「今日は死ぬのにもってこいの日」を読んだ感想・レビュー

今日は死ぬのにもってこいの日表紙
Ⓒ今日は死ぬのにもってこいの日

あなたは「もう死んでもいい!」と思った日がありますか?死ぬほど幸せな思いをした時ならそう思えるかもしれませんが、逆に自暴自棄になりすぎても死ぬのにはもってこいだって思うかもしれませんね。

本作は本当なら楽しくなるはずの旅行にて、予期せぬパニックに巻き込まれてしまった大学生たちの姿を描いた作品です。というわけで今回は、リア充たちが巻き込まれていくパニックホラー「 今日は死ぬのにもってこいの日 (全3巻完結済み)」を紹介します。

著:むとうひろし
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今日は死ぬのにもってこいの日のあらすじ

ゆとり世代の『リア充』大学生グループ。“エロい”温泉合宿の夜。2つの要素が絶妙に絡み合った時、とんでもない“異性物(クレイマン)”が出現! 大学生たちは生死を懸けたパニック状態に陥っていく……。

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男女3:3のリア充たちによる合宿中の出来事

今日は死ぬのにもってこいの日1
Ⓒ今日は死ぬのにもってこいの日

青春時代を謳歌したっていう人なら懐かしさを感じる部分があるだろうし、これからそういう時期を迎えるっていう読者なら期待度が増すばかりっていう感じの設定です。

既に付き合っているカップル2組と、これをきっかけにカップルになれるかどうかっていう1組による温泉合宿ってことで、普通にいけば楽しくなること間違いなしの展開と言っていいでしょう。

残念ながら本作ではそういう展開にはならないんだけど、それでもちょっとした羨ましさを感じずにはいられない展開だと思うし、こういうリア充が地獄に落ちるところが見たいっていう人にもおすすめです。

正体不明の生物(クレイマン)とのバトル

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Ⓒ今日は死ぬのにもってこいの日

本作は典型的なパニックホラー作品なんだけど、主人公たちをパニックの渦に巻き込む生物がちょっと特徴的で、クレイマンと呼ばれる謎の生物となっています。イメージ的には「寄生獣」のそれに近いような印象を受けました。

寄生獣を知らない人に対して簡単に説明すると、人間に憑りつくことで意識を乗っ取ったり、憑りついた人間の体を自在に変形させたりすることができる生物みたいな感じです。だから友人に憑りつくようなことがあれば、それは友人なのか敵なのかが正確に判断できないような状態になってしまうので厄介っていうね。

そんな生き物に襲われて女の子たちがいる手前カッコつけたい主人公なんだけど、恐怖感もあって右往左往してしまうという感じがすごくリアルに感じました。最終的に全員が生きたまま温泉旅館を出られるかどうかっていうのは大きな見所だと思います。

リア充らしくエロい展開

今日は死ぬのにもってこいの日3
Ⓒ今日は死ぬのにもってこいの日

リア充の男女が温泉旅館で一夜を過ごすとなれば、それなりの展開があるじゃないですか?もちろん当事者たちはそれを期待してここに来てるわけですが、現実にはクレイマンに追い回されている展開になってしまうので、さぞ後悔しているんだろうなぁって思って読んでたんです。

でも、ある程度やることはやるっていうね。これにはちょっと驚きました。個人的には中学生とか高校生の盛ってる時期でもさすがにこれはないと思ったけど…。このエロ要素を受け入れられるかどうかで本作の評価は大きく分かれると言っても過言ではありません。

しかも本作のそれは割と青年漫画を超えているやつじゃないかと思ったので、ちょっとエロいシーンが好きだというのであれば結構楽しめるのではないかと思います。

今日は死ぬのにもってこいの日 全3巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)

タイトルにある「今日は死ぬのにもってこいの日」っていうのは、元々アメリカ・インディアンの人生哲学が味わえる詩画集のことだそうで、それにインスパイアされた大学生の物語っていう感じです。だからそれとは全く関連がないと言っても差し支えありません。

主人公が大学でそういう研究をしていて、しかもパニックホラーの展開になるからセリフ的にも言いやすいっていうだけだと思われます。これってどうなの?少なくとも何らかの関連性はあった方がいいんじゃないかと思ったけど…。

内容はよくある感じのパニックホラーで、本来ならゾンビみたいなのに追われるような展開が多いところをゾンビじゃなくて謎の生物にしたという感じ。なぜか都合良くショットガンが手に入ったりして応戦したりするけど、相手の不気味さが振り切っているのでここだけならパニックホラー作品としては楽しめるのではないかと。

ただしそんな化け物に襲われながらもイチャイチャし始めたりするので緊張感はあまりないです。あまり見ないシチュエーションでの情事が燃えるという人におすすめ。

あとがき

最後に一発っていう感じでもないのがなぁ。

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