない。いや、むしろ良い。
ゾンヴィガーナ(全3巻)
可愛らしい女ゾンビと、その女ゾンビに慕われている博士が繰り広げるダークファンタジー風のラブコメ。
世界観は結構な殺伐具合で、世の中に蔓延っているゾンビたちと戦っていくという背景がありながらも、あまり血生臭さを感じないのは女ゾンビによるラブコメ要素によって中和されてるからに違いないです。
博士と女ゾンビの温度差もさることながら、女ゾンビが結構エロい雰囲気を醸し出してて、好きな人には堪らないんじゃないかと思う(決してエロくはないけどね)。
首とか取れたりするけど、こんなに可愛いと思ったのなんてアラレちゃん以来。
フリンジマン(全4巻)
タイトルにもあるように不倫をしたい男たちの物語なので、一般的に良く言われているラブコメって感じではないんだけど、いい大人たちが真剣にアホみたいなことを考えているという意味ではメチャクチャ笑えます。
しれっとゲスいことを言うけど、いろんな物事に対してポジティブすぎる解釈とか、表現の語彙力がハンパ無いせいで「なぜかこいつら憎めない」ってなるはず。
不倫や浮気が原因で家庭崩壊に繋がったことがあるとか、そういうのを本気で憎んでいる人にはおすすめできないけど、なんで浮気をしたいと思う人がいるのか、どうやって浮気に走るのかを知りたい人は読んでみるといいでしょう。
たぶん多くの人は「不倫ってめんどくさ!」って思う。
伝説の勇者の婚活(全4巻)
かつて世界を救った勇者が、自分の身分を偽って婚活に励むという物語。
まるで大富豪が結婚相手を求めて、わざとみすぼらしい恰好をして婚活に励むような感じがするんだけど、RPG要素がふんだんに生きているラブコメ作品だと思います。
そして単なるラブコメ作品とは一線を画すと言っていいくらいに、イイ話が続く。涙もろい読者なら、たぶん泣かされちゃうと思いますよ。
本作によって、勇者はどこまで行っても勇者なんだと思い知らされました。そして遊び人が賢者になれるのなんて、所詮ゲームの話だということも。
恋愛フラグ0女子の迷走(全2巻)
「えげつないレベルでモテたい」と考えている女子高生が主人公で、男子ばかりがいる田舎に引っ越すことになるも、その村ではなぜか「男同士がくっ付く」という呪いがあるという設定のラブコメ。
ビジュアル的にはお嬢さまのような感じの主人公が、腹の奥底では不敵な笑みを浮かべていたり、すべてはイケメンの為に魂を売っているかのような感じがたまらないです。
全2巻でサクッと読めるボリュームも魅力的。もうちょい読めたし、もうちょい読みたかった。
あとがき
ギャグ漫画以上にニヤニヤしちゃう作品が多いです。
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