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ぶっ飛んだ初期設定と真摯なレビューが対極の「ラーメン王子」を読んでみた

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飯テロなんて言葉にもあるように、夜寝る前に漫画を読むことを習慣化している僕のような人間にとって、グルメ漫画との葛藤は避けては通れない試練です。

その中でも特にラーメンを題材にしている漫画。更に言うなら実在しているラーメン屋を取り上げるなんてのは言語道断。食べたすぎるやないかーい!

ということで、今回は実在するラーメン屋のラーメンにスポットを当てているラーメンコメディ「ラーメン王子(全2巻完結済み)」を紹介します。

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作品概要

広告社のプロモーション企画部にて部長を務める京極ヒメコは、フィリピンの無人島でのロケハン中に1人の男と出会う。男の名前は成宮禎王。

成宮は家族旅行中に遭難してしまい、この地に流れ着いたまま10年の月日を過ごしていた。その時、父が大事にしていたという「ラーメン辞典」だけが手元にあったため、それを擦り切れるほど何度も何度も読んだという。おかげでラーメンに対する愛情が、常人のそれとは比較できないくらい大きいものとなっていた。

京極は新商品のカップラーメンを成宮に御馳走し、そのキャッチコピーを相談したところ、成宮がすごい表現力を持っていることに気付く。そして京極は成宮を「ラーメン食べ放題」という条件を付け、自社にヘッドハンティングするのであった。

 

見所をチェック!!

実在するラーメン屋が舞台

本作では「ラーメン図鑑が擦り切れるまで読んで、お店の特徴は理解しているものの、実際にそのお店に入ったことが無い」というラーメン王子が、実際に夢に見ていたラーメンを食す様子を描いた作品なので、図鑑に載るような有名店が舞台となっています。

ラーメン二郎とか麺屋武蔵とかは、地元にない僕も知ってるレベルだし。それ以外にも「名前は聞いたことがある」というラーメン屋さんが多く登場するので、実際に東京近郊にラーメンを食べに行くことがあるという人にとっては、すごく楽しめるんじゃないかと思いますね。

ちなみに作品自体は10年以上前の作品なので、もしかしたら今とはお店のシステムが変わってるってところも多いかも。実際に通ってるようなラーメン好きであれば、そういう変化も楽しめるでしょう。

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ラーメン屋あるある

色んなラーメン屋さんあるあるが織り込まれています。

例えば「その店特有のルールがわからない」とかです。僕は東京の有名ラーメン店に行ったことがないからあまりわからなかったけど、すごい人気店だと「並ぶ場所が決まっている」とか「トッピングの頼み方」とか色々あるらしく、すごく勉強になりました(まぁ行くかどうかは別にして)。

あと人気ラーメン屋さんだと回転率に気を遣うっていうか、ラーメンが届いたら黙って食べろ的な空気があるじゃないですか?そういうラーメン屋さんだとビールとか頼みづらいよね。つーか、店側も置くなよって思うよね、うん。

 

ラーメンの解説は真面目に

漫画の設定自体は「漂流者をヘッドハンティングして、しかもそいつがラーメンを食べ歩きまくる」っていうぶっ飛んだ設定であるにもかかわらず、ラーメンを食べているシーンの解説に関してはすごく真剣に書かれていて、どんなラーメンなのかを想像しやすくなっています。逆に言ったら、夜は絶対に読めない。

最近はアヘ顔描いて「うまーい」って言ってるだけのグルメ漫画が増えてきたと思いませんか?本作も「うまラッ!!」ていうワケのわからない掛け声こそあれど、何がどう美味しいかっていう具体的な食レポをしてくれているので、実際に食べたことがなくても想像しながら楽しめるんですよ。そこは素直に嬉しい。逆に言ったら、夜は絶対に読めない。

 

全編を通しての感想

コメディー要素が非常に強く、ちょっとニタニタさせられてしまうシーンも少なくないのですが、ラーメンの批評に関しては至って真剣に書かれていて、ラーメン愛を感じる作品です。

個人的には、ラーメンを食べてる時の絵のタッチが太くなる瞬間が非常に好きで、例えるならパチスロの押忍番長みたいな感じなんですよね。それで「作者の方は、他にどんな作品を描いているんだろう」と思って、作者の方を調べたら「忘却のサチコ」を描いている作者さんでした。…すっげー驚いた。

この作品は、打ち切りだったのかな?全2巻で急に終わっちゃってて、それこそ家族との再会とかそういう展開にもなると思ってたから、そういう意味でも驚きました。ちなみに毎回取り上げられるお店が変わるオムニバス方式なので、急に終わったという違和感はあんま感じないです。

 

あとがき

これこそ、ラーメン・つけ麺・僕イケメン。

 

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