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最初は「スクール水着の女子を推してくる」っていう雰囲気があまり得意ではなくてスルーしていました。で、ある時。作者の田中靖規氏が「僕のヒーローアカデミアで知られる堀越耕平氏の師匠的な存在だった」ということを知って、ちょっと読んでみたくなったんですよね。
ライトなエロ要素あたりがあまり得意じゃない僕としては、最初は「ん?」って思ったけど、肝心の内容はメチャクチャ面白い…。サスペンス好き、ミステリー好きにはたまらない作風と言っていいでしょう。というわけで今回は、ひと夏の離島サスペンス「サマータイムレンダ(全13巻完結済み)」を紹介します。
※なるべくネタバレには配慮しますが、コミックス1巻の簡単なネタバレを含みます。
サマータイムレンダ あらすじ
物語の舞台は7月22日。幼馴染の訃報を受け、実家のある和歌山県の離島に帰ってきた主人公。2年ぶりに故郷に帰ってきたわけだが、これから不可解な事件・現象に巻き込まれていくこととなる。
海で溺れそうになっていた少女を助けようとして、事故で命を落としたとされている幼馴染であったが、検死の結果「他殺の可能性がある」ということが分かった。そして色々と調べていくと影の病と呼ばれる1つの迷信のようなもの、風土病へと行きつく。
そして影の真相へと迫りそうになった瞬間、主人公はあっけなく命を落とした。そして目覚めると、もう一度7月22日からリスタートするのである。
サマータイムレンダの見所をチェック!!
離島のローカルな雰囲気が最高
離島サスペンスということで、所々に離島の田舎っぽい感じやローカル感が溢れています。僕は普段住んでるとこも田舎だけど、夏休みには更に田舎のおばあちゃん家に遊びに行ってた記憶があるから、こういう懐かしい空気感は大好き。
家屋の瓦屋根の感じとか神社の雰囲気、個人商店なんかの田舎っぽさがしっかりと表現されていて、僕のような読者からすると「カラーで見える」って言っても過言じゃないくらい、懐かしさを刺激されますね。
ゲームアプリなんかでも懐かしさに焦点を合わせたノスタルジーゲーがあるじゃないですか?夏休みものとか縁日ものとか。そういうのに心が躍るという人なら間違いなく鉄板。
死んだらやり直すことで徐々に真相に迫る
サスペンス作品は第一分岐として「リアルかリアルじゃないか」で大きく分かれると思います。本作は明らかに後者で、村にある伝説というか風土病にスポットが当てられている他、恐らく幼馴染を殺したであろう存在に主人公も命を狙われるという展開です。
そして命を落とすと再び帰省初日からの強くてニューゲームという感じ。誰がどこでどのような行動をするかという情報を記憶に残したまま、立ち回ることができるようになっています。
これが一種のノベルゲーというかアドベンチャーゲームに近い要素もあり、試行錯誤する楽しみを知っている読者にとってはたまりません。少しずつ真相に近付いていく感じも面白いです。
複雑に張り巡らされた伏線
この手の漫画の面白い部分は、繰り返し読むことで面白くなっていくスルメ的な要素があるという部分です。サスペンスとかミステリー作品って、犯人とかトリックが分かっちゃうと一気にその価値がゼロになってしまうと感じる人も多いはず。
僕は全然平気で「犯人が分かってもプロセスを楽しめる人種」なんだけど、本作のようにタイムリープという概念があると、もう一度最初から読んだ時に新たな発見に気付くことがあります。「あー、これ伏線だったんだぁ」と気付いた時、結構してやられたって感じになって思わず笑みがこぼれてしまうでしょう。
サマータイムレンダ コミックス1巻を読んだ感想・レビュー
エロ要素は嫌いじゃないんだけど、少年漫画らしいライトなエロ描写って特徴があるじゃないですか?なんて言うのかな、僕には「わざとらしい」って映ってるんだけど…。最初はそれが原因で読まず嫌いだったのが、今では夢中になって読んでます(もちろん単行本単位でだけどね)。
とりあえずスクール水着やら浴衣やらセーラー服やらパンチラやらの少年心を掴む要素は押さえつつ、そこだけで支持されているような漫画ではないということだけ言っておきます。内容も展開が遅いと感じることはあるけどしっかりと考えられていると思うし、読み応えも抜群です。今から結末が楽しみでしょうがないという気持ちもあります。
離島のノスタルジーな感じも秀逸に再現されていて、夏ならではの怪談のような感じで楽しめるんじゃないかと。サスペンス作品、タイムリープ系の概念が好きな人におすすめです。
あとがき
サマータイムレンダって打つと、サマータイム連打に変換されるやつ、まじ勘弁。
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