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心理描写が巧みな「式の前日」の最後の最後に待っているどんでん返しがたまらない

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最近はTwitterで話題になって、一気に人気に火が付くタイプの漫画も珍しくありませんが、その代表的な例と言えばコチラの作品ではないでしょうか。

デビュー作を含む6つのショートストーリーから構成される短編集なのですが、そのクオリティがもうデビュー作とは思えないほど高い。いや、高すぎる。

そりゃTwitterで話題になるわけだ。というわけで今回は「このマンガがすごい!2013」のオンナ編2位に輝いた「式の前日(全1巻完結済み)」を紹介します。

※物語の結末に関するネタバレは配慮して書いたつもりですが、一部にキャプチャ画像を使用しているため、ネタバレを気にされる方はブラウザバック推奨です。

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作品概要

  • 式の前日
  • あずさ2号で再会
  • モノクロ兄妹
  • 10月の箱庭
  • 夢見るかかし
  • それから

本作は穂積氏による短編漫画作品であり、自身初の単行本でもある。

親子や兄弟など身近な存在である家族の、何気ない心情を巧みに表現することで才能を遺憾なく発揮し、新人作品としては異例だが「手並みはもはや職人技である」と評された。

「このマンガがすごい!2013」のオンナ編2位を始め、数々の賞を受賞している。

 

見所をチェック!!

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奇をてらった終わり方をする作品が多い

本作には6つの物語が収録されていますが、淡々と物語が進んでいくように見せかけて、最後の最後に何かが用意されていることが多いです。

最初、事前情報を無しに本作を読んだとき、1番最初の物語が「式の前日」という穂積先生のデビュー作品になってるんだけど、まぁ度肝を抜かれました。

いかに自分が先入観を持って物事を見ているか。それを突き付けられたような気がして、むしろちょっと悔しいくらいの感じになりましたね。これは本当にやられたと思った。

これを最初に読んじゃったせいで、2つ目からの物語は変に構えて読んじゃったんでアレなんだけど、ストーリーで表現される登場人物たちの心情はもちろん、それ以外にも最後に楽しみが用意されているというのは秀逸だと思います。

 

すべての物語が綺麗にまとまっている

作文とかでもそうだけど、長文を描けって言われたらそれはそれで嫌なんだけど、50文字以内で簡潔に述べよって言われても、それはそれで難しいみたいなところあるじゃないですか?漫画も多分一緒だと思うんです。

どんな名作漫画でも収入のためなのか大人の事情なのか何なのか、結論を先延ばししすぎてその場しのぎの延命処置をしたせいで、読者が離れて行ってしまったという作品をいくつも見てきました。

それに引き換え本作は、最初から短いスパンで描かれている物語なので、決まった長さの尺にバッチリ合う起承転結が詰め込まれています。すべてが綺麗にまとまっていて最後にバシーンと決まるので、読んでいて非常に気持ちの良い流れが堪能できるでしょう。

 

全1巻を読んだ感想

まずkindle版のレビューについてですが、思ったより評価は高くありません。というのも「Twitterで絶賛されていたから読んでみたけど、そこまで面白くなかった」という人が一定数いるからだと思われます。

僕としては☆5個付けても良いと思えるほど楽しめました。特に最初の「式の前日」については完全に気を抜いていてやられたし、その次の「あずさ2号で再会」がまた良い話すぎるんですよね。

そのせいもあってか、ちょっと尻すぼみになってしまった感はありました。個人的なことを言うと「順番間違ったんじゃねーの?」って感じ。M-1とかでも「ファイナルでその前のネタやってたら優勝できたよ!」的な場面あるじゃないですか?そんな感じです。

それでもトータル的には大満足の作品と言っていいでしょう。穂積先生の作品では「さよならソルシエ」も読んだんだけど、こちらも全2巻で読みやすい内容なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

あとがき

すごく感慨深い全1巻。

 

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