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冒険の終わりから始まる「葬送のフリーレン」が究極に面白い

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葬送のフリーレン表紙

 

ドラクエなんかだと魔王を倒すことが目標になっていて、魔王を倒した後のエンディングで「その後の世界」がちょっと覗けるって感じじゃないかと思います。でもその後の世界なんて本当に直後の話であって、魔王討伐のパレードやらパーティーの様子が関の山じゃないでしょうか。

本作はマジでその後の世界が堪能できるファンタジーです。勇者が老いた姿に寂しさなんかも覚えつつ、今までになかった漫画ジャンルの扉が開いた音がしました。というわけで今回は、冒険の終わりから始まるファンタジー「葬送のフリーレン(連載中)」を紹介します。

コミックス1巻部分のみ若干のネタバレがあります。

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葬送のフリーレン マンガ概要

魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。

魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--

物語は“冒険の終わり”から始まる。英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!

 

葬送のフリーレンの見所をチェック!!

冒険の終わりから始まる物語

葬送のフリーレン1

 

ロールプレイングゲームをやったことがある人なら、一度は思ったことがあるんじゃないかと思います。「魔王を倒した後の勇者たちってどうしてんの?」と。本作はそんな疑問に終止符を打つかの如く、魔王を倒した後の世界にスポットを当てたファンタジー漫画です。

ちょっと茶化すような感じで言うなら「魔物退治しか能がない連中が生活できるの?」とか「魔王がいなくなってしまったら勇者たちは用済みなんじゃないの?」とか色々出てくるんだけど、本作はそんな感じじゃありません。

まぁ魔王がいなくなってしばらく経てば、世の中は平和ボケしてしまって当然じゃないかと思います。そんな世界を再び旅をするという設定なので、平和になった世界がどのように変わっていくのかっていう部分にも楽しみが感じられるでしょう。

 

主役は勇者一行の魔法使いであるエルフ

葬送のフリーレン2

 

葬送とは、以下のように定義されています。

葬送(そうそう)とは、死者と最後の別れをし、火葬場、墓地に送り出すこと。またそのための儀式。古くは野辺送りとも称した

Wikipedia - 葬送

 

本作の主人公は勇者一行の中にいた魔法使いのエルフ(名前はフリーレン)で、エルフだから人間とは違って寿命が長く、勇者たちが死してもなお旅を続けるというような展開です。この設定と発想が斬新すぎてめちゃくちゃ面白い!

RPGモノだと「かつて勇者Aが魔王を倒したが数百年の時を経て魔王が復活し、勇者Aの血を引く勇者Bが立ち上がった!」みたいな展開はあったけど、勇者たちが隠居した後の話とか勇者たちが死んで間もない世界みたいな部分にスポットが当てられたことって無いと思うんですよね。

勇者も人間(ヒューマン?)って意味では分かっちゃいるけどおじいさんにもなるし、ゆくゆくは死を迎えるわけで、その辺を直視したっていうのは非常に新しい視点だと思います。そしてエルフは寿命が長いっていう、気付きそうで気付かなかった部分も取り入れる柔軟さ。こんなん面白くないわけがないでしょう。

 

ワクワクする一方で寂しさも付きまとう雰囲気

葬送のフリーレン3

 

かつて世界を救った勇者たちが老いていく様子っていうのも寂しい気持ちになるんだけど、例えば「当時は倒せなかった魔物がザコになっている」みたいなシーンもあります。これはロールプレイングゲームで言うところの「強くてニューゲーム」をやった時に感じた気持ちに近いと思いました。

こういうのを見ていると時間の流れってめちゃくちゃ重たいっていうか、優しくもありながら残酷な感じがするんですよね。寂しいというよりは感慨深いっていう表現に近いかもしれません。

異世界漫画なんかだとチート系の能力が持て囃されてたりするけど、本作のそれはチートというよりも自然な経験によるもので嫌味が全くないし、何よりフリーレンの年の功みたいな部分もあって素直に読み進めることができます。

 

葬送のフリーレン コミックス1巻を読んだ感想・レビュー

魔王を倒した後の世界っていうのが今までになかった感じがして面白いです。ギャグ漫画だったら「世界を救った後の勇者が婚活する」っていうテーマの作品があったんだけど、本作は名実ともに旅は続いていくって感じの物語なんでとことんファンタジー。

魔王がいなくなってとて魔物が全滅したということではなく、中には「当時倒せなくて封印した」みたいなやつもいて、そういうのを倒して回ったりしていることからも冒険の続きの様子が楽しめます。

世界観は平和だしファンタジーならではのワクワク感も堪能できるんだけど、どこか哀愁漂うというか物悲しい雰囲気があるのも本作の特徴じゃないかと。控えめに言ってめちゃくちゃ面白いファンタジー漫画です。

 

あとがき

王宮で仕事を斡旋してくれるってことはないか。

 

 

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