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小説家志望&エリートヤクザの青春逆走クライムサスペンス「僕はどこから」

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初めて本作を読んだ時、率直な感想としては「手動ヘブンズドアー」って感じでした。

ヘブンズドアーっていうのは、ジョジョに出てくる岸部露伴が使うスタンドで、人間を本にすることでこれまでのその人物の経歴とかが全部見れちゃうっていうものです。

そんな能力を持っているからこそ、巻き込まれてしまった事件の様子を描いたのが本作となります。ヤクザとの共闘っていう部分に既視感があるけど、主人公の特殊能力がそれを書き消してると言ってもいいでしょう。

というわけで今回は、小説家志望&エリートヤクザの青春逆走クライムサスペンス「僕はどこから(連載中)」紹介します。

※コミックス1巻のみ、ネタバレがあります。

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作品概要

小説家志望の主人公には、とある特殊能力があった。

それは「文章を書き写すことで、その人に文字の上ではなりきれる」というもの。

本人はこの能力を決して悪用することはなかったが、それに目を付けた男がいた。そしてその男は、かつての同級生であり友人でもあるヤクザである。

4000万円の報酬をチラつかされ、替え玉受験に協力することとなったが、そこには大きな罠が待っていた。

小説家志望&エリートヤクザの青春逆走クライムサスペンスが、今幕を上げる。

 

登場人物

竹内 薫

売れない小説家志望の男で、本作の主人公。若年性アルツハイマー型認知症を患っている母親がおり、母親の入院費用などを稼ぐためにアルバイトなどに明け暮れている。

「誰かの気持ちになって文章を書くことで、その書き手の心情を理解することができる」という特殊能力を持っているが、かつて東野圭吾の気持ちになって書いた小説が「東野圭吾のパクリじゃないか!」とSNSが大炎上した。

 

藤原 智美

若干二十歳にして、とある組の組長まで上り詰めたヤクザ。上納金を評価されて成り上がったようだが、ちょうどいいタイミングで前組長が死んでいるなど、色々と闇が深い。

薫とは同級生で、学生時代に薫の特殊能力によって妹の命を助けてもらったことがある。そして、4000万円の報酬が貰える裏の仕事を持って薫の前に現れた。

 

見所をチェック!!

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主人公は相手の心情を読み取るエキスパート

例えば、誰かが遺書のような物を残していなくなったとします。

本作の主人公は、その遺書を読んで書き写すことで、その遺書を書いた人間がどのような気持ちだったのかを理解できるという能力を持っているんです。

残念ながら、村上春樹の気持ちになって書いた文学作品は「村上春樹の新作か!?」と持ち上げられることはあっても、それが村上春樹本人の物でなければ意味がなく、小説家としては全くと言っていいほど評価されていないっていうね。

正直言って、作風が似てるってだけでそれ相応のクオリティなら、それなりに評価はされると思うんだけど…。まぁそんなことはどうでもいいんです。

文章を読んで理解するのではなく、文章を書き写すことで理解できるとした理由なんかが大きな見所に繋がってるんじゃないかと。

 

替え玉受験が殺人事件のアリバイに

ヤクザのシノギで「とある人物を4000万円で一流大学に合格させる」という依頼がありました。それに対し、書くことでその人物になりきれる能力を持つ主人公が協力するという流れ。

まぁ「替え玉受験よりも4000万円あったら他にいくらでも方法があるんじゃないの?」とか「替え玉って言っても小論文だけかい!」っていう突っ込み所はさて置き、これが壮大なスケールの事件に繋がってしまうとは誰も思わないでしょ。

結論から言うと「替え玉受験をしている間に、本来の受験生の奴が殺人事件を起こす」んですよね。でも、警察の捜査によって「そいつには試験を受けていたというアリバイがある」みたいな感じ。

主人公の能力で筆跡もマネできるっていう点には驚いたけど、もっと驚いたのは主人公が冤罪で捕まっちゃうっていう点ね。

警察の捜査でまさか「替え玉受験の手伝いをしてました」なんて言えないし、言ったとしても信じてもらえるかどうか…。ここからどうやってひっくり返していくのか、今から楽しみです。

 

コミックス1巻を読んだ感想

現時点では何もわからない状況(コナンで言えば、まだ全編のCM前くらいの感じ)ではあるけど、すごくこの先の展開が気になるスタートだと思いました。

例えば、殺人事件についても衝動的なアレじゃなくて「誰か別の人物の陰謀だったんじゃないか?」とか思うわけです。もう最初から殺人事件を起こす気マンマンで、そのためにアリバイ作りで替え玉をしたのかなーとか。

「4000万円でエリートヤクザを失脚させられるなら安いものだ」って考える別のヤクザがいてもおかしくないだろうし…。そういう意味では、物語がどういう方向に転がっていくのかが楽しみですね。

ただし現時点では、今後の展開次第で良作と駄作、どちらにも転ぶ気配はあります。それでも画力が高くて、見開きのページの迫力は、ただ文章を書き写している姿なのにハンパ無い熱量を感じました。

一風変わったサスペンス作品としても、今後の展開にすごく期待しています。

 

あとがき

ゴーストライター待ったなし。

 

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