個人的にめちゃくちゃ好きな漫画です。いくら男性と言えどキツめの下ネタが苦手だって人は少なくないと思うんだけど、ライトな下ネタで笑えないって人はそうそういないんじゃないかと。
特に男性にとっての「あるある」が話題になっているのであれば、もはや鉄板と言っても過言ではありません。本作は男性なら痛いくらい共感できるシーンがたくさん詰まったギャグ漫画です。というわけで今回は、男性読者ならとりあえず読んでほしい「やれたかも委員会(連載中)」を紹介します。
やれたかも委員会 あらすじ
もしもあの時、勇気を出していたら…そんな誰もが心に秘めている忘れられない夜を犠星塾塾長 能島明、ミュージシャン パラディソ、そして財団法人ミックステープ代表 月満子が判定します。「やれたかもしれない夜は人生の宝です。」
Kindle Unlimited登録者なら一部無料で読めます(本記事執筆時点で4巻まで対象です)。
やれたかも委員会の見所をチェック!!
「やれた or やれたとは言えない」を判定
本作の内容は至ってシンプルで、童貞の男性が出てきてこれまでに1番S〇Xに近づいた瞬間のエピソードを語り、それを「やれた」か「やれたとは言えない」で判定してもらうというものです。実に下らないんだけどこれがめちゃくちゃ面白い！
男ってのは勘違いしやすい生き物なので、女の子とちょっと目が合っただけで「もしかして俺のこと…」みたいに思ってしまう痛い奴が少なくありません。そういう勘違い野郎もいれば、女の子の誘いに乗れるほど度胸がなかった逃げ腰野郎もいるわけです。
そういう人たちのエピソードを聞いて、審査員が独自の理論に基づいてやれたかどうかを判定してくれます。やれたと判定された時の名言、そしてやれたとは言えないと判定された時の辛辣な意見、ともにニヤニヤせずにはいられないでしょう。
男なら共感できるシーンが多々
ぶっちゃけ僕自身あんまり恋愛経験は豊富じゃないんだけど、それでも似たような経験をした場面や共感できる場面が非常に多く、少なくとも「想像したことがあるシーン」みたいなもので埋め尽くされていました。
客観的に見ると明らかなチャンスなんだけど、果たしてこの波に乗ってもいいのか。何度かデートを重ねてようやく訪れたビッグウェーブ！でもここで沈んだら今までの努力・時間・積み重ねてきた全てのものがパァという状況で、それでも波に乗れるのかどうかって話です。
朝方まで一緒にいた女の子と飼い犬の話で盛り上がったんなら「犬が見たい」という一言で人生が変わったかもしれません。酔っぱらった女の子をおんぶしている状況で「どこかで休みたい」と言われて、そこで一歩踏み出せる男ばかりではないという1つの事実。
しかも紹介されているエピソードのすべてが「やれなかった」という事実に基づいているので、メシウマ的な要素もありつつ、共感もできるという…。男性読者にとって完全無欠のギャグ漫画と言っても過言ではありません。
審査員の一言が無駄に秀逸すぎる
なんでも審査員が設けられるような場って、自分と違う意見の審査員に対しては良い感情を持ちにくいじゃないですか？M-1なんかを見てても、明らかに自分が面白いと思ったコンビに低い点を付けた審査員は憎く見えてしまうものです。
でも本作においては、どちらの判定を下した審査員も憎くない。これを平和って言うとまた語弊があるんですが、審査員の一言がとにかく神がかってるんですよね。
やれたかもエピソードで共感＆ニヤニヤさせられて、自分なりに「やれた or やれたとは言えない」を判定し、審査員の結果を仰ぐ…。例え自分の意見と違う判決が出ても笑えるっていうのは凄いことです。特に「やれた」という判定が下された後の審査員の一言は、同じような境遇の男性読者に勇気と希望を与えてくれるはず。
やれたかも委員会 1巻を読んだ感想・レビュー(ネタバレなし)
僕はそこまで下ネタが得意な方じゃないし、友達同士でバカ話をしていても自分から下ネタを話すということはありません。そんな僕が読んでもめちゃくちゃ面白いギャグ漫画です。大袈裟でも何でもなく、めちゃくちゃ面白い。
仮にウチの親父の葬式だったとしても、脳裏に本作のエピソードが流れてきたとしたらたぶん笑わずにはいられないと思います。泣きながらも笑うのを止められないと思います。どんなに嫌なことがあっても本作を読んで笑いを我慢できる気がしないです。
ギャグ漫画が好きな人、漫画を読んでニヤニヤしたい人、童貞男子…というか全ての男子に読んでほしいと思ってます。特にKindle Unlimited登録者なら一部が無料で楽しめるので、この機会にどうぞ。
あとがき
「やれたかもしれない夜」は人生の宝です。
