僕がこれまでに読んだ、面白い麻雀漫画まとめです。
完結済みの作品はタイトル横に総巻数を記載。
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Contents
麻雀飛龍伝説 天牌
かなり長編になってるけど、本格派の麻雀漫画としては最もオススメしたい作品。
派手な演出にこだわっている麻雀漫画もいいけど、やっぱヒリつくような場の空気が感じられる本作の雰囲気は圧倒的だと思う。
本格派の麻雀漫画が見たいなら、是非ともオススメです。
麻雀覇道伝説 天牌 外伝
上で紹介した天牌のスピンオフで、瞬(本編の主人公)と出会う前の黒沢の姿を描いた作品。
貫禄もあって実力も伴っていることもあり、ハラハラさせられる場面は少ないけど、最強の姿=王道ってことで。
スピンオフとしても長編になっていて、かなり人気のある作品です。本筋の天牌とセットでどうぞ。
ムダヅモ無き改革 プリンセスオブジパング
後述している「ムダヅモ無き改革」の続編というかナンバリングタイトルというか…。
とりあえず主人公が女の子になったってだけで、ブラックジョーク満載の世界観&ギャグとも思えるメチャクチャな展開は、前作の魅力をしっかり引き継いでいます。
トランプやヒラリーなど割とタイムリーな政治家も登場するので、この先どこまで踏み込んだブラックジョークが披露されるのかにも注目(北のあの人とかイジるんだろうか…)。
天 天和通りの快男児(全18巻)
後述している「アカギ 闇に降り立った天才」の原点とも言うべき作品。福本先生は色んなギャンブル漫画を描いてるけど、その中でも本作のクオリティは群を抜いていると思う。
というのも、東西対決とか麻雀好きがワクワクするような演出も用意されているし、ヒリつく感じの演出がメチャクチャ上手い。
後半に至っては哲学っぽいというか、麻雀漫画じゃなくて人間ドラマみたいになるけど、それも含めて最高の作品。僕の中では「麻雀のルールが分からないなら、これを読むために麻雀のルールを勉強しても損はしないんじゃないか?」くらいの感じです。
麻雀好きなら文句なし、ギャンブル好きの人にも文句なしにおすすめできる至高の一作かと。
アカギ 闇に降り立った天才(全36巻)
上で紹介した「天 天和通りの快男児」に登場した赤木しげるが主人公となっているスピンオフ作品。
最初は麻雀初心者だったアカギが鬼のような強さを身に付けていくんだけど、7巻くらいまでは普通の麻雀漫画で、そこからは鷲巣というラスボス戦に突入します。これが30巻を超えても終わらないほど、まぁ長い。
血液を賭けるってペナルティは狂気があって面白かったんだけど、アカギが死なないってわかってるからかなぁ。ある時から「もうよくない?」って思うようになった。序盤はメチャクチャ面白いです。
賭博堕天録カイジ(全13巻)
十七歩という特殊ルールの麻雀を描いた作品。何が特殊かというと、手配は最初に完成させておいて、あとは相手のロン牌を避け続けるというもの。
実はこれ、かつての仲間に「絶対に勝てる勝負」と言われて参戦したという経緯があり、こっちがイカサマをしてるつもりなんだけど、なぜか雲行きが怪しいという展開になってます。
麻雀としての駆け引きはもちろん、イカサマという面での騙し合いも見応えある一作です。ルールがルールなだけに麻雀を知らない人が読んで楽しめるかどうかは微妙だけど、本作のイカサマを逆手に取る流れは秀逸だと思う。
十七歩自体はここから読み始めても楽しめるけど、カイジの性格を理解してこそ楽しめる部分も多いので、できれば黙示録→破壊録→堕天録の順で。
哭きの竜(全5巻)
タイトルの通り、鳴くことで最強を誇っている雀士の物語。役満をいとも簡単にあがる麻雀漫画が多い中、鳴くことで手牌を完成させるプロセスを描いたのは、すごく斬新だと思う。
本作の主人公でもある竜は、ヤクザたちからもその強運を認められていて、ある者は竜を取り込むことでのし上がろうとしたり、ある者は竜を破って流れを引き寄せようとしたり…。
敵だらけの中に身を投じている、男の中の男の姿がまぁカッコイイ。「あンた、背中が煤けてるぜ」とか言ってみたい。
兎 野生の闘牌(全17巻)
「能力系麻雀と言えば?」と言われたら、僕の中では真っ先に思い浮かぶ作品がこれ。
ZOOという代打ち集団を舞台に活躍していく主人公(兎)の姿が描かれているんだけど、ZOOって言うだけあって動物園に由来している登場人物たちが、分かりやすくも面白い。でもヒョウ、キツネあたりは良いとして、園長って嫌だな。
途中から「バトル漫画?」って感じの描写も増えてきて、ダレてきた感が否めないのが残念。最初から最後まで能力系麻雀に徹してくれていたらなぁ…。
哲也 ~雀聖と呼ばれた男~(全41巻)
青年誌などで連載されることが多い麻雀漫画だけど、本作は少年マガジンで連載されていた作品。
特殊能力のようなイカサマを使う色んな玄人と、ひたすら麻雀バトルを展開していくという流れで、最初は負けるけどそこで相手の技を見抜き、再挑戦でリベンジするという流れが多いですね。
派手な技の応酬が魅力で、ゲームになった実績も。ちょっとギャグ入ってるけど、名言も多いし、独特な絵で敬遠してしまうには勿体なさすぎる名作かと。
凍牌 -裏レート麻雀闘牌録-(全12巻)
サブタイトルにもあるように、表世界ではなく裏世界での麻雀を舞台にした漫画。主人公は氷のKという異名をもち、冷たいほど冷静に事を運ぶ雀士という設定。
ヤングチャンピオンで連載されていたってのを知らなければ、普通に少年漫画かと思ってしまう人も多いんじゃないかと思う。役満がデフォ、そして足の指がない状態で対局、挙句の果てに切腹して麻雀を打ったりする始末。
麻雀以外の部分で、あまりにも人間離れしたシーンが続くため、それが受け入れられれば楽しめる作品です。ちなみに全12巻完結なんだけど、物語はそのまま続編へ繋がっていくので注意。
ムダヅモ無き改革(全16巻)
麻雀とギャグが融合した作品。主人公がライオンヘアーでお馴染みの元首相をモチーフにしたキャラということで、各国の首脳会議で麻雀による外交をするという流れです。
かなりブラックユーモアが利いていて、某国のミサイルマン(先代)とか結構笑える。というか、政治家イジりがハンパ無い。
麻雀は麻雀でかなりギャグ要素が強く、ありえない必殺も出てくるのでその辺は見応えあり。牌を指で削って白にしたりするから、もはや笑うしかないです。
ワシズ 閻魔の闘牌(全8巻)
アカギの最大のライバルとして知られる鷲巣が、戦後の日本で大活躍する様子を描いたスピンオフ作品。
ただし描いている人が違うため、いつもの福本作品に見られるような狂気は感じられません。そして駆け引きなどに見応えはなく、鷲巣が強運で勝ち続ける様子が描かれています。
それでも1局1局の対局が「これは戦争か!?」というくらいの雰囲気を纏っていて、これは本作ならではの魅力だと思う。
ワシズ 天下創世闘牌録(全4巻)
前項で紹介した「ワシズ 閻魔の闘牌」の続編。全4巻という、あっという間に終わってしまうボリュームの中にワシズの魅力がたっぷり詰まっています。
麻雀漫画として紹介するには、いささか麻雀部分が少ないような気もするんだけど、前作が好きな人とかアカギ本編が好きな人(後半のダルダル感はさておき)なら楽しめるんじゃないかと。
ナナヲチートイツ(全3巻)
父親とコンビ打ちをしていた主人公が、ある日の対局で父親に裏切られて借金を背負い、そのまま奴隷落ちするというスタートを切る麻雀漫画。
復讐劇ということもあってか、ダークな雰囲気を演出するためのエロい演出が邪魔で、そういうのを麻雀と絡めてくるから中途半端な感じが出ちゃってるのが残念。
それでも絵は綺麗だし、出来れば純粋な麻雀作品が読みたいと思わせてくれるクオリティがあります。あと七緒が可愛い。
あとがき
あんまりアレだと「ご都合主義」って言われちゃうし、麻雀漫画はバランスが難しい。